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ミステリの祭典

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誰もわたしを倒せない

作家 伯方雪日
出版日2004年05月
平均点6.67点
書評数3人

No.3 5点 蟷螂の斧
(2012/03/23 19:28登録)
プロレスとミステリーの融合。解説(17ページと長い)が昔のプロレスファンには興味深い。”鉄人”ルー・テーズがディクスン・カー、”神様”カール・ゴッチはエラリー・クイーン、アントニオ・猪木は横溝正史、ジャイアント・馬場は都筑道夫、タイガーマスクは島田荘司、前田日明は綾辻行人云々と比される。主題である「最強」とは何かは、高田VSヒクソン戦にあり、その結果、総合格闘技が最強となっているらしい。が、顔を殴ってよい(なんでもありルール)は、鍛えようがない顔を殴る点で全くナンセンス(ボクシングはOK)であり、その後この世界に興味がなくなってしまった。ああ、力道山やアントニオ猪木が懐かしい。

No.2 8点 ayulifeman
(2012/03/09 21:34登録)
プロレスとミステリ。
面白い。
限定された世界だからこそ成立するミステリ、いいです。
いろんな作家さんにプロレスミステリ書いてほしい。

No.1 7点 江守森江
(2009/05/22 04:56登録)
ミステリとしては水準レベルの連作短編集。
(ネタバレ)
この出版社でのデビュー連作短編集らしい最後の捻りもある。
プロレス好きならニヤニヤできる(特に猪木が率いていた頃の新日)
※余談
某プロレスエッセイを読んで自分は全日派(馬場・鶴田)だった事が思い出された。

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