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ミステリの祭典

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しゃんさんの登録情報
平均点:6.75点 書評数:88件

プロフィール| 書評

No.28 8点 まほろ市の殺人 春
倉知淳
(2002/06/19 18:07登録)
幻想的です。何となく間抜けな話なのに、そう感じさせない。キャラクターは平凡だけど、これで良いのかも。


No.27 8点 日曜の夜は出たくない
倉知淳
(2002/06/19 18:05登録)
凄く面白いです、ほのぼのと読めました
最後のラストは私の趣味に合わないですね


No.26 7点 硝子細工のマトリョーシカ
黒田研二
(2002/06/19 18:04登録)
謎も、謎のとき方も綺麗です。余分なものは全くないという感じです。


No.25 9点 嘘つきパズル
黒田研二
(2002/06/19 17:51登録)
面白おかしく、読める。キャラが魅力的です。結末も驚かされました。単純ででも美しい論理。好きです。


No.24 4点 黒い仏
殊能将之
(2002/06/19 17:48登録)
文章は好きです、読み易く、ワクワクとさせます
ですが、結末が…裏切られたと思ってしまう。拍子抜けしてしまう
拍子抜けさせるのを狙っているのではないかという考え方も出来ますが、読者を(少なくとも読者の一人である私を)、拍子抜けさして何が小説かとも思います。というわけで評価はできないです。


No.23 4点 ふたり探偵―寝台特急「カシオペア」の二重密室
黒田研二
(2002/06/19 17:44登録)
謎解きの論理が余り美しいとは思えませんでした。
全体としてはすんなりと読ませる文章です。
名前のトリックについては…お粗末、必要ないとさえ感じました


No.22 8点 狐罠
北森鴻
(2002/06/19 17:41登録)
薀蓄が山ほどあるわりにあっさりと読めました。
美術品への魅力をまるで自分が知っているかのような錯覚を受けます。
登場人物も面白いですね


No.21 2点 樒/榁
殊能将之
(2002/06/19 17:38登録)
意味ありげな出だし、そして目次。そしてよみすすめていくと、章が変わるごとに独白と現実が混じりあうように各章が始まる。いやおうなしに「メタミステリ的な作品か!?」と期待してしまう
中盤になり、あっさりと、あまりにあっさりと終わる。期待していたメタミステリ的な要素は一切ない。普通の平凡な推理小説。
ある意味でメタミステリをメタ化したメタメタミステリといえる…方法は面白いかも知れないが私は好きではない


No.20 9点 アンハッピードッグズ
近藤史恵
(2002/06/07 19:22登録)
 登場人物の心理。わかるような、分からないような、同調できるような出来ないような。その微妙な所が好き。
 これは一般的なミステリーの定義には当てはまらない、恋愛小説。でも、恋愛に関するミステリーな何かが、この小説全体を覆っている
その意味ではミステリーたりえていると思う


No.19 10点 封印再度
森博嗣
(2002/05/16 16:40登録)
鍵のトリックはアンフェアだがアンフェアでは何故いけないのか?
とてもトリックとそれに絡む人々は綺麗で神秘的だと思う

ただ,扉のトリックは……?単純でそうかもと思うのだが説得力が足りない

犀川先生は素敵でよい


No.18 4点 浦賀和宏殺人事件
浦賀和宏
(2002/05/15 12:44登録)
構成の見事さには驚かされたが、文章はあまり私には合わなかった。
キャラクターも魅力的とは言えず、緻密な描写もなされていないように感じられ感情移入がしにくかった。


No.17 10点 世界は密室でできている。
舞城王太郎
(2002/05/15 12:40登録)
「世界は密室出できている」というのは暗喩だとおもう。言い換えれば「人生は誰にとっても窮屈で、窮屈なまま死んでいく」では無いだろうか。
主人公達がらストでこの事実に立ち向かい、解決する。その箇所に非常に胸を打たれた。
ありふれたテーマを滅茶苦茶なストーリーと文体で語ることがかえってラストの感動を増幅させていると思う
中盤は生ぬるいが、ラストを盛り上げるためにはそれもし方がないのかもしれない


No.16 10点 暗闇の中で子供
舞城王太郎
(2002/05/05 09:46登録)
語り手(三郎)は暴力的でありながら消極的。
おどけているが、強い悩みを常に抱えている。
こういった語り手の複雑な性格がこの物語を面白くしていると思う。
下らない、ばかげた事件の数々は主人公の愛や苦しみをうまく引き立てている。
次回作が楽しみ。


No.15 6点 こわれもの
浦賀和宏
(2002/04/30 15:36登録)
ラスト直前で何度か驚かされた
さわやかな読了間
でも、キャラクターが抱いている狂気が伝わってこないのでその点は期待外れ


No.14 10点 時の鳥籠
浦賀和宏
(2002/04/30 15:33登録)
私はこれがはじめてよむ浦賀作品。
一般浦賀作品は刊行順に読まないと面白くないといわれるが私に限ってはそんなことはなかった。
奇妙な構成。登場人物の狂気。滲み出る愛情。
それらがなんともいえない後味を残した。


No.13 6点 日曜日の沈黙
石崎幸二
(2002/04/30 15:29登録)
・会話がテンポがよく、すんなり読める
・ミステリを知らない女子高生がミステリを語り、挑戦し、玩具にするというストーリーは面白い
・最後の数字を使った謎解きはつまらなかった、分かり難い。
・主人公の女子高生二人の書き分けが出来てないのは
視点が、石崎幸二というおじさんからのものであるということを計算に入れているのかもしれない
おじさんからみれば、女子高生は皆いっしょに見えるというのは納得が出来る。
・作中の石崎幸二の情けなさは○


No.12 7点 殉教カテリナ車輪
飛鳥部勝則
(2002/04/19 09:10登録)
最初の一ページと最後の一ページが良かった。
謎そのものは私には魅力的ではないが、うまく使っていて話全体を綺麗にまとめている。


No.11 9点 煙か土か食い物
舞城王太郎
(2002/04/19 09:06登録)
変な文章だが、感情移入しやすかったし、また、読後感も良かった。
密室の謎や暗号は無茶苦茶。しかしのその無茶苦茶さ、いんちきくささがこの物語を盛り上げる。


No.10 10点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2001/12/01 11:22登録)
普通、ミステリ小説を読んでいてあれっと思うのが、事件の真相の必然性のなさに対する登場人物の反応です。突拍子のない真相自体が存在するのは良い。現実では考えられなくたって構いません。
しかし、登場人物は私達と同じ人間です。ですから、ありそうもない真相に出会えば、ありそうもないと感じるはずですし、また真相を構成する論理に矛盾等があれば当然おかしいとかんじるでしょう。
そしてとてもありそうにない真相が間違いなく真実であると知ったときには衝撃を受けるでしょう。
しかしながら多くのミステリ小説では登場人物はあっさりと突拍子もない真相を受け入れてしまいます。そこの点で私は登場人物に対して完全に感情移入できなくなってしまうことがあるのです。
この「姑獲鳥の夏」のクライマックスではとんでもない結末とそれに関する登場人物たちの反応がともに非常に良くかけています。したがって最後まで登場人物に深く感情移入をすることが出来、また素直に真相に驚くことが出来ました。
この小説の良いところは他にもあるのですが、きりがないのでこの辺で


No.9 8点 慟哭
貫井徳郎
(2001/11/24 13:18登録)
(少しネタバレです)
トリックが明かされたときの頭の中で話が再構成された時の衝撃はすごかったです
ラストの一文も印象的でした

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