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ミステリの祭典

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最後のディナー
御手洗潔シリーズ

作家 島田荘司
出版日1999年11月
平均点5.05点
書評数20人

No.20 5点 まさむね
(2024/06/07 21:13登録)
 石岡ファン(と犬坊里美ファン)のための短編集と言ってよいのではないかな。スウェーデンにいる御手洗は、②と③に電話出演するのみです。
①里美上京:里美が横浜の女子大に転入してきた…という近況報告。ミステリ度はゼロ。
②大根奇聞:この短編集の中ではベスト。あくまでもこの短編集の中では。
③最後のディナー:読み物として悪くはないが…。でも、石岡の情けなさぶりは素敵すぎてグッとくる。

No.19 4点 ボナンザ
(2021/02/20 14:25登録)
龍臥亭の成長も結局元の木阿弥状態で、一瞬で御手洗に解決してもらうなんとも頼りない石岡君の近況。異邦の騎士が好きな人にはたまらない内容だと思う。

No.18 4点 TON2
(2012/11/05 21:34登録)
御手洗潔の相棒の石岡と龍臥亭事件で知り合った犬坊里美の2人が狂言回しです。天才、奇人で唐突な御手洗が出てこないことで、物語に味わいが出て面白くなっていると思います。
「大根奇聞」は、少々無理のある話。「最後のディナー」は、落剝した男の最後の生き方を描いて、しみじみとしています。

No.17 5点 yoneppi
(2012/08/28 21:56登録)
石岡の駄目っぷりは嫌いではない。御手洗の瞬殺も嫌いではない。

No.16 5点 seiryuu
(2010/07/16 17:33登録)
「異邦の騎士」と「龍臥亭事件」のおまけ的な本。
「大根奇聞」 これが一番よかった。
「最後のディナー」相変わらず石岡君ダメダメで、だけどそんな彼目線だから何かが伝えられるのかもと思えた作品。
私は石岡君より御手洗ファンだけど この作品の石岡君は好き。

No.15 4点 E-BANKER
(2009/12/01 22:27登録)
石岡和己と犬坊里美を主役に据えた短編集。
正直なところ、本作はミステリーではなく「ちょっといい話」的な”読み物”というだけの印象。
「龍臥亭事件」からの流れを知っている読者にとっては、2人のその後的な競演は楽しい演出かもしれませんが、それだけと言ってしまえばそれまででしょう。
ただ、これからのクリスマスシーズンにはぴったりかもしれません。心が温まります。
「大根奇聞」はよく分かりません。面白くないことはないですけど・・・

No.14 7点 E
(2009/11/27 23:05登録)
御手洗シリーズとして普通に楽しめました。石岡君主体です。
「大根奇聞」は驚き。そんな事ってあるんですねぇ。

No.13 2点 こう
(2009/10/18 04:26登録)
 これを読んでいた頃はまだリアルタイムで購入していましたがシリーズキャラクターに愛着がない読者には全く面白みを感じない作品だと思います。「大根奇聞」だけでは到底元がとれないと思った作品でした。

No.12 5点 測量ボ-イ
(2009/06/10 20:05登録)
(ネタばれ有!)
これは推理小説ではなく、ただの読み物って感じでした。
という訳でこの点数も個人的にはいた仕方なしかと。

「大根奇聞」のオチで太平洋側に雪が降るパタ-ンの気圧
配置に矛盾がある(微妙に違う)と思っているのは僕だけ
でしょうか?気象に詳しい方、どなたか教えて下さい。

No.11 5点 あい
(2008/03/25 15:30登録)
悪くない作品も多々あるが、基本的にキャラに頼りすぎ

No.10 3点 白い風
(2008/03/05 20:45登録)
偶然図書館で手にして読んだんだけど、前後の関係が分からなかった。
単独で読むと楽しめないと思う。
これって推理小説?恋愛小説?
ミステリと思えないのでスミマセンがこの点数にしちゃいました。

No.9 4点 マニア
(2007/12/30 18:22登録)
石岡ファン垂涎の作品!
ファンじゃなければどうでもいい作品!

