| ALFAさんの登録情報 | |
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| 平均点:6.61点 | 書評数:284件 |
| No.284 | 5点 | 永遠の記憶 東野圭吾 |
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(2026/09/29 18:39登録) 著者としては過去作への贖罪の意味を持たせたのかもしれない。 独立した作品としては薄味。弔意を含まずに評価。 結局、最高評価は「白夜行」になった。 |
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| No.283 | 6点 | 犯罪の回送 松本清張 |
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(2026/09/29 16:07登録) 亡くなった翌月に出版された事実上清張最後の長編。 陳情で上京中の北海道北浦市市長が失踪し、数日後に死体で発見される。同時期に政敵の市議も上京していたことが判明するが・・・ 捜査小説形式で展開は地味だが、最後に明かされるトリックはなかなかのもの。 タイトルがいい。さすがネーミング上手の清張だけあって、読み終えるとなるほどと・・・ 複雑なプロットが後半に集中しすぎたのは残念だが、王道の本格ミステリー社会派風味。 ところで上京した市議たちの行きつけの店が銀座の「はまゆう」と新宿の「ホッテントット」となっている。こちらのネーミングセンスは不可解で、読んでいても気になって仕方ないんだが(笑) |
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| No.282 | 5点 | 動く指 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/28 19:52登録) 前半はコメディ・サスペンス、後半は渋好みのミステリー。 人物の造形も伏線もちゃんとしてるから、あとは前半部分を楽しめるかどうか・・・ 前半をゆったり味わえれば高評価、早々にドラマティックな展開を期待すると低評価になるだろう。 シリーズなんだからミス・マープルの出番が少なすぎるのはやはり減点。 紛らわしい名前はバートンとバアトンくらいに翻訳で書き分けたら? 手紙の配達の有無など、ミステリー興趣も十分あるんだが・・・うーん地味! |
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| No.281 | 6点 | ポアロのクリスマス アガサ・クリスティー |
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(2026/09/28 13:38登録) お利口なクリスティがわざと書いて見せたバカミス。 カーもびっくりのキッチュなトリック、ホームズパクリの因縁話、漫画みたいな性悪家長、そして意外というより唐突な犯人・・・ だから普通の減点法で評価してもしょうがない。全部コミで丸ごと楽しめるかどうかだが、それにしてもおバカなパーツとお利口なままの構成や伏線とがアンバランス。 実はこの作品、テキストより映像向きではないか。 D.スーシェのドラマ版ではショボい風船カスやよく似せて描いた小道具の肖像画など、突っ込みどころも含めて多いに楽しめた。 |
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| No.280 | 7点 | 陽炎 松本清張 |
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(2026/09/28 07:28登録) 初期のレア短編を集めた四巻シリーズの一つ。こちらは歴史・時代編。 現代物の二巻「金庫」「氷雨」にくらべるとダントツに完成度が高い。 解説によると「点と線」以前は歴史物の方が多いとのこと。初期の清張は歴史小説家だったんだ。 気に入ったのは表題作「陽炎」と半七捕物帳のパスティーシュ「穴の中の護符」。 「陽炎」はなんと「西郷札」に続くデビュー第二作で、福岡県警の機関誌に掲載されたきり埋もれていた超レア品。藤沢周平をさらに硬質にしたような味わいがいい。 「穴の中の護符」は人を食ったような楽しい謎解きがまさに半七。 意地悪く本家との違いを探りながら読んでみた。本家半七の文体はセンテンスが短く意外にドライな味わいがある。一方こちらはやや長めのセンテンスに情景描写も入って後年の清張節に近い。むしろこちらの方が時代物らしい。 楽しめる短編集。 |
