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ミステリの祭典

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蟷螂の斧さんの登録情報
平均点:6.10点 書評数:1728件

プロフィール| 書評

No.208 9点 ユダの窓
カーター・ディクスン
(2012/05/28 15:24登録)
<復旧再登録>(再読)法廷場面での盛り上げ方は非常にうまいと思います。読みやすいし、分かり易い文章で丁寧に説明がされています(海外ものは一般に読みにくいのですが)。トリックは有名なので、たとえ、それが分かっていても楽しめる作品であると思います。もし知らない、忘れたとしたら「ユダの窓」のキーワードの使い方は秀逸であると感じることができると思います。


No.207 5点 無間人形 新宿鮫IV
大沢在昌
(2012/05/28 15:23登録)
<復旧再登録>物語は進が崩れていく様子や、鮫島の恋人・晶が不思議な雰囲気を持っていたり、筋・展開は面白いと思いました。ただ、ハードボイルド系は苦手意識(謎が少ないのであまり好みでない)があり、ミステリー(謎)という点でこの評価となりました。


No.206 7点 沈黙の教室
折原一
(2012/05/28 15:20登録)
<復旧再登録>長編ですがサスペンス色が強く一気読みができました。物語の展開、テンポも良かったと思います。叙述トリックに期待し過ぎたのでしょうか、ラストについては、あまり驚きはありませんでしたが、全体では良く練られた作品だと感じました。


No.205 4点 日曜日の沈黙
石崎幸二
(2012/05/03 15:36登録)
ホテルでのイベント(連続殺人劇)に興味をひかれつつ読みましたが、実際の殺人劇は起こらず、ピクニックへ出かけてしまう始末。しかし「お金では買えない究極のトリック」という謎が残っているのでと期待するも、結末は拍子抜けしたものでした。


No.204 3点 クラリネット症候群
乾くるみ
(2012/05/03 10:37登録)
ドレミ・・・の音が聞こえなくなることにより、本文中の会話もドレミ・・・がぬけてしまって非常に読みにくい。ドレミ・・・をいれて(想像して)読む根気はありませんでした(笑)。手紙の暗号を解くだけの話?


No.203 5点 マリオネット症候群
乾くるみ
(2012/05/03 10:36登録)
軽めのSF設定で、ブラックユーモアのオチがあり楽しめました。


No.202 4点 アリスの国の殺人
辻真先
(2012/05/01 11:17登録)
夢の世界では、ニャロメや鉄人28号が登場し漫画チックでありますが、言葉遊びや漫画はどうも趣味に合いませんでした。現実の世界でのトリックの発想は面白いと思いましたが、現実味としてはどうか?といったところでしょう。夢の世界(アリスの国)と現実の関連が、いまひとつピンと来ない物語でした。


No.201 7点 ナポレオン狂
阿刀田高
(2012/04/29 18:56登録)
(再読)別サイトで4000冊以上のミステリー書評をしている方が「切れ味について、短編ミステリはナイフ、阿刀田短編はカミソリ」と評しています。全く同感です。本作は直木賞。うち「来訪者」は日本推理作家協会賞受賞。歴代の同協会理事長には著者をはじめ、松本清張氏や東野圭吾氏が就任していますので、『才能』は認められているのでしょう・・・。著者は”人間性を描いたものが「純文学」娯楽物は「大衆文学」、前者の対象が「芥川賞」後者は「直木賞」、そのような区別は避けるべき”との旨発言しています。・・・そのようなことはさておき、長編ミステリーの合間には、手ごろな読み物と思います。


No.200 8点 冷蔵庫より愛をこめて
阿刀田高
(2012/04/29 18:55登録)
書評200冊目は著者の処女短編集(18話)です。当時007「ロシアより愛をこめて」をもじった題名に引かれ拝読。その後同著者にハマりかなりの冊数を読みました。今回再読。ブラック・ユーモア(奇妙な味)の世界です。「冷蔵庫より愛をこめて」・・精神病院を退院してみると、妻に愛人がいる様子。彼は貸し冷蔵庫業を思いつく。「趣味を持つ女」・・近所で葬式があるたびに女が現れる。どうも趣味らしい。「あやかしの樹」・・種を育てると女性の形をした樹となるという。そのためにはあることをしなければならない。~この作品がエロティックで一番好みで、オチは思わずニヤリとしてしまいます。印象に残っている1冊です。


No.199 6点 逃亡者
折原一
(2012/04/29 18:53登録)
謎のインタビュー(誰がインタビューしているのか?、時はいつなのか?時効が成立した後、または逃走中?)が合間に入り、面白く拝読。これが大きな伏線になっていたのですが見破れませんでした。叙述がなくても可のストーリーで、逃亡劇のニアミスシーンでは、昔の「逃亡者」(テレビではデビット・ジャンセン、映画ではハリソン・フォード)のようでハラハラ、主人公に感情移入してしまいました。(笑)


