home

ミステリの祭典

login
あいさんの登録情報
平均点:6.98点 書評数:169件

プロフィール| 書評

No.169 8点 ミス・オイスター・ブラウンの犯罪
ピーター・ラヴゼイ
(2025/07/16 03:51登録)
ラヴゼイの短編集はショートストーリー型がほとんどで分かりやすく言えばオー・ヘンリー型だ。ただそこにはサスペンスや、イギリス人らしいブラックユーモアもあってダールの様な匂いもする。あと、非常に語りがうまい作家だと思う。


No.168 8点 死人の鏡
アガサ・クリスティー
(2025/07/16 03:47登録)
表題作は読んだとき笑ってしまった。扉を閉めなかったという違和感があるが、真相の意外性には驚いた。うまい配置だね。


No.167 10点 怪人ホー・ホーホ博士
ロス・H・スペンサー
(2025/07/16 03:42登録)
チャンス・パーデューシリーズの最終巻です。ブローディガンの文体で書かれたカーターブラウンと評されましたが、私の感想は少し違います。カーターブラウンの作品はストーリーはしっかりしていて、表現にジョークが混じっているのです。しかし、スペンサーの方はストーリーから地の文からセリフまですべてジョークなのです。それに、ウィットよりナンセンスの方を向いているという違いもあります。私の最も愛する作品です。ただ、ミステリではありません。


No.166 10点 哀愁のストレンジャー・シティ
ロス・H・スペンサー
(2023/04/25 22:43登録)
このシリーズはスパイ小説のパロディとして書かれていて、ミステリのジャンルにまたがったコミックノヴェルです。凄くナンセンスでウィットに富む作品で大好きです。まぁミステリではないですけどね。


No.165 9点 ブラウン神父の知恵
G・K・チェスタトン
(2023/04/25 22:26登録)
凄い作品だと思う。特にペンドラゴン一族の滅亡は下手すれば馬鹿話になる様な話だけど、ちゃんとまとまって一流のミステリになっている。チェスタトンは哲学とか宗教の要素が入ってくるので読みづらいけどトリックメーカーとしてミステリ界でも随一だと思う。


No.164 5点 暗い鏡の中に
ヘレン・マクロイ
(2017/06/07 13:37登録)
ストーリーは面白かった。ただ謎の真相があまりにそのままだったのでがっかりした。


No.163 6点 伯母殺人事件
リチャード・ハル
(2017/05/07 00:56登録)
ラストの展開は想像できたためあまり驚かなかった。事件部分が長すぎるため緊張感が続かなくて中だるみしてしまった。


No.162 9点 ジェゼベルの死
クリスチアナ・ブランド
(2016/03/01 01:12登録)
何回も覆される推理が面白かった。特に最後の急展開はすごい迫力だったと思う。トリックもよく考えられていて感心した。


No.161 7点 捕虜収容所の死
マイケル・ギルバート
(2013/11/17 20:38登録)
メインストーリーの脱出劇は緊迫感のある面白いものだった。ミステリとしてフーダニット2つは何かすごいわけではないが、終わり方も含め良く考えられている作品。


No.160 5点 乱鴉の島
有栖川有栖
(2013/05/16 02:20登録)
これぞ本格という作品ではあるが、島に集まっている人々の謎にはあまり驚けなかったし、犯人を追いつめるロジックは正直微妙で納得出来ずじまいだった。


No.159 5点 ゴールド1 密室
ハーバート・レズニコウ
(2013/04/30 02:33登録)
個人的には夫婦のやりとりは悪くなかったが、肝心のトリックが拍子抜けだった。ある意味もっとも現実的な解決かもしれないが・・・


No.158 6点 白い兎が逃げる
有栖川有栖
(2013/04/21 00:13登録)
どの作品もインパクトは強くなかったものの、しっかりまとまっていて良かった。個人的には地下室の処刑が面白かった。


No.157 6点 予告殺人
アガサ・クリスティー
(2013/04/20 01:28登録)
最初の殺人は状況や不可解さ、予告殺人など様々な要素が混ざり合って魅力的だったが第二、第三の殺人などは雑な感じがして、流してしまう様な感じだった。しかしマーガトロイドの口走った事からの推理はとても面白いなと感じた。


No.156 8点 レーン最後の事件
エラリイ・クイーン
(2013/04/17 06:23登録)
終盤の推理は鮮やかだなと感じた。作者としてはこの結末は前から考えていたものかもしれないが、動機など少し弱い感じもして強引な部分があったかなと思った。しかしながら犯人と最後の結末は衝撃的。


No.155 7点 まっ白な嘘
フレドリック・ブラウン
(2013/04/15 22:56登録)
たくさんの種類の違う物語が収録されていて、面白かった。個人的には笑う肉屋がベスト。最後のうしろを見るなは現実性は無いが、夜一人で読んでると少し怖いかも。


No.154 9点 スカイジャック
トニー・ケンリック
(2013/04/12 10:40登録)
ジャンボ旅客機とその乗客の消失という事件の謎は非常に魅力的でまた所々にちりばめられたユーモアも悪くない。事件のトリックは多少疑問点は残るが、謎の大きさから考えれば十分だと思えた。


No.153 7点 白昼の悪魔
アガサ・クリスティー
(2013/04/09 05:18登録)
事件の起こる島の絵が物凄く簡単で笑えた。トリックはすぐに分ったが、全体的にまとまっていて良かった


No.152 7点 帽子収集狂事件
ジョン・ディクスン・カー
(2013/04/06 18:15登録)
提出された謎が非常に魅力的なカーの作品は、解決でその対価を払う様にご都合主義と揶揄される事も多いが本作は不可能犯罪などのいつもの作風とは一風変わっているものの、多分に漏れず帽子の謎は非常に魅力的であったが、解決が現実的であった事に驚かされた。殺人の方のトリックはありきたりだが、うまく目がいかない様にしてあった。しかしロンドン塔の平面図が分かりずらくて物語に入り込みにくいのが難点だった。


No.151 8点 興奮
ディック・フランシス
(2013/04/05 04:17登録)
とてもスリリングな物語でまったく飽きなかった。ミステリの謎としてはすごいとは思わなかったが、アイディアが面白いと思った。


No.150 8点 五番目のコード
D・M・ディヴァイン
(2013/04/03 10:27登録)
プロットが素晴らしく巧みな人物描写で、非常に読みやすかった。ミステリとしてはありがちな仕掛けだが、ミスリードを誘う作者の手腕はさすがだった。

169中の書評を表示しています 1 - 20