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ミステリの祭典

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viviさんの登録情報
平均点:6.50点 書評数:327件

プロフィール| 書評

No.67 6点 御手洗潔のダンス
島田荘司
(2007/06/09 00:53登録)
ちょっとミステリの筋じゃないところに力を入れすぎの感もあります。
社会問題は、読者に意識させる程度でいいのではないかと思いました。
あんまり論陣を張られてもね(^^;


No.66 10点 異邦の騎士
島田荘司
(2007/06/09 00:47登録)
これは本当に大好きな作品です。
伏線やトリックなどは不満の残る点もありますが、
完全に物語として読者を記憶喪失の男に同化させる文章の力があります。
切なくなる物語ですよね。
御手洗シリーズを数作読んでからでないと味わえない点もありますが。
一人称の変化は「男」の自己認識の変化と呼応していて、
その辺の計算も憎いな?と思いました。


No.65 7点 御手洗潔の挨拶
島田荘司
(2007/06/09 00:41登録)
『数字錠』のミステリとしての評価はさておき、物語に感動してしまいました。
徐々に御手洗シリーズの輪郭ができてきた作品集なのでしょう。


No.64 8点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2007/06/09 00:37登録)
大好きな作品ではあるのですが、やっぱりトリックがすさまじいです。
これはさすがに推理するのは無理じゃないでしょうか。
御手洗の奇人ぶりが爆発していて、これだけ読むと何だ?となりますが、
以後の作品を見ていくと、このときの御手洗のは「素」もあるけど「計算」もしてたと思えます。


No.63 8点 占星術殺人事件
島田荘司
(2007/06/09 00:33登録)
とんでもないトリックでしたが、作者の親切な示唆のおかげで看破しました。
大仕掛けなトリックは島田氏の持ち味ですね。


No.62 4点 まほろ市の殺人 春
倉知淳
(2007/06/06 02:57登録)
あまりにもトリックが上滑りな感じがして、最後に腑に落ちませんでした。
やっぱりこのシリーズ短すぎるんですよ、紙面が。
中途半端な長さで、しかも設定を限られたら、
(締め切りも決められてただろうし)
それなりの作品しか出来なかったんじゃないでしょうか。


No.61 6点 百器徒然袋 風
京極夏彦
(2007/06/06 02:53登録)
「探偵小説」第2弾ですね。
衝撃!とかはないので高得点は出せないけれど、
『雲外鏡』は、とてもロジカルな作品で私好みでした。


No.60 6点 陰摩羅鬼の瑕
京極夏彦
(2007/06/06 02:47登録)
『絡新婦の理』と同じく冒頭で分かってしまう作品ではありますが、
こちらはその後の展開がちょっと物足りない感じです。
途中で「誰か言ってあげて」と思い、京極堂が動くのが待ち遠しかったですね。
ただ横溝正史が出てきたり、関口の作品が読めたりで、楽しめる部分もありました。


No.59 7点 覘き小平次
京極夏彦
(2007/06/06 02:35登録)
ミステリ・・・怪異譚でしょうかね。
しかし、まさか又市や治平がからんでくるとは思いませんでした。
京極作品、あちこちとリンクしてますね。


No.58 6点 今昔続百鬼 雲
京極夏彦
(2007/06/06 01:54登録)
多々良先生のキャラが不評みたいですけど(笑)
彼がこのキャラじゃないと沼上さんのツッコミ&ぼやきが活きないのでは?

猪突猛進、自分勝手、でもどうしても憎めない腐れ縁の妖怪馬鹿。
「冒険小説」だから、そんなに理詰めでなくともいいのかも。


No.57 4点 ルー=ガルー 忌避すべき狼
京極夏彦
(2007/06/06 01:45登録)
近未来の作品世界や設定を公募して作られたのでしたっけ。
京極氏の中から出てきたものでないから、やっぱりちょっと無理がありますね。
犯人も分かっているのに、何でこう引っ張るかなとか、不満が残ります。
あんまり再読したくない作品なので、この点数。


No.56 8点 続巷説百物語
京極夏彦
(2007/06/06 01:42登録)
仕掛けの出来も最高ですが、やはり生き生きと描かれた人物の魅力が最高です。
続編の「後」「前」が出ていますが、
『巷説百物語』『続巷説百物語』の世界がしっかり書かれていたからこそ。
江戸を非常に身近に感じました。


No.55 5点 どすこい(仮)
京極夏彦
(2007/06/06 01:36登録)
書評を書こうと思ってパラパラとめくっていたら、
つい読み入ってしまいました(笑)
メタをパロディー化した、京極氏一級のジョークでしょうね。
一押し!にはなりませんが、そのハチャメチャさが憎めません。


No.54 8点 百器徒然袋 雨
京極夏彦
(2007/06/06 01:02登録)
「探偵小説」というタイトルに大爆笑しました。
京極氏のしゃれっ気ですよね。
しかし京極堂シリーズを読んでいるからこその楽しみでもあります。
いきなりこれを読むと、引くでしょう(^^;
挿絵にもやられました(笑)


No.53 8点 巷説百物語
京極夏彦
(2007/06/06 00:55登録)
文句無く、楽しめる作品ですね。
時代風俗とか、台詞回しとか、最初はとっつきにくいんですが、
慣れるとそれが心地よくなってくる・・・文体の魅力もたっぷりです。
こういう仕掛け話、必殺シリーズみたいで面白いですね。
ある意味パターン化されているのは、パターンの美を解する作者のこだわりかも。


No.52 6点 百鬼夜行 陰
京極夏彦
(2007/06/06 00:50登録)
京極堂シリーズのサイドストーリーですね。
作中人物の目から見た、もう1つの真実を描いた短編集です。
興味深く読んだものの、重い心理描写も多くて、
読後にどよ~んとなったので、あんまり点数高くないです(^^;


No.51 7点 塗仏の宴
京極夏彦
(2007/06/06 00:47登録)
オールキャスト風で、はじけた作品でした。
京極堂の永遠の宿敵が登場! そのあまりの非道に絶句。
ロジカルな推理というよりはキャラクターの対決に重きがあり、
今までにない「動」の作品だと思いました。
謎の魅力、キャラクターの魅力が際立つ作品でしたね。


No.50 9点 絡新婦の理
京極夏彦
(2007/06/06 00:38登録)
冒頭で犯人が分かってしまうのはすごいですね(^^;
でも、あの美しいプロローグの続きが見たいから、
どうやってその結末にたどり着くのかが知りたいから、ページを繰る。
後期クイーン問題。蜘蛛の糸に取り込まれる探偵たち。
ミステリとして、奥の深い作品でした。


No.49 10点 鉄鼠の檻
京極夏彦
(2007/06/06 00:31登録)
ある意味「雪の山荘」ですよね。クローズドサークル。
閉じた世界に特殊な価値観。ある意味「館」でもある。
見立ての不気味さ、寺の謎、禅問答。
突然現れた死体、空中に浮かぶ死体、彷徨い続ける迷子・・・
魅力的な謎のオンパレードで、ちっとも長く感じませんでした。
話の運び方が、もう超人的ですよね。すごい。


No.48 8点 狂骨の夢
京極夏彦
(2007/06/06 00:24登録)
ちょっとお化けが地味だったというのはありますが、話は濃かったです。
それぞれの登場人物のばらばらな思惑が、事件を複雑にしていますが、
京極堂の憑き物落としで、それらが全て解体してあるべき姿に戻っていく・・・
朱美を見てると、おぎんを思い出すのは私だけかな?

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