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ミステリの祭典

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暗黒館の殺人
館シリーズ

作家 綾辻行人
出版日2004年09月
平均点6.11点
書評数64人

No.64 9点 密室とアリバイ
(2023/05/03 21:34登録)
雰囲気は最高だ。しかし、この長さなら「人狼城の恐怖」と同等の質を求めてしまう

No.63 6点 SU
(2022/11/23 20:02登録)
怪しげな住人、いわくありげな儀式、嵐で閉じ込められ孤立、連続殺人、密室、出生の秘密など「お約束」を斜に構えたりせず、大上段に振りかぶって斬り下ろす。真正面から堂々と、重厚長大、しかも大ネタ炸裂。
前作を読んでいることが前提となるトリックはいかがなものかとか、幻想的色彩が強く本格ミステリとしてはどうなのかという批判もあったそうだが。

No.62 5点 雪の日
(2020/05/03 21:34登録)
長い!この一言に尽きる
館シリーズが好きなら面白いかも

No.61 7点 MS1960
(2018/02/21 12:44登録)
怪奇幻想小説としては9点、本格推理小説としては5点、トータル7点とした。まず、小説としての着想、構想はすばらしい。長い割りに読んでいても飽きが来ない。但し、本格推理としては買えるのは西館の開かずの間における18年前の人間消失トリックくらい。”視点”なるものが過去と現在を行き来する時点で、本格としては?<以下ねたばれあり>但し、物語の最後で、げんじ=ただのり、ちゅうや=なかむらせいじ、だったり、シャム双生児=既に切り離されていた、などの意外性は豊富。しかし、その意外性は論理の筋道を経た上での意外性、読者の論理の筋道の過程に仕掛けられた罠ではなくたぶんに感覚的なもの。この小説を読んで、龍臥邸事件を思い出した。両者とも小説としては面白いし作者の価値観や関心を思い切り表現しているが、トリックとしてはしょぼいという共通項がある。

No.60 7点 名探偵ジャパン
(2017/01/07 19:33登録)
ようやく再読しました。
改めて文庫本四冊を机に積み上げてみて、「やっぱりやめようかな」という思いが一瞬頭をよぎりましたが、「ええい、ままよ」と一巻を手にとってページをめくりました。
程よく(?)内容を忘れていたおかげで、流し読みしてもよいところと、「あっ、ここは詳しく読んでおこう」という箇所を敏感に嗅ぎ分け、再読にも関わらず思いのほか楽しんで読めました。
解説でも同じようなことが書かれていましたが、本作は小説という形をとった、「主人公(中也くん)視点のテキストアドベンチャーゲーム」のようなものです。ゲームでも二回目のプレイでは、「テキスト早送り」を駆使しますから。

ミステリとしては、犯人の犯行動機が面白かったです。サイコが入っていて、本格としてはちょっとギリギリな気がしますが、異様な動機をミステリ的材料と考えると、犯人が双子を殺そうとする理由が特に好みです。犯人にとっては、殺害動機が論理的に生まれています。そりゃ、殺したく(殺してあげたく)なるよね。
「館シリーズ」おなじみの「抜け穴問題」もあります。「二つの抜け穴の存在。どちらも知っていたのは誰か?」回答が出かかっていたところに、また問題を混乱させる双子の秘密。彼女たちは文句なく本作のMVPでしょう。

再読を前にしても圧倒される分量でしたが、結局読み続けさせてしまうのは、綾辻の間違いのない筆力あってのものでしょう。改めて偉大さを感じ入りました。

No.59 6点 蟷螂の斧
(2016/06/13 13:52登録)
ジャンルは、新本格というより幻想・伝奇小説に分類されるのではないでしょうか。”視点”の存在(登場)もありますし、偶然が重なりあうことなどもありますし・・・(苦笑)。
『ダリアの時計』から、画家サルバドール・ダリ氏の代表作「柔らかい時計(記憶の固執)」を連想しました。この絵は氏の経験した夢に基づいて描かれ、時計は時空のひずみを象徴しており、現在と過去が入り乱れている夢の時間をあらわしているとのことです。本作のモチーフに通じるものがありますね。偶然か?。

