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ミステリの祭典

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なのさんの登録情報
平均点:5.51点 書評数:218件

プロフィール| 書評

No.58 8点 魔法飛行
加納朋子
(2004/09/27 16:50登録)
暖かく、春の陽射しの中でまどろんでいるような作品集です。
・・・実際の舞台は秋から冬なんですけど(笑)
何と言っても主人公・駒子が自然体で、見ていて清々しい限り。
終章に向けての伏線の収束具合は流石です。
でも皆さんが仰る通り、瀬尾さんの影が薄い・・・。


No.57 6点 黒の貴婦人
西澤保彦
(2004/09/26 20:25登録)
タックシリーズですが、ちょっと小粒な感じです。
シリーズ間の空白を埋める作品集だからとは思いますが・・・。
どうもちょっとすっきりしない感も。
中篇『スプリット・イメージ または避暑地の出来心』は、相変わらずの百合スキーぶり・・・いや、私も大好きですが(笑)


No.56 7点 転・送・密・室
西澤保彦
(2004/09/26 20:18登録)
キャラクター小説と言うのは否定できません。
新キャラ連発ですし・・・。
でも、相変わらず『人の歪んだ心』を描いているので、十分楽しめます。
あぁ、聡子さんは漢らしいなぁ・・・。


No.55 7点 クロへの長い道
二階堂黎人
(2004/09/26 20:12登録)
今回も面白いですね。
戦隊シリーズがドンドン変わっているのに、何故か歳を取らない登場人物(笑)
『八百屋の死に様』が秀逸。
あまりに切ないトリックでした。


No.54 7点 私が捜した少年
二階堂黎人
(2004/09/26 20:09登録)
アイディアの勝利ですね。
二階堂氏は短編の方が個性的で面白いですよ。
『』内のハードボイルドな台詞が、実際はどう言っているのかちょっと気になります。


No.53 2点 宇宙神の不思議
二階堂黎人
(2004/09/25 22:29登録)
『宇宙神の不思議』
う〜ん・・・無駄に長い。
一番の問題である恋人の出生の秘密が、半分程度で読めるんですよ。
あとはイライラしながら『早く気付けよ!』と思うだけ。
ブタキさん達の『宇宙人論』は読んでてムカツイてくるし・・・。
宗教団体の方が、まだ世間様に役立つことをしているだけマシに見えます。
大体、宗教団体の犯罪って事に必然性が無いし。
水乃サトルは短編で十分です。


No.52 8点 月曜日の水玉模様
加納朋子
(2004/09/25 17:20登録)
『レイン・レインボウ』のキャプテン、片桐陶子の事件簿。
ちょっとだけラブコメ風味・・・はい、いい歳してラブコメ好きです(笑)
進展しそうでしない、二人の仲がいい按配。
『金曜日・・・』なんてプロポーズですよね。
しかし、『日曜日・・・』の真相は、『流石にまずくないか?これ??』と思います・・・いや心から。


No.51 8点 掌の中の小鳥
加納朋子
(2004/09/25 15:42登録)
事件らしい事件は殆ど起こらない『日常の謎』連作短編です。
加納さんらしい、とても暖かい物語で相変わらず読後感が爽やか。
紗英の魅力もさる事ながら、圭介の『自分はどこか欠けている人間』との思いに妙に共感。
きっと紗英はその隙間を埋めてくれるでしょう。


No.50 7点 殺人ライセンス
今野敏
(2004/09/23 14:49登録)
どれだけハイテクが世の中に浸透しても、結局は人と人との繋がりが大事・・・下手すると説教臭くなりそうな題材ですが、爽やかに読めるのは流石。
各キャラクターが、自己と他者との関わりに悩む姿は青春小説のようです。
ラストも清々しく、彼らの前途に幸ある事を祈ります。


No.49 7点 親不孝通りディテクティブ
北森鴻
(2004/09/22 23:23登録)
お人好しの馬鹿とクールな知性派・・・ありがちと言えばそうですが、やっぱり魅力的です。
たがみよしひさ氏の『NERVOUS BREAK DOWN』を思い出したりして・・・。
探偵役としての禁忌を犯してしまったので、あのラストは仕方ないのでしょうね。
寂しいながらも新たなる旅立ちです。


No.48 7点 覆面作家の夢の家
北村薫
(2004/09/22 15:58登録)
ラストに大満足。
ハッピーエンド万歳!


No.47 7点 覆面作家の愛の歌
北村薫
(2004/09/22 15:57登録)
キャラの魅力がどんどん増して来ています。
絵に描いたようなライトミステリなんですが、こういうのもなかなか・・・。
爽快感があって、良い意味で気楽に読めます。


No.46 7点 覆面作家は二人いる
北村薫
(2004/09/22 15:50登録)
完璧であって完璧でない、新妻千秋嬢の設定は見事。
ミステリとしてはライト感覚、真相は予測可能です。
読後感も良く、北村氏の作品では一番好きなシリーズですかね。


No.45 6点 冬のオペラ
北村薫
(2004/09/22 15:46登録)
静かで、とにかく美しい作品。
その為か・・・印象薄いです。
美しさに対しての、漠然としたイメージばかりが頭に残ってます。


No.44 5点 空飛ぶ馬
北村薫
(2004/09/22 15:43登録)
元祖『日常の謎』作品集。
流石に15年の歳月は大きかったのか、ちょっと乗り切れませんでした。
『私』は、70年代の文学少女ですよ・・・私達の世代にこんな娘は流石にいなかった。
年配の元文学青年が、『キャンパスでちょっと気になっていた娘』を回想しているが如し。
内面が文学青年なのはその所為かな?


No.43 6点 沙羅は和子の名を呼ぶ
加納朋子
(2004/09/21 22:05登録)
何と言うか、暖かい雰囲気の短編集です。
ストーリー的には特に捻りも無く、ミステリと呼ぶのはちょっと無理ですね。
『オレンジの半分』には、ちょっと驚く仕掛けがありましたが・・・。
いつもながら読後感は爽快です。


No.42 4点 千葉千波の事件日記 試験に出ないパズル
高田崇史
(2004/09/21 19:42登録)
う〜ん・・・キャラクターはドンドン魅力を増しているんですが・・・。
(何時の間にかロリコン確定のぴぃくんとか)
パズルが比例して複雑になり、小説読んでるのかパズル雑誌読んでいるのか分からなくなっています。
正直考える事を放棄して、流し読みしています・・・。


No.41 7点 螺旋階段のアリス
加納朋子
(2004/09/21 17:42登録)
『不思議の国のアリス』をモチーフに描かれる、優しく暖かい世界。
真相が必ずしも驚きに満ちている訳ではなく、ミステリとしての評価を高くは出来ませんが、読後感がとてもいい作品でした。
ラストに登場する奥さんのキャラクターがいいですね。


No.40 6点 占い師はお昼寝中
倉知淳
(2004/09/20 21:40登録)
面白かったんですが、おじさんが猫丸先輩に比べるとちょっとネガティブ。
推理能力は同等なんですが・・・優し過ぎるのか、妙に寂しげです。
まぁ、人の裏側が全て見える力なんて、辛い事が多いんでしょうけど。


No.39 7点 ななつのこ
加納朋子
(2004/09/20 12:53登録)
処女作だけに、文章的には不慣れな部分も見受けられますが、とても面白かったです。
何とも言えない透明感と優しさに満ちています。
ヒロインの魅力も大きいのでしょう。
ラストの印税絡みの下りにはニヤニヤ。

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