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ミステリの祭典

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VOLKSさんの登録情報
平均点:6.75点 書評数:351件

プロフィール| 書評

No.271 5点 Another
綾辻行人
(2010/11/12 02:40登録)
長編なのに苦なく読めるあたりは『さすが綾辻氏の作品』といった感じだが、読みながら何度も「これミステリーランドか?」と思いたくなる学園もので、ホラー要素も強く、個人的にはあまり肌に合わなかった。


No.270 6点 カッコウの卵は誰のもの
東野圭吾
(2010/11/12 02:33登録)
なんとなく地味な印象の作品。
斬新さに欠ける気がしたが、東野作品なのでとても読みやすくて安心する(笑)


No.269 6点 極北クレイマー
海堂尊
(2010/10/07 13:51登録)
本作だけでは解決しない部分が沢山あり、いろんな意味で次回作へのステップ小説・・・で、あると期待をしてこの点数(笑)
海堂ファンならそれなりに本作も楽しめるが、登場人物のインパクトが今回はいまひとつ。


No.268 9点 ジーン・ワルツ
海堂尊
(2010/09/24 14:29登録)
ミステリィ要素は皆無だったが
過去の自分に同じような経験があったり
同じような病気を患った親類・同僚がいたり
数年前に友人の家庭で似たような事象があったり
近年我が家に同じようなことが起こったりしたためか、非常に興味深く一気に読めた。
妊娠、出産、流産、死産、中絶、不妊治療、代理母出産、産婦人科・小児科の減少問題、不妊治療の医療費問題
女性特有の事柄のようだが、殆どの男性が何かしらに関わりを持つ筈だから、予備知識のある女性よりも、むしろ男性の方がこの小説に引き込まれても不思議ではない。
また、クール・ウィッチと呼ばれる曾根崎女医も魅力的。
終盤に起こる奇跡。
科学的には証明されてはいないが、赤ちゃんには周囲の人にパワーを与えると昔から言われている、そのせいだろうか。
読みながら、健康に産まれ元気に育っている我が子の寝姿を眺めて、目頭が熱くなった。


No.267 10点 隠蔽捜査
今野敏
(2010/09/24 14:10登録)
面白かった。
はじめは「?」だった主人公の竜崎のことが、読み進むにつれどんどん好きになった(笑)
ミステリィ小説ではないとは思うが、ひとつの小説として文句無く面白かった。
今後の竜崎氏の活躍が気になるのでシリーズは全て読みたいと思う。


No.266 7点 ブラックペアン1988
海堂尊
(2010/09/19 23:33登録)
そうなんだよね、みんなそれぞれに「かっこいい」
海堂ワールドにどっぷりな自分には、過去の話からしっかり掬いとっておきたいので、読んでおいて正解。


No.265 7点 ひかりの剣
海堂尊
(2010/09/19 23:28登録)
スポ根小説として、面白かった。
剣道というちょーっと地味なスポーツに「ひかり」が当たったかな。


No.264 6点 犯罪小説家
雫井脩介
(2010/09/19 23:25登録)
序盤、中盤、更には終盤まで覚えているのに、ラストをすっかり忘れてしまって再読・・・ なるほど、こうだったか。
中盤からは自殺サイトを通して謎を掘り下げて行く登場人物も加わったり、終盤にはかなり盛り上がって適度なドキドキ感も味わえるのだが、個人的にはラストのラストがモヤッ。
読者に今後の2人の関係はどうなるのか想像させる展開で終わらせているのだろうけど、いや、無理だろう、持ちつ持たれつの関係、自分ならば続かないだろうなぁ・・・


No.263 7点 誘拐の果実
真保裕一
(2010/09/14 13:30登録)
仕掛ける側のトリック、被害者側のトリック、受けて立つ警察の対応、すべてがじっくりと描かれていて読み応えがあった。
ただ、手に汗握る誘拐・臨場感、といった高揚感溢れる誘拐ではなく、とにかく「まじめな誘拐小説」といった感じがした。


No.262 6点 モダンタイムス
伊坂幸太郎
(2010/09/14 13:18登録)
内容をすっかり忘れてしまったので、ちょっとぶりに再読。
読み始めてすぐに「あぁ、痛い話だったっけ」と思い出す。
伊坂節は好きだけど、長編のわりにはなんだかあまりインパクトがなくまとまらない感じ。
ラストは少しホッとしたけれど。
映像化するならば、異様に強い妻はシエンナ・ギロリーでお願いしたい(外人かよっ・・・)


No.261 5点 密室殺人ゲーム2.0
歌野晶午
(2010/09/11 21:44登録)
皆さん書かれていますが・・・

うーん、やっぱり前作の方が良かったなー、っていうか、前作のラストが解明されて、で、えー、なんでこーゆー設定にして続編にしちゃうかなー、っていうか・・・悶々。
前作のあり得ない(あってはならない)設定とキャラが好きだっただけに、残念。


No.260 8点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2010/09/11 21:36登録)
はじめて刀城言耶シリーズを読んだ。
『ハイ、ここ注目ねー!』と言わんばかりの「編者の記」や「はじめに」を設定するあたりは今時のミステリィだが、時代背景といい、由緒ある田舎の旧家という設定といい、おどろおどろしい殺害状況といい、その雰囲気はまさに横溝金田一の世界観。
面白かったので、他の刀城言耶シリーズも読んでみたい、と感じた。


No.259 8点 成吉思汗の秘密
高木彬光
(2010/09/11 21:17登録)
久しぶりに再読。
安楽椅子探偵小説なので派手さには欠けるが(笑)とにかく面白いことには間違いない。


No.258 6点 パラドックス13
東野圭吾
(2010/09/02 11:48登録)
設定が怖すぎて、切なくて、読み物として楽しめなかった。
が、逆を返せば、それだけ一気にその世界に引き込まれた、という感じ。
恐ろしや、東野作品。


No.257 5点 くらのかみ
小野不由美
(2010/09/02 11:43登録)
「宴の支度は整いました」
どこかでみたこのフレーズ・・・(笑)
子供の頃、夏休みに父の田舎に行って従兄弟達と遊んだことを思い出した。


No.256 4点 向日葵の咲かない夏
道尾秀介
(2010/09/02 11:30登録)
気持ちが悪くなった。
ただ、小説から臭いが漂ってくるような気配まで感じさせられた点は、凄いと思った。


No.255 6点 イノセント・ゲリラの祝祭
海堂尊
(2010/08/31 20:27登録)
登場人物達には十分に楽しませてもらえた作品(笑)
壮大なタイトル通り、日本の政治家を(ちょっとだけ)動かした、という点も評価。
ただ、ミステリーではないし(汗)ストーリーのインパクトはシリーズの中では低い。


No.254 7点 シャドウ
道尾秀介
(2009/05/24 16:39登録)
面白かったし読みやすかった。
穿った読み方をすれば穴は幾つもある構成、文章ではあったが、そんなことを気にせずに読み進めれば十分に楽しめる作品。
幾重にも用意されたひっくり返し方にも、満足。


No.253 5点 女王様と私
歌野晶午
(2009/03/22 10:57登録)
こういったイレギュラーな設定は嫌いなわけではないのだが、この作品に関してはどうも馴染めず、読後感もモヤモヤ。
うーん、うーん、うーん・・・


No.252 7点 流星の絆
東野圭吾
(2009/03/22 10:49登録)
まさか、このままスムーズにラストまではいくまい、という想像通りのどんでん返しは、さすが。
氏の作品にしては頁数も多いが、読みやすい文体なのでラストまで一気に読ませる手腕もさすが。
ドラマよりも小説の方が楽しめる、という点も、さすが。

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