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ミステリの祭典

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塗仏の宴
百鬼夜行シリーズ

作家 京極夏彦
出版日1998年03月
平均点5.77点
書評数47人

No.47 6点 雪の日
(2022/03/30 18:40登録)
ここまで京極堂シリーズを読んでる人なら、楽しめるだろう。
綾辻行人さんの「暗黒館の殺人」みたいなもんかな。(シリーズの位置的に)

No.46 8点 じきる
(2020/09/27 20:22登録)
本格ミステリとしては弱い部分も散見されるが、大掛かりかつ複雑な構成を面白い物語に仕上げてくるのは流石です。

No.45 5点 nukkam
(2020/06/12 22:33登録)
(ネタバレなしです) 「宴の支度編」と「宴の始末編」の2巻(分冊文庫版では6巻)から成る1998年発表の百鬼夜行シリーズ第6作です。講談社文庫版で950ページを超す「宴の支度編」は6つの短編(といってもどれも100ページ超、中には200ページ近いものも)で構成された連作短編集スタイルです。ばらばらな物語ですがどれも最後を拘留中の関口巽の描写で締め括って連作としての統一感を出しています。全く解決されずに終わってしまう作品もあってこれだけ読んでもすっきり感はありませんが。「宴の始末編」の方は普通に長編です(1050ページもあるところは普通とは言えませんが)。謎の占い師、謎の薬売り、謎の風水師、謎の霊感少年と怪しげな登場人物だけでもおなか一杯ですが、さらには謎の研究団体、謎の宗教団体、謎の武道集団など怪しげな組織も多数、おまけに催眠術か薬の影響かシリーズキャラクターたちまで謎めいた行動をとるのですからもう混沌の極みです。ただこれまでのシリーズ作品は異色ながらも本格派推理小説要素を残していましたが、いいちこさんのご指摘のように京極堂の説明は読者が知りようもない知識に立脚しており、つじつまは合わせてますがとても推理説明とは言えないと思います。本格派というよりものすごく回り道をしている巻き込まれ型サスペンスではないでしょうか。

No.44 5点 ボナンザ
(2019/04/13 10:43登録)
長さの割に内容が単調すぎる。
彼女が殺されたことには驚きましたけど、京極堂のぼやかす彼女が殺された理由が意味深ですね。

No.43 3点 レッドキング
(2018/05/31 22:02登録)
くどい

(2021/4/12 追記) 再読したが・・やっぱり、くどい。

No.42 5点 羊太郎次郎吉
(2016/10/21 07:06登録)
いくつもの話が並んで進行するので頭がこんがらがりそうになった。
「鉄鼠の檻」でも思ったけど敦子は恋愛や結婚に向いてない女性だと思った。結婚生活や育児には理屈は通用しないしむしろ邪魔なことすらあるからな〜この時代なら特に。

それにしてもどうして百鬼夜行シリーズに出てくる女キャラはみんな実年齢より若く見える美女だらけなんでしょう?雪絵は生活苦のせいで少々老けてるらしいけど。「絡新婦の理」だって織作家の母娘たちが麗人揃いよりブス揃いの方が面白い作品になったと思う。男や因習に対抗する醜女、なんて斬新でかっこいいじゃないか。

No.41 6点 いいちこ
(2016/04/20 14:34登録)
明かされた真相の衝撃はある程度認めるものの、ミステリとしての核はその1点で、拡げられた風呂敷と本作のボリュームに比して、かなり物足りないというのが正直なところ。
真相解明のプロセスは、京極堂が「知っていた」要素があまりにも強く、解き明かすカタルシスは弱い。
犯行プロセスは、大掛かりすぎ、手間が掛かりすぎ、難易度が高すぎで、めざす効果(犯行動機)との関係で強い違和感。
ストーリー展開は、キャラクターの個性を活かしたキャラ小説の色彩を強め、それがミステリとして評価したときに、前作までにない夾雑物(無駄)と映った。
以上、水準はクリアしているものの、佳作揃いの本シリーズの中では最低の評価とせざるを得ない

No.40 7点 初老人
(2014/06/19 22:19登録)
宴の支度で登場した数々の怪しげな宗教団体による、さながら百鬼夜行の様相を呈して混乱の極み、といった感じだったのが宴の始末では一変、宗教団体の数にまで意味を持たせ最終的には一点に収束させる力業は見事と言うしかない。
しかしながら個人的に京極氏の最高傑作だと信じている絡新婦の理より結末のカタルシス、という点ではやや劣る、と感じたのでこの点数。

