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ミステリの祭典

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私が捜した少年
ボクちゃん探偵シリーズ

作家 二階堂黎人
出版日1996年04月
平均点6.25点
書評数8人

No.8 5点 レッドキング
(2024/04/04 20:22登録)
幼稚園児にして「ハードボイルド」口調探偵:シンちゃんシリーズ短編集。
 「私が捜した少年」 女子大生アパートからのヤクザ消失。カー名作の応用ナカナカ(パクリ言ったらそれまでだが) 7点
 「アリバイのア」 レコード演奏時間のアリバイトリック・・んなもん、知らんわ! 2点
 「キリタンポ村から消えた男」 失踪した殺人犯ヤクザの行方と消失トリック・・女紛れネタならなぁ(アキレスか) 5点
 「センチメンタル・ハートブレイク」 愛人殺し航空機アリバイトリック・・クロフツか!5点
 「渋柿とマックスの山」 スキーゲレンデを舞台にした殺人アリバイトリック。6点 ・・・で、全体平均で5点。

蘭子ちゃんシリーズの本格風味は良いが、サトル君物の痛くスベるギャグセンスから、懸念して読んだが、ナカナカに面白いジャン!はーどぼいるどシンちゃん。

No.7 4点 青い車
(2016/09/24 00:19登録)
 シンちゃんのハードボイルドな心の中と年相応の言動とのギャップがユーモラスで面白いです。しかし、肝心のプロットとトリックはどちらもありがちもしくは脆弱な印象。たとえば一話目などは死体の処分方法の一本勝負でありながら、まるまるどこかからの流用(焼き直しですらない)のようなトリックで、現代で使うには陳腐すぎます。最終話は伏線も何もなく「こうしたんだ」と説明されるだけで、まるで楽しめません。作者の書くものがことごとく合わないと感じました。

No.6 4点 E-BANKER
(2015/02/01 20:47登録)
~渋柿信介、独身。ライセンスを持たない私立探偵。日常のしがらみに追われながらも、鋭敏な頭脳と大胆な行動力とで、次々と舞い込む事件を解決へと導く~
と書くと真っ当なハードボイルドのように思えるが、実は主人公は幼稚園児・・・という変格ハードボイルド作品。

①「私が捜した少年」=「私が殺した少女」へのオマージュ(?)的作品。幼稚園児が主役な割に、事件の真相はかなり血みどろなもの・・・。それを示唆するシンちゃんって(!)
②「アリバイのア」=これは当然スー・グラフトンへのオマージュだ。タイトルどおりアリバイ崩しを取り扱っているのだが、トリックは発表年(1996年)ならでは。
③「キリタンポ村から消えた男」=C.デクスターの「ギドリントンから消えた娘」をもじっているらしい(作中にもそれらしい表現あり)。ハードボイルドらしいカーチェイス(?)があるのだが、演じているのはシンちゃんの母親って・・・
④「センチメンタル・ハートブレイク」=サラ・パレツキーへのオマージュ(らしい)一編。①~③までの渋柿家周辺で起こった事件ではなく、民放TV局の出世争いを背景に世界を股にかけたアリバイを崩す・・・などと一機にスケールアップ! でもこのアリバイトリックは本当に通用するのか、甚だ疑問。
⑤「渋柿とマックスの山」=これは当然高村薫の「マークスの山」と「照柿」のもじり。ただし、内容はスキー場で起こった殺人事件でのアリバイ崩しがテーマ。プロットは陳腐。

以上5編。
実に肩の力の抜けた作品。
巻末解説によると、この頃次々と上梓していた「二階堂蘭子シリーズ」があまりにも重量級で、作者の精神の均衡を保つために本作を手がけたとのこと。

ただし、非常に中途半端な印象を受けるのがイタイ。
東川氏ほど“笑い”のセンスがあるわけでもなく、一応入れた本格っぽいトリックも上滑り・・・
というわけで、これは明らかに駄作。
主人公の意外性だけで読ませる作品になってしまった。
(これってやっぱり「クレヨンしんちゃん」へのオマージュなのか?)

No.5 4点 teddhiri
(2008/08/24 21:33登録)
内容自体は可もなく不可もなくといった感じだった。ただあとがきを読んでいると、本格ミステリ以外にやたら攻撃的な感じがして不愉快だった。

No.4 7点 なの
(2004/09/26 20:09登録)
アイディアの勝利ですね。
二階堂氏は短編の方が個性的で面白いですよ。
『』内のハードボイルドな台詞が、実際はどう言っているのかちょっと気になります。

No.3 8点 しゃん
(2002/11/10 18:09登録)
できるだけ主人公の立場と使われる語彙とギャップの凄さに思わず笑った。シンちゃんは実に愛らしい。
 何とかして、大人に混じって謎を解こうとする様がいじらしいというか。
謎解きもそれだけで十分に楽しめるものが多い。「アリバイのア」が一番私の好みに合った。

No.2 10点 まつだ
(2002/09/11 14:14登録)
シンちゃんかっこいい!そんでかわいい!ギャップがたまらないっす。

No.1 8点 ツナ子
(2001/04/07 00:09登録)
衝撃の名探偵デビューだと思った。
細かいこだわりが嬉しい。楽しい。
でもそうして、あの両親からこんなハードボイルドが?

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