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ミステリの祭典

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ロスト・シンボル
ロバート・ラングドン

作家 ダン・ブラウン
出版日2010年03月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 ムラ
(2012/10/25 02:24登録)
ディセプションポイント、パズル・パレスと肩すかしが続いたが、今回の作品は『天使と悪魔』や『ダヴィンチコード』のような先が気になる謎があり楽しめた。
この二つの残念なところは、犯人の正体を明かすところが長すぎる上に動機がどうでもよく感じるしで失速するところだったけど今回はそれもなかったのが良。
ただ、惜しいのは純粋知性科学についての情報をもっと欲しかったところかな。その辺がミステリとして犯人側のことや、展開を盛り上げるのにページ数使っちゃった所為で足りなかった印象。そのせいで中巻あたりがこの人にしたらちと中弛み。あとは実際に文章見ただけでその場に行ってみたくなるような印象も「天使と悪魔」に比べたら弱い。全体的なプロットとしては一番面白く感じたけど、宗教的な謎を追い求めるという点で言えば劣るのでこの点数。
次回作はぜひ、聖書の謎を掘り下げて欲しい。さんざんこの本の最後の方で煽ったんだから。

No.1 6点 蟷螂の斧
(2012/03/09 15:10登録)
「天使と悪魔」『ダ・ヴィンチ・コード」に続くラングドンシリーズ。『ラングドンは、フリーメイソン最高位の資格を持つピーターから講演の代役を依頼され会場に駆けつけるが、ピーターの姿はなく彼のものと思われる切断された右手首と金の指輪があった。ピーターを人質に取ったマラーク(悪霊)と名乗る謎の男は、ラングドンに“古の門”を探せと命じる。ラングドンは駆けつけたCIA警備局長サトウと共に、“古の門”の捜索に乗り出す。』今回はワシントン・DCが舞台で、映画化を前提としているようなので、スピード感はありますが、前2作より小粒の感は否めないです。(アメリカでは1000万部売れたそうですが)

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