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| No.279 | 5点 | 復讐の女神 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/27 08:05登録) ミス・マープルと毒舌富豪ラフィール翁のシニアコンビが活躍した「カリブ海の秘密」の続編。 ラフィール翁は既に亡く、遺言でミス・マープルに事件の解決を依頼してくる。内容は不明。あるのは行動計画と資金だけ。 とりあえず手配されたバスツアーに加わるが、前半はミス・マープルも読者も五里霧中。ここは少し退屈。 事件の輪郭が見えてくる後半で、クリスティは愛の悲劇と悪を為す人の心を描きたかったのだろうが、いかんせん尺が足りず中途半端。それを描き切るにはやはり長編一冊分がいるだろう。あの一人称の名作のように。 一方、ミス・マープル主役のシニアハードボイルドパートは楽しいが、あまりにアクティブで読む方が心配になる。 影の主役は死してなおプロデューサーたるラフィール翁。 エンディングで、高額の報酬をパッと使うから当座預金に振り込んでと指示するマープルが痛快。 |
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| No.278 | 10点 | 五匹の子豚 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/26 10:02登録) むかしむかし、小学生は「そして誰もいなくなった」をよんで、ほんとうにびっくりして、一ばんのたんていしょうせつだとおもいました。 その後「オリエント急行の殺人」「アクロイド殺し」と一番は更新されて、二十歳前後「五匹の子豚」を最後に更新は途絶えた。今もクリスティ作品の「一番」は揺るがない。 しかし最近になって、もっと緩くて大仕掛けで現在進行形のミステリーもいいなと思えるようになった。代表格は「ナイルに死す」。したがってこの二作がクリスティのW一番。 「五匹の子豚」は過去の犯罪を検証するミステリー。結晶化した鉱物を顕微鏡で調べるようなスタティックな物語である。 関係者五人の談話や手記は当然食い違う。それによって、亡きキャロラインやエイミアスの人間像が立体的に浮かび上がってくる過程はスリリング。彼らの回想の中に、レース編みのようにダブルミーニングが仕掛けられている。 真犯人と犠牲者の心理を鍵にした様式美あふれるパズラー。傑作である。 「その後」を取っ払ってポワロの絵の台詞で締めてほしかったなあ・・・ |
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| No.277 | 8点 | 死との約束 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/26 08:20登録) 「ナイルに死す」の翌年1938年に発表された。こちらも旅先が舞台。 この頃、まだ植民地や領土を世界中に持っていた大英帝国の臣民は、なかば国内旅行の感覚で海外に出かけたんだろうな。ポンドも強かったのか金持ちだけではなく中産階級のオバサンや若者もよく登場する。 今回はアメリカの大家族で、専制的な家長と抑圧された家族たち。これもクリスティお得意の設定。 書出し一行目「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」でいきなり先頭打者ホームラン。 殺害ターゲットが割れても読者は退屈しない。専横きわまるイヤミな人物造形だから、今か今かと期待しながら読み進める。その存在感たるやクリスティ作品中屈指の「名被害者」だろう。 丁寧に伏線が仕掛けてあるが、whoはなかなか難易度が高い。howから地道に思い巡らすしかないだろう。勘のいい人ならwhyのヒントはつかめるかもしれない。 テンポのいい展開、意外な犯人、意外な動機、読後感もいい・・・再読にも再再読にも堪える秀作ミステリー。 |
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| No.276 | 5点 | ハロウィーン・パーティ アガサ・クリスティー |
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(2026/09/25 08:05登録) 以前、このサイトで「『ご都合主義』と評する奴にロクなのはいない!」という投稿を見かけた。他者をディスりながらの書評は論外で品性を疑うが、言わんとするところは分からなくもない。 そもそもミステリーは作者が都合のいい人物、都合のいい設定、都合のいい動機を編み出して創造するものだから「ご都合主義」と括ってしまえば書評をしたようで書評にならないからだ。 問題はその都合の良さがいかに自然に処理されているかということだろう。カーや横溝のように、都合良さが少々目についても奇抜なトリックや雰囲気満点のストーリー性で許せてしまう作風もあるが、クリスティの場合はそうではない。 都合良さを必然性で覆い、精緻な伏線を張ってアイデンティティ擬装や構図の反転で読者を騙してくれるのがクリスティの流儀だったはず。 この作品ではそれが弱い。真犯人(黒幕)は自らの特質を武器に多くの人を都合良く操る。動機はファンタジック。いっぽう殺しの手法は即物的。ポワロも露骨に都合良く真相に到達する。 ダークで審美的な動機、即物的な犯行、明朗な探偵コンビ、それぞれがチグハグ。 いっそ後期クリスティお得意のダークファンタジーに徹したら異色の名作になったかもしれない。その場合は快活なオリヴァ夫人の出番はないが。 ケネス・ブラナーの最新作はひどい。原作の影も形も残らない改変もそうだが、何よりポワロシリーズの重要キャラクターたるオリヴァ夫人の名をあんな卑小なキャラとして使うなど許しがたい。 |
