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[ 本格/新本格 ]
魍魎の匣
百鬼夜行シリーズ
京極夏彦 出版月: 1995年01月 平均: 7.94点 書評数: 147件

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講談社
1995年01月

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講談社
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No.47 10点 ろん 2003/08/22 10:08
すばらしいです。
前作『姑獲鳥の夏』もかなり良かった反面、やはりトリック部分に難がありましたが、この魍魎については文句の付け所がないですわ。
姑獲鳥に比べボリュームも倍近くになっていますが、なぜかこっちの方がスムーズに読めました。今回の京極道の薀蓄も難なく読み進められたのが良かったのですね。
私も、「ほう」というのが忘れられません。そして、最後の関口の久保と共感するような話の締め方も良かったです。最高です。

No.46 10点 クールガイ 2003/07/22 10:52
デビュー作も良かったが、あれは賛否両論やむなし。
そして2作目がこの作品だったからこそ、今の京極夏彦があると思う。

No.45 9点 レン太 2003/07/22 03:22
これは凄かった!!前作からプロット、筆力共に格段の進歩を感じさせます。ミステリー、サイコホラー、SF、キャラクターシリーズ物等々、実に様々な捉え方が出来るマルチジャンル小説でもあります。舞台が昭和初期にも関わらず、その辺は如何にも現代風ですね。

No.44 6点 やじばら 2003/07/14 06:42
ものすごく怖くて、背筋がぞくっとした作品なのですが、これってミステリーじゃなくてSFなのでは?ので、ちょっと採点は低くしました。

No.43 9点 サイコロ爺 2003/07/14 00:44
京極を知らない人に勧めるとしたら、魍魎でしょう。京極の世界観と雰囲気、それが十分に楽しめると思います。皆さん同様、「ほぅ」は頭から離れません。

No.42 5点 kenichi 2003/06/30 00:00
平均点を落としたかったのです。薀蓄がうざかったのです。トリックはいいんですけどね。

No.41 9点 じゃすう 2003/05/09 02:38
最初はのらりくらりと読んでおりましたが、やはり終盤、物語の中へと強引に引き込まれていく快感には勝てません。キャラもみんな魅力的で、でもだからこそ残酷に仕上がるんですよね。
私も酷く、男が羨ましくなってしまいました。
どうでもいいことですが、久保さんの祖母は、本当に「ほぅ」って言ったのかなぁ。

No.40 9点 うにょ 2003/03/21 10:24
深夜の病院で読んでました。やはり「みつしり」「ほぅ」
にヤラレてしまいました・・・。
後半の展開が、読後にずっと倦怠感を与えてくれてて、
復帰できない(;_;)

No.39 10点 夜雨 2003/03/14 21:15
終盤の「お弁当」の下りで涙腺が緩みました。
テーマは"幸せ"でしょうか。奥深い一品だと思います。

No.38 9点 ぴかちゅ〜 2003/02/17 23:19
「うぶめ」から「塗仏」までしか読んでいないけど、その中では一番好きです。所々で挿入される久保の独特の小説もおどろおどろしくてなかなかいいです。ただ、犯人が初期の段階でわかってしまうのがちょっと残念だと思いました。しかも、犯行の動機までわかってしまいますよねー。

No.37 8点 けんたんパパ 2003/01/12 00:23
電車で読むの疲れましたなー、重量も内容も重くて。まあこの人のはみんなそうですが。豪華絢爛な文章と豊富なうんちくに耐えられる人はお読みなさい、という感じですな。個人的にはこの人のかもし出す雰囲気が好きなのですが、まわりくどいのが嫌いな人にはだめでしょうな、きっと。内容はおもしろいですよ。

No.36 9点 shige-tee 2003/01/04 17:25
途中までは結構ありきたり風の話でしたが、
終盤はかなりの破壊力でした。
皆様の高い評価に納得いたしました。

No.35 10点 ギザじゅう 2002/12/31 23:49
『向こう側』につれてかれそう・・・。

No.34 9点 リン 2002/10/22 00:24
初めは本の分厚さにビックリ!!独特の世界どっぷりとハマリました。ほう、、。

No.33 9点 弁天 2002/09/13 22:49
大傑作。結末の衝撃は忘れられない。デビュー作はいまいちだったが、この作品でファンになった。

No.32 9点 一千花 2002/08/20 19:21
疑問点は当時にこんな医療技術があるとは思えない点....
かなりショックを受けた作品 こんな物語を通勤電車に揺られながら考えついて昇華した京極氏は凄すぎる

No.31 9点 塔骨虫 2002/08/20 17:35
「今日はこの辺でやめとこう」と思いつつも結局最後まで徹夜して読んだ作品です。
まあ正直な所消失トリックは古い手ですね。でもそんなのはどうでもよいのです。京極作品においてはトリックなんてのは彩りに過ぎず、とにかく彼の作品は単純に「面白い話」なのですから!挿入された怪奇小説、霊能者との対決、そして匣の中での対決と何と見どころのあることよ。怪奇趣味抜群のラストは中々気に入ってます。

No.30 10点 2002/08/20 10:45
京極作品の中では一番好きな作品です。登場人物がみんな魅力的。メインが木場刑事なのもうれしい。それぞれの人物の心理も共感できる部分もおおいにあったし、全体的な雰囲気がたまらない!

No.29 3点 沙乃空瑠 2002/04/26 16:38
姑獲鳥ほどの驚きが味わえない。トリックが簡単すぎる。ゆえに、冒頭部分の意味が記述される段階で白けた。いらいらさせられた。文章が美しさと語彙力は大いに評価する。

No.28 10点 2002/04/13 15:03
日常と非日常の境界をとても上手に書ききっていると思います。


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