No.198 4点 ジャンピング・ジェニイ
アントニイ・バークリー
(2012/04/27 16:48登録)
「第二の銃声」が面白かったので期待したのですが、本作は駄目でした。3作(毒入り・第二の銃声・本作)続けて探偵が犯人を特定できないなんて・・・。探偵が道化役になってしまい、仮説を立ててもどうせ間違っていると思ってしまい信憑性がありません(1,2冊ならアンチ探偵もので面白いかもしれませんが・・・)。本作の重要ポイントとなっている首吊り死体の下にある椅子の位置についてですが、自殺であろうが他殺であろうが、どうにでも説明はつくはずですが・・・。それを変にこねくり回してしまったという感じです。


No.197 8点 第二の銃声
アントニイ・バークリー
(2012/04/21 19:12登録)
伏線はかなり明確に書かれていたのですが、素通りしてしまいました(笑)。ピンカートン(殺人嫌疑)とアーモレル(被害者エリックの従妹)のやり取り、そして結婚までしてしまう滑稽さ、さらに名探偵の取り扱いのユニークさ(毒入りチョコレートも同様)が際立っていました。真相はもちろんですが、ストーリー自体が非常に楽しめました。


No.196 8点 龍神池の小さな死体
梶龍雄
(2012/04/19 12:40登録)
前半は弟の死亡事故の調査でのんびりしたムードで話は進みますが、後半からまったく別の事件が絡んで急転回してきます。な~んだ建設業界の裏を描いた社会派小説かい?と思わせるがどっこい、弟の死亡事故がきっちりと絡んできて、しっかりと本格しておりました。そして思いもよらないラストが提示されます。1979年と古い作品でありながら、いわゆる新本格派っぽい構成となっていることには感心しました。


No.195 5点 毒入りチョコレート事件
アントニイ・バークリー
(2012/04/19 12:17登録)
読んでいてワクワク感がなかった。納得できる推論が、次々と崩されれば面白いと感じたかもしれませんが、納得できない推論が崩されても・・・と思ってしまいました。この手のもの、「プリズム」もそうでたったのですが、どうも肌に合いません。推論で印象に残っているのは「世界の終り、あるいは始まり」あたりです。


(追加)多重解決ものに拒否反応が出てしまった作品(苦笑)。この原作である短篇「偶然の審判」(世界短編傑作集3)は9点なんですけど。


No.194 8点 野獣死すべし
ニコラス・ブレイク
(2012/04/14 22:35登録)
前半の手記部分で、犯人を確定(推定)してしまうのに心証だけでいいのか?と疑問だらけになり、くじけそうになったのですが、後半でその意味がわかり評価が上がりました。この時代に、このような心理トリックを描いたことに敬意を表します。本作が「頼子のために」のモチーフになっていることが理解できました。


No.193 10点 冤罪者
折原一
(2012/04/13 11:48登録)
長編ですが一気に読み終えました。よく練られたプロットに驚嘆、エピローグでは久しぶりに鳥肌がたってしまいました。倒錯シリーズ3冊と追悼者を読んできましたが、本作が今のところ最高です。高評価のものは後でがかりすることが多いのですが、本作は評価が6点台だったので、よい拾いものをした気分です。


No.192 7点 倒錯の帰結
折原一
(2012/04/11 17:41登録)
「首吊り島」の密室トリックは斬新で拍手(思いもよりませんでした)。「監禁者」は「倒錯の死角」の舞台に戻ったようで楽しめました。この作品は二つではなく一つの物語であるので、どちらがどうこうということはなく、通してこの評価にします。また、作者の本音~叙述に関する悩みや密室が好きである等~もわかり好感が持てました。


No.191 4点 東亰異聞
小野不由美
(2012/04/10 14:15登録)
ミステリーとして、家督相続に関する動機は楽しめましたが、それ以外(伝奇)は全く肌に合いませんでした。


No.190 6点 仮面の祝祭2/3
笠原卓
(2012/04/08 17:38登録)
鮎川哲也と十三の謎の一冊。三人のうち二人はアリバイがあるが、そのうちの誰だかは特定できないという面白い設定です。警察によるアリバイ崩しが地道に展開されるのですが、警視庁と神奈川県警が絡むので、やや冗長に感じられました。トリックには驚きはありませんが、アリバイ崩しのための仮説、そして挫折、この繰り返しで面白く読むことはできました。


No.189 5点 予告された殺人の記録
高原伸安
(2012/04/06 15:50登録)
本格ミステリ・クロニクル300に掲載されており拝読。裏表紙より「ダイイングメッセージは華麗なカトレアの花。ロスの高級住宅街で起こった殺人事件は、密室で自殺した男の犯行なのか。事件に巻きこまれた”私”の推理行は、ありうるべからざる犯人の名前を示す。ミステリー最後の放れ業に挑戦した驚天動地の大異色作。」クリスティの「アクロイド殺人事件」を超える作品を目標としたとのことですが、意欲は買いますが結果は???でした。馬鹿馬鹿しさでは記憶に残るでしょう。この手の作品は、未読ですが2,3冊あるようです。

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