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[ 警察小説 ] 虐待者 プロファイラー クローディーン・カーターシリーズ |
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ブライアン・フリーマントル | 出版月: 2001年03月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
新潮社 2001年03月 |
No.1 | 7点 | Tetchy | 2009/05/01 21:33 |
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シリーズ3作目は小児性愛者グループによる幼児誘拐を扱っている。そして本作では犯人グループがたまたま誘拐したのが将来の大統領候補とも云われるベルギー駐在アメリカ大使の娘であるところがミソ。あえてその娘をテロ行為として誘拐したのではないところがフリーマントルらしい味付けだ。
今回クローディーン・カーターのライヴァルとなるのがFBIからは“氷人”と称されるFBI人質交渉主任ジョン・ノリス。 しかしその評判に反して、意外と、いやかなり精神的に脆い人物で、早々と退場してしまう。 このシリーズは男勝りながらも身勝手かつ年齢の割には未成熟さを覗かせるクローディーンを読者がどう思うかによって評価が変わってくるかと思う。私はなかなかお近づきになりたいとは思いませんね~。 |