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ミステリの祭典

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マニアさんの登録情報
平均点:6.04点 書評数:169件

プロフィール| 書評

No.49 6点 インシテミル
米澤穂信
(2007/12/31 02:53登録)
かなり強引なクローズド・サークルもの。様々な工夫を凝らした設定はなかなか。バトロワ、クリムゾンの迷宮、「そして誰もいなくなった」などの本格ミステリを合わせた感じ。皆殺しの恐怖も感じられて面白かった。

犯人の動機と第一犠牲者の設定には納得できないものが残るのが不満。


No.48 7点 クリムゾンの迷宮
貴志祐介
(2007/12/31 02:44登録)
サバイバルゲームものの傑作でしょう。食人鬼こえーー><

火星?謎の荒野でのサバイバルレース。1人また1人と脱落していくライバルたち!最後まで緊張の連続で手に汗握る展開はとても恐しく、また楽しめた。ただ、どう割り切ろうと思っても、ラストは締めてほしかったかな。

バングル・バングル行ってみたい。


No.47 4点 最後のディナー
島田荘司
(2007/12/30 18:22登録)
石岡ファン垂涎の作品!
ファンじゃなければどうでもいい作品!


No.46 7点 龍臥亭幻想
島田荘司
(2007/12/30 18:19登録)
山奥の美しい白雪と、血なまぐさい本格のコントラストを堪能させてくれる島田ワールドを味わえる。
謎、謎、謎、のオンパレードとそれが全て奇麗にまとまる論理の展開は圧巻。ホロリとくるラストも好き。

残念な所は、石岡が全く成長していないところ、御手洗と吉敷の出番がほとんど無いところかな。


No.45 6点 上高地の切り裂きジャック
島田荘司
(2007/12/30 18:16登録)
表題作「上高地の切り裂きジャック」は、遺体のグロさから単なる猟奇殺人にしか見えなかったが、それらを全て論理的に解き明かす術は流石。トリックは多少強引だけど、「山手の幽霊」は御手洗がまだ日本にいる頃の話で、懐かしさが良かった。

まぁ、両作とも相変わらず偶然に頼り気味な驚天動地ものだけど。


No.44 5点 セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴
島田荘司
(2007/12/30 18:10登録)
印象の薄い作品。
御手洗の優しさあふれる作品だったかな。


No.43 6点 ロシア幽霊軍艦事件
島田荘司
(2007/12/30 18:09登録)
びっくりするような殺人事件やトリックはないけど、帝政ロシアの最期やロシア革命時のアナスタシアの悲劇など味わい深かった。
自分もこの小説を通じて、歴史上もっともミステリアスな女性の一人であるアナスタシアに興味を抱いた。


No.42 6点 Pの密室
島田荘司
(2007/12/30 18:03登録)
御手洗天才すぎ(笑)小学生で因数分解して、Pの密室の数学トリックもあっさり解いてしまうとは。有り得ないでしょう!!
鈴蘭事件で御手洗の女性不信の原因が描かれている。内容は至って普通。

まぁ、それでも御手洗シリーズが好きなのでそれなりに楽しめたかな。


No.41 5点 御手洗潔のメロディ
島田荘司
(2007/12/30 17:59登録)
シリーズファンにはいいかもね。「SIVAD SELIM」とか・・・。

全体的に小粒な感じ。


No.40 9点 龍臥亭事件
島田荘司
(2007/12/30 17:57登録)
全編に行き渡る都井睦夫の影と謎、そこから醸し出される闇のような雰囲気を十二分に堪能できた。結局石岡は御手洗がいないと何もできないんだと実感。最後の電車の中で涙を流す石岡には胸を打たれたが・・・。

トリックとそれに関する伏線は立派。昭和初期の犯罪の、当時の世相故の陰鬱さが現代に蘇るという視点も面白い。
御手洗ホラーミステリの傑作!!


No.39 5点 アトポス
島田荘司
(2007/12/30 16:06登録)
長い!長すぎる!!御手洗の登場を今か今かと待っていた。

エリザベート・バートリー、アトポスの意味などの小噺は充実してたかな。追いつめられていくレオナの緊張感も良かった。
犯人は途中で目星がついてしまった。


No.38 6点 眩暈
島田荘司
(2007/12/30 16:03登録)
冒頭の手記は確かに眩暈を起こさせるようなカオスな内容で面白い。その謎解きをするために、インドネシアに行ったり、北海道に行ったりと奔走する流れも好き。

トリックも結構大掛かりで、すっきり解決するにはするんだけど、いまいち印象に残らない。


No.37 6点 水晶のピラミッド
島田荘司
(2007/12/30 15:58登録)
サイド・エピソードって必要?あれで無駄に冗長になってるような気が・・・。

ビッグになったレオナの健気な捜査依頼、御手洗は鬱で絶不調、石岡脳の退化現象とどうなる事かと思ったら、相変わらずの大胆なトリックと推理、犯人をけむに巻く御手洗のペテンが冴え、納得の出来。


No.36 7点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2007/12/30 15:52登録)
ホラー要素が若干高め、その分御手洗シリーズでもおどろおどろしさが強い作品。

理解不能な謎を解くために、イギリス~スコットランドにいきなり行ったりと、御手洗の破天荒ぶりも健在で飽きずに楽しく読めた!真相はおぞましさのあまり戦慄必至?

トリックはまたしても偶然に頼ったバカミス寸前だが、こうでなくては島田作品ではない!!面白かった!


No.35 5点 御手洗潔のダンス
島田荘司
(2007/12/30 15:49登録)
「ある騎士の物語」は良かった。切ない。
個人的には「舞踏病」のカオスっぷりも好き。


No.34 8点 異邦の騎士
島田荘司
(2007/12/30 15:47登録)
とにかく、胸を打つ作品。真相が明らかになった時の戦慄と感動と言ったら・・・。

何より「これは砂糖です!」に笑わされ、「君、僕だって一人ぼっちだ」に泣かされて。
本当に御手洗&石岡コンビのファンになった作品。文句なく傑作!!


No.33 6点 御手洗潔の挨拶
島田荘司
(2007/12/30 15:44登録)
「数字錠」は傑作だね。個人的には感動系ミステリの金字塔。

個人的には「紫電改研究保存会」みたいな小噺的作品も好き。


No.32 6点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2007/12/30 15:40登録)
トリックは大掛かり&実現微妙。だが、「本格はこれでいい!」という勢いにも似た説得力が作品から伝わってくる。エキセントリックな御手洗潔のキャラクターの成せる技か?

ミステリとして十分楽しめた。バカミス大歓迎(笑)


No.31 8点 占星術殺人事件
島田荘司
(2007/12/30 15:37登録)
本格の王道を突き進む名作の看板に偽りなし。

日本ミステリ史に燦然と輝くトリックの出来は説明不要!!
今となっては、この頃の御手洗は若くて勢いがあったなと哀愁も感じる。石岡の見当はずれな行動も笑いを誘う。

序盤は動きが少なくて退屈だが、後半の怒涛の展開のためにNO!断念!


No.30 8点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2007/12/30 15:31登録)
「やられた・・・。」この一言。

極端なエログロ風味満載で、胸と胃をキリキリ、ムカムカさせて読んでいたが、最後の最後に快感を与えてくれた。
描写がアレなので人にはあまり薦めようと思わないが、傑作。

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