home

ミステリの祭典

login
くらのかみ

作家 小野不由美
出版日2003年07月
平均点6.00点
書評数7人

No.7 7点 虫暮部
(2026/04/10 13:10登録)
 かねがね気になっていたことがある。
 ――座敷童子は、自らが座敷童子であることを認識しているのだろうか?
 私は、どちらかと言えば “認識していない” と、つまりは “自分も普通の子供だと思っている → 意識的に子供達を騙しているわけではない” と思っていた。“思う” と言うより “期待” かな。
 だから本作のあの会話にはカルチャー・ショックを覚えた。えっ、そんな考えがあったの?
 または、見破られた瞬間に認識と記憶が生じたのかも。うーむ、柳田先生にでも訊ねるべきか……。

 もう一点。家系図を見ると三郎にいさんは子供達の従兄ではなく “おじ” なのである。まぁ年齢的なことは如何様にでも考えられる。遅くに出来た子なのだろう。
 でも、あの位置付けのキャラクターを敢えて代の違う “おじさん” に設定して、作者はどういう効果を狙っていたのか。アレッ? と微妙な違和感が残るだけで、何の意味も無い気がするんだけど……。

 人の動きがごちゃごちゃして判りにくいが、犯人当てのロジックにあの事象を絡ませるのは名案。

No.6 5点 白い風
(2013/07/12 22:08登録)
ミステリーランド第一回発刊の3冊のうちの1冊ですね。
くらのかみ(座敷童子)も出てきて、不思議な世界でしたが、ミステリーとしてはレベル高かった気がします。
もしかして子ども向けにはちょっとレベル高過ぎだったかも?
と思っているのは私だけで、イマドキの子どもにはこれ位のレベルがいいのかな?(笑)

No.5 4点 蟷螂の斧
(2012/08/05 21:53登録)
(ミステリーランド)英文タイトルは座敷童子なので、こちらを主題にしてほしかったと思います。四人ゲームが五人になったことについて、子供たちの疑心暗鬼(誰が増えたのか?)がもっと前面に出れば面白かったのですが・・・毒草事件などに主題が移ってしまい、ややピントがずれてしまったような気がしています。「かつて子どもであったあなたと少年少女のための-ミステリーランド」前者にとっては、若干物足りないといったところです。

No.4 5点 VOLKS
(2010/09/02 11:43登録)
「宴の支度は整いました」
どこかでみたこのフレーズ・・・(笑)
子供の頃、夏休みに父の田舎に行って従兄弟達と遊んだことを思い出した。

No.3 5点 江守森江
(2009/05/23 18:55登録)
ミステリーランド作品としての巷の評価程の作品とは思えなかった。
期待して読まなければ水準レベルにはある。

No.2 7点 884
(2004/02/03 13:44登録)
 「くらのかみ」(講談社)
座敷童と毒物混入事件。タイトルがくらのかみ、英字のタイトルが"Zashikiwarashi"なので、主題は座敷童なのでしょう。
 少年ものらしく子供たちの性格付けに悪意がなく、結末まですっきりと読むことができました。同世代の子供たちの連帯はなかなか微笑ましくていいですね。

No.1 9点 寝呆眼子
(2003/08/20 19:46登録)
作品名:「くらのかみ」(講談社)
子どもにも読みやすいように、漢字には全部ルビがふってある叢書ですが、その内容はといえば、大人が読んでも十分以上に楽しめる「本格」でした。なんとなく推測できる部分と、「やられた!」と感じる部分とのバランスがとても良いように思います。「将来、子どもに読ませるために」などと言い訳しながら買いましたが、この話を読んで楽しめる年齢って、何歳くらいからなんでしょうか。(謎解きの部分、小学校高学年なら理解できるかなあ。)

7レコード表示中です 書評