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ミステリの祭典

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toyotamaさんの登録情報
平均点:6.69点 書評数:52件

プロフィール| 書評

No.32 5点 ビロードの悪魔
ジョン・ディクスン・カー
(2010/11/18 04:52登録)
殺されるのを阻止するために過去へ行ったのだけれども、その行為自体が歴史に組み込まれていた、ということだろうか。
とにかく悪魔とのやりとりのシーンが、「デスノート」の一場面として思い浮かんでしまうのにはまいった。


No.31 6点 暗黒館の殺人
綾辻行人
(2010/11/11 18:16登録)
しまった!
「館シリーズ」
これを最初に読んでしまった!
あとになって、そういう感想でした。


No.30 9点 囁く影
ジョン・ディクスン・カー
(2010/11/11 18:11登録)
カーの作品は結末が見事でも、そこに行くまでに退屈させられてしまう。
そういう意味ではこの作品の長さに満足!
実際、後半は一気に読み通すだけの緊迫感はあったと思います。


No.29 6点
F・W・クロフツ
(2010/11/11 18:01登録)
いかにもデビュー作という感じ。
出だしがスリリングで、樽の追跡のシーンは手に汗握る展開であったのだが、だんだん尻すぼみになった感は否めない。
前半が良すぎたのが仇になったかもしれない。


No.28 5点 カナリヤ殺人事件
S・S・ヴァン・ダイン
(2010/11/11 17:56登録)
テープじゃなくてレコードってのがすごいかな。
今より先端技術のイメージがありました。


No.27 9点 葬儀を終えて
アガサ・クリスティー
(2010/11/11 07:29登録)
物語の始まるところから仕掛けられたトリックはさすがクリスティ。
大富豪とその家族という物語が多い中、動機や犯人の設定もいろいろやってくれます。


No.26 6点 夜歩く
ジョン・ディクスン・カー
(2010/11/11 07:24登録)
デジタル時計の無い時代に、12秒に全てを賭ける、ってのもよく考えたというか、危なっかしいというか。。
しかしながら、この時代のトリックとしてはよく考えられていると思いました。
むしろ、入れ替わりの方が、メイントリックですかね。


No.25 7点 毒入りチョコレート事件
アントニイ・バークリー
(2010/10/28 08:25登録)
シェリンガムの方が主役なのか、チタウィック氏が主役なのか、どっちなんでしょうねぇ。
「トライアル&エラー」を先に読んだ当方は、チタウィック氏重視で読み進めていたんですが・・・。
チタウィック氏の言動が、ダメおやじを思い起こさせる(笑)


No.24 6点 愛国殺人
アガサ・クリスティー
(2010/10/26 17:27登録)
最後のほう、めまぐるしい展開で楽しめたはずなんだけど、ややこしくて難しすぎる。
Aという名は世を忍ぶ仮の姿、実はBという名であって、その正体は実はC、というのは海外の名前だとなかなか理解が困難。


No.23 6点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2010/10/26 17:20登録)
途中まではワクワクして読んでましたが、最後のトリックにあ然。
推理小説の場合、理論的にOKなトリックであれば、実際に行うことが困難でも良しと考えてますが、これは「斜め屋敷」や「奇想、天を動かす」よりも漫画チックなトリックだと思いました。
いっそのこと、大楠が喰っちゃった、って方がよかった気も・・・


No.22 7点 ポアロのクリスマス
アガサ・クリスティー
(2010/10/26 17:15登録)
クリスティー得意の、
富豪+息子(娘)たち+嫁(婿)+甥(姪)+執事というパターンなんですが、つい読んでしまいますねえ。
クリスマスにクリスティーを、ってことなのでよしとしますか。
珍しく密室ものであって、物理的トリックを使ってますね。
犯人は、う~ん、やられたっていう感じはありました。


No.21 1点 赤い館の秘密
A・A・ミルン
(2010/10/19 17:09登録)
子供のころ、子供向けに読んだとき、かなりワクワクした記憶があるんですが、大人になって文庫で読むとまったくつまらない。
なんとなく子供にもわかるような原作を大人向けに翻訳したような気がして、ちょっと合いませんでした。


No.20 9点 死の鉄路
F・W・クロフツ
(2010/10/19 17:04登録)
クロフツの作品は、内容は覚えていても、どの作品だったか思い出せないものも多く、とくに海関連の作品に多いと思います。
イギリスの地図と首っ引きで読んだのですが、さすがに80年前の地名と違ってるところも多く、詳しい場所が特定できませんでした。


No.19 7点 殺しへの招待
天藤真
(2010/10/14 13:19登録)
本命の男の正体の暴露をもうちょっと引き延ばして欲しかったなー。


No.18 4点 毒を食らわば
ドロシー・L・セイヤーズ
(2010/10/10 12:57登録)
それでも私は毒を飲みたくない。

「ナイン・テイラーズ」にはすんなり入って行けましたが、入って行けないと門前払いを喰らった気になる。


No.17 6点 見えないグリーン
ジョン・スラデック
(2010/10/08 11:03登録)
第一の殺人方法、芸人の罰ゲームを思い浮かべました。非常に不確定要素の多い方法ですが、可能性があるトリックであれば、机上の空論でも良しと思ってますので、ここは良し。
初めて読んだ作家でしたが、海外のミステリの殺人の動機って、結局財産狙いと口封じが多いな、と改めて感じた作品。


No.16 3点 弓弦城殺人事件
カーター・ディクスン
(2010/10/08 10:47登録)
事件のストーリーと動機を並べると、それなりの物語なのですが、なんかわざと理解しにくくしている印象。
舞台設定もここでなくてもいいんじゃないか、と。


No.15 9点 メソポタミヤの殺人
アガサ・クリスティー
(2010/10/08 08:30登録)
1人2役の設定が都合よすぎる気もするが、殺人の凶器はともかく方法については十分納得できる。
中東を舞台にしているので、浮かぶ情景は映画版『ナイルに死す』になってしまったが、話は『ナイル・・・』くらい好き。


No.14 8点 フレンチ警部最大の事件
F・W・クロフツ
(2010/10/08 08:17登録)
やっぱりフレンチ警部はあっちこっち飛び回らなくては。
イギリス・ロンドン~スイス・シャモニー~スペイン・バルセロナ~ポルトガル・リスボン。
とにかく、「海の話」だけは苦手(理解しにくい)ですが、陸地ものは大好きです。


No.13 7点 五匹の子豚
アガサ・クリスティー
(2010/10/07 13:36登録)
マザーグースの唄ものだと、すぐにどんな唄か調べてしまいます。どうやら数え唄のひとつのようです。
妹のイタズラが殺人を引き起こしたと思ったカロリンが、口を噤んでいたために罪を被った形になった、というのが真相のようです。真犯人はありがちな結末ですが、16年も前の事件を当初は手紙のみで解決しようなんて、ポアロさん無茶です。

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