home

ミステリの祭典

login
御手洗潔のダンス
御手洗潔シリーズ

作家 島田荘司
出版日1990年07月
平均点6.37点
書評数30人

No.30 6点 ボナンザ
(2020/12/31 22:02登録)
この辺まではまだバカミスっぽい作風で、アイディアも枯れていないと思う。

No.29 6点 まさむね
(2018/07/05 20:59登録)
 ミタライ感全開(?)の短編集。好き嫌いは結構別れるのかも。
①山高帽のイカロス:これぞ島荘といった短編。この味を楽しめるかどうか。
②ある騎士の物語:伏線が分かりやすいかも。ちなみに、実際に実行するのは難しいと思うなぁ…。
③舞踏病:前2作ほどの「大技」はないのですが、何気に好き。
④近況報告:石岡による、御手洗の近況報告。ここで触れられた分野がその後、御手洗作品のテーマになってくる。その意味でも、この短編は純粋に御手洗ファンに向けた作品と言えるのでは。

No.28 6点 斎藤警部
(2018/03/26 17:32登録)
山高帽のイカロス 祭典富農
これ、実に意識の高い、初期段階にして早のセルフパロディですよね?? 万が一そうでなかったら、バカ過ぎますよね??? いや~、セルフの域を踏み越えたパロディストの意気はまず間違い無く伝わります。パロディである動かぬ証拠は、最高に鮮烈な後日談を添えずにいられなかった事かも知れません。

ある騎士の物語 6点
おセンチな感情吐露とおバカな狼藉実行のぶん殴り合いやっぱり素敵! 最高に危険で最高に気持ち最高によいウィンタースポーツの最高中継を観るよう。。 冷静の神にやさしく抱かれた瞬時殺戮シーンも涙を搾る。そこでちょっと拗らせて、ストーリー後半ぐいっと仰け反らすやり方もあろうが、やらなくて良かったね。

舞踏病     6点
バカなようでゾ~ンヮリ人肌の苦い旨味を残す、これも俺の好きなしまそうの、やわらかな世間告発劇。

近況報告    7点
これが好きなオイラはやはり。。。。倖せモンだ。

が、全体通してそんなに高い点数は付けられないな。長篇作家の短篇がたまに読めると愉しい、ってとこ。

No.27 6点 青い車
(2017/02/10 16:28登録)
 『山高帽のイカロス』のいかにも島田荘司らしい振り切れっぷりは無茶だとは思いつつもやはり面白いです。ただ、それ以上に『ある騎士の物語』のトリックと心暖まるオチのバランスの良さの方が個人的に好みでした。『舞踏病』は発端の謎がおまけのようなかたちで終わってしまっているのがやや残念。ラストに石岡による近況報告が読めるサービスが一番楽しめたかもしれません。

No.26 4点 大泉耕作
(2012/04/22 11:03登録)
「山高帽のイカロス」
御手洗ものは短編から始めたので、やはり長編よりも短編の方が、親しみがあります。
一歩間違えればバカミスといったところ。トリックが大掛かり過ぎてパッと入り込めないところが難点ですが、いかにも島田荘司らしいです。

