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ミステリの祭典

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女王様と私

作家 歌野晶午
出版日2005年08月
平均点4.80点
書評数15人

No.15 4点 測量ボ-イ
(2023/05/01 13:43登録)
たしかに、これは賛否両論わかれるプロットでしようね。
バカミス?・・・たしかにそうかも。

No.14 5点 Kingscorss
(2020/09/26 21:42登録)
バカミスと聞いて読んでみましたが、あんまりバカミスっぽくなかったです…
たしかにテーマ的にはバカミスというか、なんでもアリみたいな感じでしたが、これはかなりの読者に嫌われそうなプロット…

まず、とにかく登場キャラクター全員に全く共感が持てず、ただただ気持ち悪い。最初の100ページぐらいはオタク描写がとにかくキモくて読むのが辛かったです。その後は最初の殺人を機に歌野晶午さん得意の疾走感で最後まですんなり読めました。ただ、扱ってるテーマが〇〇なので、もう推理とかどうでもよく、特に途中で〇〇とわかってからはどんな緊迫した展開でも”どうせ全部〇〇なんででしょ?”て感じで全くワクワクもドキドキもせずただ文章読んでるだけになってました…

最後のオチもだいたい予想通りなオチだったんですが、このイヤミス的終わり方は嫌いじゃなかったです。そこが唯一良かった点でしょうか。

No.13 4点 ayulifeman
(2013/08/16 09:09登録)
主人公がかわいそうだなぁとか、頑張れよとか思っちゃったのがむなしくなっちゃいますね。
妄想バレ以降は何でもアリかよってことでちょっとテンションが下がりました。
あと全体的に会話部分とか読み難かった。

No.12 2点 ムラ
(2012/03/19 08:17登録)
(ネタバレあり)
読了後の不快感と、中盤での「はぁ?」という驚きと、主人公の超絶なキモチ悪さと月親子のクズっぷりをここまでよくぞ書いたという感じ。
ただ最後の最後に大きなトリックを期待した分、肩透かしを受けてしまったのが残念。読了後の悪さだけはきっちり残していってくれたが。
しかし、徐々に明かしてく叙述の使い方は葉桜書いたこの人っぽい。なので序盤の連続する正体明かしはけっこうた楽しめた。
ただ、中盤でこの話は○○だ!って言っちゃうのはどうなんだろ。いや序盤から書いてはあるのだが。

No.11 3点 こう
(2012/02/05 00:50登録)
 この手の小説は読後感によると思います。叙述トリック云々より読み心地が悪かったので作者の試みは評価したいのですが私の肌には合いませんでした。

No.10 4点 蟷螂の斧
(2012/01/15 10:36登録)
叙述のオンパレードといった感じで楽しめました。但し、ラストは好みでないのでこの評価としました。しかし、まあ、この著者はいろんなパターン(作風)をよく提供してくれますね。

No.9 5点 まさむね
(2010/07/27 20:11登録)
「叙述と見せかけ,実は…」等々,オチのパターンを想像しつつ,それ以上の驚愕を期待していたのですが,そう来ましたか,はあ,そうですか・・・ってのが,読後の感想。
やや脱力気味。
しかし,さてさてオチはどうなのかな~という好奇心をラストまで切らすことなく読了したことは事実だから,5点で。
読後感は相当微妙だったけど。

No.8 6点 kanamori
(2010/07/14 18:57登録)
本書は著者の”裏・本格”の到達点だと思いますが、それだけに正統派の本格を期待した読者を裏切る作品でしょう(本格の掟破りの部分もありますし)。
肩透かし気味のオチは留保して、プロットの妙を楽しめました。

No.7 4点 simo10
(2010/02/20 18:02登録)
-ネタばれ含みます-

自分の中では角川版の歌野作品ははずれが多いので今いち気が進まなかったのだけれども(ページ数多いし)、やっぱり予想通りでした。
序盤の挨拶代わりの叙述トリックには何回も設定を切替えさせられ、これは楽しめました。
しかし目次がないくせにページ数が多いなど、どう見ても同じ出版社のあの作品と同じ匂いを放っていたので、やっぱそういうオチなのかよと読後に疲労感を感じてしまった。
作者は何が狙いで主人公をあそこまでキモく描いたんだろう。
ちなみに題名、表紙ともに「さらわれたい女」と合わせて買うのにかなり躊躇した。

No.6 6点 文生
(2010/01/19 13:54登録)
キモイおたくと女王様気質の女子小学生がコンビを組む物語はインパクト大でかなり読者を選ぶと思いますが、自分的には大いに楽しめた。
ただオチがひねりがないというか、せっかく奇想天外な設定なのにラストでわざわざ現実に引き戻さなくてもという感じでガッカリ。

No.5 6点 touko
(2009/12/27 20:30登録)
うわキモッ!

ただでさえキモい設定が、トリックのおかげでさらにキモくなっているので、毒を食らわば皿までもって感じで、ここまでいくと楽しめました(笑)。
あ、でも、こういうのって、本人が自覚ないのにキモイのはいい意味でも悪い意味でもスゴイのが多いけど、キモイ作品を書こうとして狙い通りキモくなっているだけだから、読みやすいのかも?

No.4 6点 シーマスター
(2009/10/13 23:45登録)
序盤の叙述ジャブ2、3発は、コレ系に慣れていれば何てことはないが、それでもこの調子なら「驚愕のドンデン返し」が仕組まれているかも・・・と期待を抱かされもする。(ていうかカバーや帯の文句が煽りすぎ)

しかし、結局メイン(?)のネタは作者自身の「ある作品」のネタのリユースだし、(それでも使い方が巧ければ、自分は可とする派だが)その作品を未読の読者でも恐らく「あっと驚く」というより「何それ・・」という反応の方が遥かに多いだろうと推測される程度の出来にしかなってない、と思うのだが如何だろうか。
一発を狙って空振り、というより半端なスイングで凡フライ、といった感じのどっちつかずの「使い方」になってしまっているのは再利用の負い目がなせる業か。
その後の「設定」やミステリとしての妙に細かいプロットにも特筆すべきものはないように思う。

要するに作者がこの作品で「何をしたかったのか」が見えなかったわけだが、変貌前の「あの人」の「語り」なんかは結構笑えたので、「つまらない本」ではなかった。

No.3 5点 いけお
(2009/10/13 09:26登録)
いくつかのトリックはわかってしまった。
トリックに関わるので直接犯人でなくてもいいが、どうせなら主人公以外の視点での描写もあったらよかった。

No.2 5点 VOLKS
(2009/03/22 10:57登録)
こういったイレギュラーな設定は嫌いなわけではないのだが、この作品に関してはどうも馴染めず、読後感もモヤモヤ。
うーん、うーん、うーん・・・

No.1 7点 なの
(2008/04/23 19:23登録)
叙述・叙述・も一つ叙述。
いきなり叙述連発フルスロットル。
主人公の気持ち悪さが凄まじいんですが、話は面白いですね。
まぁ、全体のトリックは読めましたが・・・章タイトルそのままだし。

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