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| No.275 | 6点 | カリブ海の秘密 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/24 08:35登録) リゾートホテル、クローズドサークル、危うい男女間系、そして過去の犯罪・・・ クリスティお得意のテンプレで、ポワロシリーズとノンシリーズにもそれぞれ傑作長編がある。 この作品も緻密でテンポのいい展開。 ミス・マープルと毒舌富豪ジジイのハードボイルドコンビがいい。 ミス・マープルのアクションシーン?が出てくるとは思わなかった!! 犯人がいささかショボく、最後に偶然が入ってしまったのが残念。 |
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| No.274 | 4点 | 氷雨 松本清張 |
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(2026/09/23 08:26登録) 清張初期の短編を集めた4巻シリーズの一つ。こちらは女性編。 シンネリとしたイヤミス系小咄が多い。 唯一「黒い血の女」がドラマチックな犯罪系。 昭和初期の和歌山を舞台にしたダークな因縁話だが、構成はいささかギクシャクして読みにくい。これも円熟期の清張で読みたかった。 |
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| No.273 | 5点 | 金庫 松本清張 |
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(2026/09/23 07:28登録) 清張も初心者の時期があったのだ・・・ と妙な感想が出る短編集である。 全集に載らなかった主に初期作品の拾遺集、4巻シリーズ。 表題作「金庫」や「閉鎖」など、ダークで捻りの効いたアイデアは面白いが展開はいかにも平板。円熟期の清張ならさぞ面白く仕立てただろうなあ。 なかでは二つの復讐譚「「青雲閣」覚書」と「尊厳」が気に入った。 復讐といっても血は流れない。溜飲は下げても虚無感の漂うエンディングが現代的。 トータルでの評点は高くならないが、清張ファンなら一読を。 |
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| No.272 | 8点 | ねじれた家 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/21 09:01登録) 豪壮な館、富豪の老当主、謎の遺言書、スポイルされた家族たち・・・ あまりにもベタな設定だがミステリーとしての肌合いは意外にモダン。 男性一人称の語りはサスペンスフル。犯人を含めた各人物の心理も手に取るようにわかる。複数の人物が無意識下に真相に近づいていく展開がスリリング。エンディングも納得感がある。最後に毅然と処理をしたあの人物が印象的。 先行する同じアイデアの有名作が重厚なゴシック風味かつ非近代的な幕切れになるのとは対照的である。 クリスティが先行作を知らないわけはないから、私ならこう書くと意識的にとり組んだんだろう。 さまざまな伏線やミスリードが精密に仕掛けられている。 先行作を知らずに読めれば一番いいがその可能性は低いから、ネタを知った上で再読で楽しむのも一興。 私の場合、読み返すたびに評価が上がっていった。 おまけ: 印象に残った副総監の台詞「殺人というのはな、素人の犯罪なんだ」・・・うん、確かに |
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| No.271 | 7点 | 死の猟犬 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/19 09:05登録) クリスティ作品の中ではダークで風変わりな短編集。 いつもの明晰な謎解きを期待して読むと戸惑うだろう。 目玉は短編ミステリーのオールタイムベスト「検察側の証人」。 この短編と戯曲版とではエンディングが異なっている。舞台で見るには戯曲版の方が映えるだろうし、テキストで読むならこちらの方がダントツにキレがいい。さすがの描き分け。 残りの11編には多く超常現象が出てくる。 中途でロジックが立ち消えて怖いのは「死の猟犬」、まともにロジックが通って怖いのは「第四の男」、ロジックが通りすぎて怖いのは「最後の降霊会」。 いずれもドライな肌合いの秀作ホラー。 ホラー + サスペンス + 本格謎解き + イヤミス風味。クリスティの別の一面を味わえるので少しオマケ。 |