「ある騎士の物語」
 『異邦の騎士』や『数字錠』などの初々しさや、清らかさが漂う短編で読んだ後に切ない気持になります。トリックは相変わらず奇抜です。

「舞踏病」
 ホームズばりの奇怪な謎に一気に引き込まれました。前半は軽快なテンポでなかなか秀逸かと思いきや、後半は塔と共に崩れていったような・・・。

「近況報告」
 御手洗の実生活が覗けますが、三、四冊読んでみると彼の生活もたかが知れています。
 
 良くも悪くも、島田荘司の世界が堪能できました。

No.25 8点 E-BANKER
(2011/01/10 22:16登録)
タイトルどおり、御手洗物の短編集。
久し振りに再読しましたが、この頃の「御手洗物」はよかったなぁ・・・という思いを新たにしました。
①「山高帽のイカロス」=いかにも「御手洗物」の短編といった典型的作品。トリックの奇想天外さも作者らしさがよく出てます。普通の作家なら「空飛ぶ死体」止まりだと思いますが、東武電車まで登場しちゃいますからねぇ・・・(小田急も)
②「ある騎士の物語」=名作「数字錠」などとテイストが重なる暖かい作品。トリックは奇抜ですが、冒頭の地図を見た時点で予想の範囲内。あと、秋元静香に向けて言った御手洗のセリフが秀逸。(なかなか真似できないけど・・・)
③「舞踏病」=これも「御手洗物」らしく実に荒唐無稽である種笑える作品。伏線がかなりあからさまなので、石岡君以外なら真相に迫れるはず。
④近況報告=読者の期待に応えて、御手洗の近況を報告するというレポート?(斬新!) わざわざこんなものを入れる意味はともかく、途中出てくる医学的な話題(DNAとか脳科学とか)はこの後の御手洗シリーズのメインテーマになっていくという意味では興味深い。
以上、3編+1。
やっぱり、御手洗物の短編集ならば「~挨拶」か「~ダンス」が突出してる気がします。
作品が短い分だけ、氏の奇想天外トリックが「唐突で付いていけない」という感覚を与えてしまう面もありますが、個人的には、やはり”島田荘司はこうでないと・・・”という気がしてなりません。

No.24 4点 seiryuu
(2010/07/16 17:44登録)
今回はあまり心に残らなかった

No.23 5点 だい様
(2009/09/03 09:56登録)
御手洗潔シリーズ第5弾

ミステリーとしてはちょっと小粒なイメージ。
『近況報告』が面白かったです。

No.22 6点 測量ボ-イ
(2009/08/09 14:04登録)
久々に再読しました。

「山高帽のイカロス」
う-ん。あまり印象に残らない。

「ある騎士の物語」
この短編集で一番良いと思います。僕好みのトリック。

「舞踏病」
後年よりましですが、御手洗氏の超人ぶりがもう発揮さ
れています。というか、御手洗氏が知りえた情報を読者
に公開していない部分があって、これは少しアンフェア
ではないですか?

No.21 8点 E
(2009/04/29 21:48登録)
やはり面白い。

No.20 5点 マニア
(2007/12/30 15:49登録)
「ある騎士の物語」は良かった。切ない。
個人的には「舞踏病」のカオスっぷりも好き。

No.19 5点 spam-musubi
(2007/09/06 10:52登録)
普通です。御手洗さんらしさが存分に味わえます。

No.18 9点 姑獲鳥
(2007/08/09 02:38登録)
舞踏病がとても面白いです。

No.17 7点 おしょわ
(2007/06/17 17:49登録)
ある騎士~が切ないです。ドンキホーテ読みたくなっちゃった。

No.16 6点 vivi
(2007/06/09 00:53登録)
ちょっとミステリの筋じゃないところに力を入れすぎの感もあります。
社会問題は、読者に意識させる程度でいいのではないかと思いました。
あんまり論陣を張られてもね(^^;

No.15 7点 Tetchy
(2005/08/03 21:59登録)
みなさんと同じく「ある騎士の物語」がセンチメンタリズム溢れてよかったです。
『異邦の騎士』以降、島田氏は「異邦」と「騎士」の二字熟語を頻繁に使っているような気がします。
今回読んだのは2回目なのですが、正直いささか荒唐無稽な内容だなぁと思ってしまいました。

No.14 5点 Dain
(2005/06/16 23:43登録)
それほどでもないなぁ。「近況報告」と解説は正直しんどい。

No.13 6点 如月雪也
(2005/06/05 06:20登録)
単に、長編の方が好みなので、この点数。
普通に面白いと思います。

No.12 5点 桜ノ宮
(2005/04/04 12:28登録)
なんか、特に考えもせずそのままサクサク読み進めてしまったw
些細な当時の時代背景の方が目をひいて、状況等を思い浮かべるのに結構一苦労。(想像力の乏しい私です)
御手洗潔の破天荒ぶりをもっと披露して欲しいw

No.11 6点 バレロン
(2005/01/29 11:08登録)
ある騎士の物語は地図まで載せられているのだから、
トリックの見当ぐらい付くよ。

30中の書評を表示しています 1 - 20