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ミステリの祭典

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龍臥亭幻想
御手洗潔&吉敷竹史シリーズ(?)

作家 島田荘司
出版日2004年10月
平均点6.64点
書評数11人

No.11 5点 ボナンザ
(2021/06/13 12:12登録)
石岡の復調ぶりがうかがえる続編。異邦の騎士風味ではあるが、最後の手紙なんかは星占術を彷彿とさせるものもある。

No.10 8点 yoneppi
(2014/02/28 21:56登録)
前半はちょっとあれだったけどさすが島田先生。強引なとんでもトリックと「奇想、天を動かす」を思わせる凄まじいラストに脱帽。

No.9 4点 TON2
(2012/12/09 19:00登録)
KAPPANOVELS
 「龍臥亭事件」の後日談です。「事件」の方は津山36人殺しがベースになって面白かったですが、今度は「森孝(しんこう)伝説」なるものが語られます。しかし、この伝説がとってつけたような感じで、よく分かりませんでした。
 この作品は、作者の生んだ二大探偵、御手洗潔と吉敷竹史がクロスオーバーする部分がウリですが、これしか見せ場がないのかと感じました。

No.8 7点 makomako
(2011/07/10 14:35登録)
初めの部分は物語の伸展が話し言葉でつづられてしかも岡山ベンなので多少読みにくい。まあすごい話ではありました。トリックも強烈で犯人も意外なと本格物としてすばらしいのですが、残念ながらこのトリックは成り立たないことが職業柄分かってしまい多少興ざめ。

No.7 8点 minii
(2011/01/20 23:23登録)
現代なのに、ぐっと昔にトリップさせられるような世界に引き込まれ、一気に読めました。トリックは想像を絶したが、正義とは文化とはと何かと改めて考えさせられる。

こうゆうあたたかい心情の作品、読後感がいいので好きです!

No.6 6点 seiryuu
(2010/08/18 11:28登録)
「異邦の騎士」風で大事な人を守る男の心情がテーマなので
ミステリーとしては中途半端な作品だと思う。
ストーリーは面白かったけど 御手洗・吉敷ファンにとっては
ちょっと物足りない。

No.5 7点 E
(2010/02/27 21:44登録)
龍臥亭事件続編として・御手洗&吉敷競演ものとしてとても楽しめました。
事件そのものも相変わらず秀逸で予測不可能なトリック多数(爆)ですごかったですね。
解け切れていない謎はどうなるのか・・・一寸気になりました。

No.4 6点 E-BANKER
(2009/09/30 22:43登録)
「龍臥亭事件」の続編。本作で初めて、御手洗潔と吉敷警部が競演します。(一緒に登場はしませんが・・・)
それもこれも、龍臥亭で石岡と通子が出会ったからですね。
内容はと言えば、かなり幻想小説的です。特に、森孝魔王伝説に模した部分は甚だ現実感がありませんし、いくら理由があっても自分の体をそこまで痛めつけるなんて・・・想像できませんでした。

No.3 6点 touko
(2009/07/06 21:41登録)
前作の「龍臥亭事件」はずいぶん前に読んで、うろ覚えの状態だったのですが、舞台・登場人物はかぶるものの、独立した話なので、大丈夫でした。

伝説、次々起こる奇奇怪怪な事件など、読んでいる間は大変、楽しかったのですが、肝心の謎解きが無理がありすぎでは……絵の謎が放置されたままとか、偶然が多いとかはともかく、犯人を誤認させるメイントリックにそりゃないだろうと。
……このあたり、男女で感覚違うかもですが;

No.2 7点 マニア
(2007/12/30 18:19登録)
山奥の美しい白雪と、血なまぐさい本格のコントラストを堪能させてくれる島田ワールドを味わえる。
謎、謎、謎、のオンパレードとそれが全て奇麗にまとまる論理の展開は圧巻。ホロリとくるラストも好き。

残念な所は、石岡が全く成長していないところ、御手洗と吉敷の出番がほとんど無いところかな。

No.1 9点 Tetchy
(2007/12/27 18:11登録)
またもややってくれた島田荘司!と快哉を思わず挙げたくなる奇想の数々だ!
森孝魔王の存在はもう論理的には解明できないだろうと思っていたが、またも豪腕でねじ伏せてくれました!
真相は頷けない部分もあり、また奇妙な偶然も気になるが、やはり島田は本格ミステリの巨人だなぁ!

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