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ミステリの祭典

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狐罠
旗師・冬狐堂1

作家 北森鴻
出版日1997年05月
平均点6.40点
書評数5人

No.5 5点 zuso
(2022/04/27 22:21登録)
事件の不可能性を論理で解明するという派手な性質はもたないものの、メンタルな部分が解き明かされてゆく過程はなかなか読ませる。
骨董美術という情報は興味深く読めた。

No.4 5点 メルカトル
(2010/09/11 23:33登録)
正直『狐闇』よりは面白さ、スピード感において劣るのは否めない。
ただし、主人公の宇佐見陶子をはじめとして、一癖も二癖もある登場人物の描写力は流石だと言える。
見事に各キャラクターを描き分けられているのだ。
二人の刑事もいい味出してはいるのだが、陶子の目利き殺しと二つの殺人事件が有機的に繋がってこないのは、マイナス点。
骨董の世界を覗き見たい人には、もってこいの一冊かも。

No.3 6点 simo10
(2009/06/11 12:36登録)
古美術を題材とした作品を初めて読みました。
私には全く未知の領域の話でしたが、結構興味を持てました。
結構薀蓄を語るので苦痛な人も多いかも知れません。
初期の頃の作品のせいか、場面転換が分かり辛い表現が多かったです。
事件の面白さはイマイチですが話の流れは面白かったと思います。
登場人物もみんな一癖あって面白い。

No.2 8点 しゃん
(2002/06/19 17:41登録)
薀蓄が山ほどあるわりにあっさりと読めました。
美術品への魅力をまるで自分が知っているかのような錯覚を受けます。
登場人物も面白いですね

No.1 8点 由良小三郎
(2002/06/18 22:43登録)
分野としては、高橋克彦さんの世界にかぶるし、新保さんの「奪取」と比較されそうな贋作の話なんですが、「奪取」がおもしろかった僕には楽しめました。刑事のキャラもいいですしバランスいいと思いました。

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