皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 短編集(分類不能) ] 異常の太陽 |
|||
---|---|---|---|
森村誠一 | 出版月: 1975年07月 | 平均: 7.50点 | 書評数: 2件 |
角川書店 1975年07月 |
新潮社 1976年05月 |
角川書店 1978年07月 |
中央公論新社 1999年03月 |
No.2 | 7点 | 蟷螂の斧 | 2021/04/26 18:43 |
---|---|---|---|
①鳩の目 6点 銀行員の富枝は愛人のため小切手詐欺を手伝う。愛人から民芸品鳩車を土産にもらったが鳩の目が欠けていた・・・
②異常の太陽 5点 子供の描いた絵がヒントというが、その説(心理分析)にはリアリティがない ③赤い蜂は帰った 8点 実験で放った赤い蜂が一匹だけ別の場所で発見された・・・結末(刑事の推理)と地の文で矛盾があると思って読み直したら、ちゃんと書いてありました。完全に引っかかりました。よって+2点(笑) ④残酷な視界 5点 「裏窓遊び」と称して覗きするOL。殺人現場を目撃してしまう・・・彼女の運命は? ⑤肉食の食客 7点 私の母と関係を持ち、更に妻にまで色目を使う叔父に、私は殺意を抱く。古典にあるパターンですが「蟻」をうまく使っています ⑥奔放の宴 8点 妻が結婚前、友人に騙され乱交パーティに参加していることを知った夫は・・・殺人事件が絡むどんでん返し ⑦七日間の休暇 7点 父なし子のたどる半世紀。ひき逃げされ記憶を失った女性と旅をするが・・・社会派風。むなしいラスト |
No.1 | 8点 | 斎藤警部 | 2015/10/28 18:02 |
---|---|---|---|
タイトルに違わずギラギラした発熱感にやられる野心的短篇集。危険だぜ。
異常の太陽/鳩の目/残酷な視界/肉食の食客/七日間の休暇/奔放の宴/赤い蜂は帰った |