No.39 8点 TON2
(2012/12/10 17:10登録)
講談社NOVELS
 宗教や心霊現象などが題として描かれ、妖怪とからまり、多方面の現象や事件が、最後に一つに収斂していくという構造は、いつもながらのことですが、百鬼夜行シリーズの一つの到達点だと思います。

No.38 5点 mohicant
(2012/10/24 22:49登録)
面白いが、本格ミステリとはいえないライトノベルのような作品。最後に黒幕が出てくるが、裁かれるわけでもなく、長いわりに中途半端な印象。事件も解決したんだか、解決していないんだか。

No.37 5点 好兵衛
(2011/04/24 02:22登録)
キャラクター総動員+新キャラてんこ盛り。
長い長い。長いけど嬉しい。

謎は・・・もう言う必要もないかもしれないが
やっぱりあんまり重点置いてないんじゃ。
ミステリとしては変わらず4点。

今回はちょっと最後が、活劇っぽかったですね。
あれがちょっと雰囲気にあってないかな。

関口が!、ハラハラしました。

以下評価参考
10~7 妖怪、ぺダントリー好き 京極氏のキャラクター
     話しの語り口、雰囲気が好き。
     京極氏ファン(もうやみつき)。

6~4  おどろおどろしい雰囲気を味わいつつ
     謎、殺人もおまけ程度に欲しい人。

3~1  筋の通ったトリック、オチ。論理的な解釈結末
     をこの作品にもとめてみる方。
     本格を読むつもりで見る方。

最近百鬼夜行シリーズがでていないので
全部読んでしまうのがもったいなく、先の話をためている。

No.36 4点 ムラ
(2011/03/05 07:14登録)
中禅寺の憤りとか榎木津とかが色濃く見れて面白かった。
面白かったは面白かったんだけど、やっぱり人数が多い所為か長かったなぁ。
前作と前々作は長さを気にせず楽しめたのだけど今回はちょっとテンポが遅かったように思えた。
トリックやら動機もイマイチ。京極堂が憑き物を落とすときの気持ち良さが今回は無かった。
それと、どうも映像が浮かび辛かったなぁってのも。
それでも支度の妖怪談義は面白かったけど。
あとあの黒幕は必要あったのかな。続編に続くならわかるけど今回の話ではあの黒幕についての評価は保留せざるえない。(ちょっと安っぽすぎる)

No.35 6点 E
(2009/04/04 15:55登録)
今までの百鬼夜行シリーズを「総集」したような作品。
此処に来てかなり重要な人物が登場。
今までのシリーズの中で活躍・暗躍した人達も登場。
緻密で網の目の様に張り巡らされた展開。
難しかった・・・ので、この点数。
自分にもっと理解力があれば面白いはずだった・・・・

No.34 9点 おしょわ
(2008/01/28 22:28登録)
「支度」だけだとどう収まるのかが想像もつきませんが、見事な収集です。
京極堂はこれで終わっていたほうが良かったかも・・・と思わなくもないです。
そんなことはないというのを京極先生にぜひ見せてもらいたいです。

No.33 9点 姑獲鳥
(2007/08/07 23:33登録)
とても面白い作品だったのですが、あそこまで催眠術をつかわれるとちょっと…
でも榎木津がかっこよかったし、レギュラーのキャラはほとんどでていたりでわくわくしました。
面白い作品でした☆

No.32 1点 rikipon
(2007/06/21 22:57登録)
前半まではとにかく怖くて怖くてどきどきしまくり、あの人が死んだ時にはショックのあまり本を落としてしまいました。まさかあの人が死ぬなんて!!!!今でも信じられません。後半はなんだかホームズvs教授みたいになっちゃって、、、シリーズ物のこういった方向性は好きじゃないのでちょっとがっかりしました。

No.31 7点 vivi
(2007/06/06 00:47登録)
オールキャスト風で、はじけた作品でした。
京極堂の永遠の宿敵が登場! そのあまりの非道に絶句。
ロジカルな推理というよりはキャラクターの対決に重きがあり、
今までにない「動」の作品だと思いました。
謎の魅力、キャラクターの魅力が際立つ作品でしたね。

No.30 9点
(2005/07/04 19:35登録)
どんなに読んでもまだ終わらない、っていう厚さがすごく良い。まさに京極ワールド。
個人的には最後のバタバタが、有り得なさ過ぎて逆に面白かった。

No.29 7点 ウエストウッド
(2004/12/24 18:16登録)
ちょっと漫画っぽいけど面白い。

No.28 5点 河童
(2004/10/05 17:50登録)
徐々に長くなるが面白かった京極堂シリーズだが、今回の長さはだらけ感がでていまいち。お得意の理詰めも無理が多いような気が・・・関口復活次回作に期待!

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