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| No.270 | 6点 | マン島の黄金 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/18 08:40登録) 拾遺集らしくバラエティに富んでいる。言い換えると玉石混淆。 お気に入りはミステリー色の薄い「夢の家」と「孤独な神さま」。 「夢の家」はこの後、「スリーピングマーダー」や「終わりなき夜に生まれつく」など、多くの作品に繰り返し登場するモチーフ。 「孤独な神さま」はクリスティにしては甘いロマンチシズムだが、神さまのたたずまいがいい。レッドキングさんのお地蔵さん説に共感!! 私は円空仏を連想した。 ところで気になるのは「クィン氏のティー・セット」の小倉訳。サタスウェイト氏はクィン氏に「きみ」「わし」のタメ口。いっぽう短編集「謎のクィン氏」の嵯峨訳は「わたし」「あなた」の丁寧語。どう考えても両者の関係はこちらだろう。同級生じゃあるまいし。だいいちスノッブなサタスウェイト氏が「わし」なんて・・・ クリスティのことだから水準は維持している。誰が読んでもひとつや二つは刺さるだろう。 |
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| No.269 | 8点 | ヘラクレスの冒険 アガサ・クリスティー |
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(2026/09/17 09:34登録) 引退を決意したエルキュール(ヘラクレス)・ポワロが仕事の締めくくりにふさわしい事件を選んで手掛ける、という趣向の12の短編。でも実際には引退しないけど・・・ 物理トリックやお得意のアイデンティティー擬装など、バラエティに富んでいて水準は高い。 なつかしのロサコフ伯爵婦人も登場する。 お気に入りは犯罪の起きない謎解きの「アルカディアの鹿」。仄暗いロマンティシズムがいい。 中には短編ではなく、中長編に仕立てたほうが味わい深そうな話もある。 D.スーシェのTVドラマ版では、「エルマントスのイノシシ」を軸に、複数の話をミックスして楽しい冒険劇になっていた。 |
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| No.268 | 6点 | めぐる糸明治浪漫霊異譚 永井紗耶子 |
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(2026/09/15 07:54登録) 作者最新作。 全然怖くないホラー。 明治後期の東京を舞台に、霊視能力のある帝大生と心霊学を趣味とする華族の次男坊コンビが、さまざまな怪異を解き明かす。 五話の連作短編で読みやすいが、ホラーのロジックがいまひとつ曖昧。登場人物がみんな人柄が良すぎるのも薄味。 構成美の「木挽町のあだ討ち」や端正なお仕事小説「大奥づとめ」ほどの切れ味はない。 |
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| No.267 | 6点 | 凍てつく太陽 葉真中顕 |
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(2026/09/07 16:17登録) 敗戦直前の軍都室蘭を舞台にした、警察小説 + ハードボイルド + 謎解き本格 + スパイスリラー + 社会派、で読みごたえ十分。 アイヌの出自を持つ主人公の特高警察官や朝鮮出身者など、マイノリティ皇国臣民たちを登場させて社会派の熱量が高くなった一方で、せっかくよく出来ている謎解きが埋没気味なのは残念。 敗戦前後の人間ドラマとしては高評価。 |
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| No.266 | 7点 | 本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件 白井智之 |
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(2026/08/28 12:13登録) タイトルに煽られて挑戦してみたが読了に23分かかってしまった。 超早いとはいえないなあ・・・ 中身はちゃんとしたミステリー。ロジックもトリックも気持ちいい。 洒落の効いた企画だから、突っ込みどころはあまり探さずに楽しむのが吉。 |
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| No.265 | 7点 | 神の光 北山猛邦 |
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(2026/08/15 08:41登録) 建物消失という魅力的なテーマによる5つの短編集。 それぞれに色合いが違っていて楽しい。 「一九四一年のモーゼル」と「神の光」が好み。ベタなロジックながら時代背景を織り込んだ物語性がいい。 「藤色の鶴」と「シンクロニシティ・セレナーデ」は洗練されたファンタジーとして読みごたえがあるが、ファンタジーなら何が消えてもおかしくはないからなあ・・・ 「未完成月光 Unfinished moonshine」はポオで始まって三津田で閉じるunfinishedな印象。 |
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