No.8 4点 Tetchy
(2007/11/28 01:30登録)
この時既に石岡くんはいい年だっただろうに、かなり落ち着きがないですな。
里美に翻弄されるなよ、いい年して!と思いながら読んでました。
『Pの密室』の後に読んで幼稚園時代の御手洗のスーパーマンぶりに辟易していたところに石岡君からの電話ですぐに真相を解き明かすシーンも逆にその反感を助長してしまい、私の中ではあまり評価が高くありません。

No.7 6点 姑獲鳥
(2007/08/04 02:00登録)
大根奇聞などはとても面白かったのですが、その他の里美と石岡君のやり取りがうざいです。最近の石岡君はとても厭です。里美の喋り方もカチンときます。島田先生の女子高生のイメージが里美なのでしょうか。だとしたら悲しいです…

No.6 9点 野間
(2007/06/19 01:04登録)
御手洗ファンにはお勧めできない作品。
と思いながら此処の観想を見ているとやっぱり石岡ファンと御手洗ファンによって点数が違う様子が見て取れる。
個人的には御手洗の奇行も好きだが石岡君の御手洗への愛情を見るごとに石岡君のファンになってゆく。
御手洗よりも石岡君が好きならば読めます。
逆は無理ですね。御手洗ファンの人を考慮して-1点とします。
他は10点です。

No.5 7点
(2004/07/15 22:32登録)
私は石岡君好きだからいいんだけど…そうじゃない人にはかなり辛いのでは。

No.4 2点 さくら
(2004/03/09 23:22登録)
何故ここまで石岡の心理描写をするのか?正直途中で挫折しかけた。大根の方はまだ読めたけど、御手洗ファンにとって最後のディナーは最高の詐欺作品だ(怒)

No.3 7点 しの
(2003/04/09 22:32登録)
推理小説という印象はあまりなかったです。本の裏のあらすじから、英会話で会った男性をめぐる話だと思ったのですが、後半まで彼が登場する気配はなく前半部分は普通の小説のようで「あれぇ?」という感じでしたが、ほのぼのした雰囲気で楽しめました。大根奇聞はなぜかやたら感動してしまい「なんて良い話なんだぁ!」と一人号泣してました。島田氏が作った話ではないんですが…。島田氏の作品はこれが初めてで御手洗シリーズというのがあることも初めて知りました。この作品で彼は主人公との電話での会話や主人公が彼を回想している場面でしか出てきませんでしたがそれだけですごく気になる存在になりました。派手な作品ではありませんでしたが島田荘司の作品を読み始める良いきっかけになったと思います。

No.2 7点 テツロー
(2003/03/29 00:41登録)
 こういうインターネットの感想文書き込みサイトに書くようになってから気付いたのだけど、どうも僕は、ミタライアンではなくカズミストだったようだ。今まで自覚は無かったんだが。表題作における石岡君の行動・心情描写など、腹を抱えて笑いながら読んだ。
 ミステリとしては、表題作は殺人の謎より、大田原氏の行動の理由を探るという、日常の謎の方をメインと見たらまあまあか……
 「大根奇聞」の方は、実際に昔、TVアニメの「まんが日本昔話」で見たことある話だった。落ちがオリジナルの民話と比べて、シュールさが失われて地に足の付いた話になってしまってる。まあ、ミステリとしての謎の提示のくだりは良かったと思うが。
 全体的に島田荘司の文章は、会話文が不自然でなくって、読みやすいと思う。ただやはり、ミステリとしての評価は高くはならないか!?

No.1 6点 Nakatz
(2001/08/11 23:54登録)
龍臥亭と同様に、ここでも御手洗は不在(ちょっとだけ登場しますが)。御手洗ファンに
とってはそれが残念。事件も、これまでのシリーズに比べてシンプル過ぎる印象を
受けました。ただ、さくっと読むにはちょうど良い短編集と言えましょう。

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