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ミステリの祭典

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セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴
御手洗潔シリーズ

作家 島田荘司
出版日2002年12月
平均点5.94点
書評数18人

No.18 5点 nukkam
(2023/08/05 01:23登録)
(ネタバレなしです) 2002年発表の御手洗潔シリーズ第10作の本格派推理小説で、作中時代は1982年秋となっていて「占星術殺人事件」(1981年)からそれほど時間が経過していないことが語られます。少し奇妙だがそれだけにしか思えない体験談を聞いた御手洗が「これは大事件ですよ」と主張する冒頭は、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ某作品を連想しました。そこから御手洗の推理がどんどん発展して思わぬ事件を掘り当てる展開には淀みがありません。しかし犯人逮捕後の後半の謎解きは物語のテンポが大きくスローダウンして冗長さを感じます。新潮文庫版で250ページ程度の短めの長編ですが、もっとコンパクトにまとめて中短編作品に仕立てた方がよかったのではと思える内容でした。なお本書での重要なキーアイテムにまつわる秘密が語られる短編「シアルヴィ館のクリスマス」が一緒に収められていますが角川文庫版では本書の前に、新潮文庫版では本書の後に置かれています。

No.17 3点 ボナンザ
(2021/06/25 21:57登録)
相変わらず島田の描く嫌なキャラと嫌味な御手洗の対比が鼻につく以外は特筆すべき点のない一作。

No.16 4点 蟷螂の斧
(2018/05/19 18:19登録)
殺人事件もなく、ファンタジー風な物語。よって、ミステリー度からはこの評価。「シアルヴィ館のクリスマス」が大人向けで、「セント・ニコラスのダイヤモンドの靴」が子供向け?で何となくアンバランスな感じがしました。

No.15 3点 TON2
(2012/12/19 20:55登録)
角川文庫
 占星術殺人事件直後で、横浜馬車道に石岡あともに住み始めた頃の話です。
 明治の元勲榎本武揚がロシア皇帝から贈られたというダイアモンドの靴が狂言回しです。しかし、トリックがイマイチで、かつその暴き方があざといので、面白いとは感じませんでした。
 

No.14 6点 yoneppi
(2011/12/16 19:58登録)
大掛かりなトリックはないけれど心温まる良作。もうすぐクリスマスのこの時期にピッタリ。

No.13 5点 E-BANKER
(2010/09/25 21:51登録)
御手洗潔シリーズ。
時代設定が「占星術殺人事件」直後ということで、御手洗-石岡の名コンビが堪能できる作品。
①「シアルヴィ館のクリスマス」=本題に入る前の単なる導入部的内容。
②「セント・ニコラスのダイヤモンドの靴」=セント・ニコラスとはロシア語でいう「サンタクロース」のこと。帝政ロシア時代の女帝エカテリーナⅡ世ゆかりの名品、ダイヤモンドの靴をめぐる誘拐事件の謎を、御手洗が例のごとく神がかり的に解き明かしていきます。
この作品、確かに、初期の名作「数字錠」を思い出させるような心暖まる話。ただ、ミステリーとしての評価はこんなもんですかねぇ・・・
それにしても、エカテリーナⅡ世ってそんな人だったんですかぁ・・・何となく納得。

No.12 6点 seiryuu
(2010/07/16 17:28登録)
トリックにインパクトはないけれど”セント・ニコラスのダイヤモンドの靴”の雰囲気を大事にしているところと
御手洗の少女に対するやさしさを感じられるところがいい。

No.11 6点 測量ボ-イ
(2010/03/17 20:10登録)
今世紀に入ってからの氏の作品にしては良い部類かも。
少なくとも、無駄に長くない点は好感持てます。

No.10 8点 E
(2009/12/12 00:00登録)
やはり二人揃うと面白いなぁ。
何気ない行動から深い謎が解けていきましたね。とても想像できるものではないのが、島田ミステリーです!

No.9 7点 あい
(2009/01/20 13:49登録)
事件と関係ない長い話がほとんどなくて、面白かった

No.8 8点 あやりんこ
(2008/06/21 16:07登録)
数字錠を思い出しました。
御手洗さん優しいなあ。
クリスマスにもう一回読み返してみたいと思います。

No.7 7点 おしょわ
(2008/01/28 21:49登録)
やさしい御手洗に会えます。

No.6 5点 マニア
(2007/12/30 18:10登録)
印象の薄い作品。
御手洗の優しさあふれる作品だったかな。

No.5 6点 シーマスター
(2007/12/21 22:19登録)
長ーいプロローグは必要あったかな?(このシーズンにマッチした雰囲気なので個人的には割りと好きだけど)
本編の取っ掛かりも、事件の展開も全体的に不自然でギクシャクした感じが否めない。

この作品の輝きは唯一つ・・・不幸の風雨に晒されながら純心に健気に生きる女の子と、彼女に向かう御手洗潔の慈しみ・・・これに尽きるでしょう。

島荘から御手洗ファンと子供好きのミステリーファンへのクリスマス・プレゼントですね。

No.4 7点 Tetchy
(2007/12/01 18:39登録)
ミステリ初心者にうってつけの作品では?
余分なエピソードがない、純粋に事件のみを扱った御手洗物で、長さもちょうどいいし。

No.3 9点 姑獲鳥
(2007/08/04 01:43登録)
私的にはとても満足のいく作品でした。御手洗さんの優しさにも感動しました。

No.2 5点 あははw
(2005/02/20 18:59登録)
カバーかよ!  
まぁ楽しめたって感じです

No.1 7点 ぺろ
(2003/08/05 20:46登録)
カバーがかっこいい

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