No.58 6点 sophia
(2016/05/25 19:56登録)
伏線が山のように出て来るので、このあまりに長大な作品を読むに記憶力がとても追い付かず、メモを取りながら読んだことを覚えています。本格ミステリーを読む際にそのようなことをしたのは今のところこの作品だけです。宮部みゆきとかにも言えますが、もっと短くまとめていただきたいものです。

No.57 6点 青い車
(2016/02/16 21:52登録)
暗黒館の描写はいいです。読んでいる間は最高に楽しかったのは確か。ただし、肝心の推理が2000枚超の大作にしてはかなり物足りないです。トリックに利用されたあの道具は現代の本格ミステリーで用いるには古臭い上、明らかに軽量級です。それに江南君や島田潔が大活躍するのかと思いきや壮大な外伝に過ぎなかったとは、ガッカリじゃなかったといったら嘘になります。また、気になる人物がその後どうなったかわからず、放置しっぱなしだったのもいただけません。しかし、最後明かされるあの人物の正体は、館シリーズ随一のサプライズで、そんな不満を多少払拭してくれました。

No.56 6点 風桜青紫
(2015/12/21 04:05登録)
時計館が館シリーズの決定版なら、暗黒館は囁きシリーズの決定版かな。アーヤが趣味全開でキャラクターを書いてったらとんでもない長さになってしまったって感じ。トリックについては、館シリーズのバカバカしさが悪い方向に行っちゃってるんだよね。あざとい親切設計を免罪符にしてるかもしれないけど、やっぱ、なんていうか、無理だわ。ハッと驚くというより、単に「なんじゃそりゃ」って気持ちが先にきちゃう。犯人当ても、途中の推理がなんともしょうもないし、あざとさばかりが目立ってしまう。ただ、アーヤがメイントリックとして設定したであろう中也くんの正体は素直に驚けた(お前かよ!)し、暗黒館のいろいろカオスな雰囲気は楽しめたので、まあ、6点はつけてもいいだろう。館の住民のグロさが『孤島の鬼』を思い出させたので、玄児さんが諸戸道雄みたいなホモに見えてしかたがなかった。たぶんホモとして書かれているのだろう(笑)。

No.55 6点 ボナンザ
(2014/04/07 01:49登録)
もはやミステリなのかホラーなのか・・・。個人的には某ミステリゲームに影響を与えたのではないかと思っています。
それでも綾辻氏らしい作風で満ちた名作だと思います。

No.54 7点 あのろん
(2014/03/04 16:44登録)
ミステリとして、トリックとかどんでん返しは弱いと思いますし、今までシリーズを読んできた人にはある程度読めてしまいます。
幻想的でおどろおどろした雰囲気の好きな人(深泥が丘がOKな人)にはいいと思います。私も含め。
キャラも結構立っていて印象的です。
とはいえかなり長いので、再読は辛いかな。

No.53 7点 りらっくま
(2013/12/06 01:49登録)
この作品で一番の名探偵は美鳥・美魚の姉妹だった。
この作品で一番の好人物は市郎くんだった。
以上です。

No.52 6点 バード
(2013/10/28 13:02登録)
まぁとにかく長い、読み終わって達成感にかられたのはこの作品が初めて。
その長さをもってどのような壮大なトリックが待っているのかと思いきや中身の事件は割りと地味、それよりも浦戸家のおどろおどろしさの方が気になった。(少し幻想小説の気がある。)謎の数はいくらでもあるのでどこかで驚くことはできると思う、個人的にはメイントリックと中也の正体が良かったかな。特にメインの仕掛けは注意深く読めば気づけるはず。


総評すると館シリーズファンなら確実に読むべき大作、ただし一つのミステリとしては長さに耐えうる人のみ読むことをお勧め。

No.51 7点 アイス・コーヒー
(2013/06/30 14:36登録)
山奥の湖に浮かぶ「暗黒館」。そこに訪れた江南は塔から落ちてしまう。一方暗黒館に来ていた学生「中也」は館で殺人事件と館に住む浦登家の奇怪な営みに遭遇する。

「館」シリーズ最長の文庫本四冊というボリュームに見開き二枚に渡る付録の巨大見取り図に驚く人は多いだろう。本作は浦登家の「死」という物への執着が題材となり、その描写と四巻で描かれる真相のための手がかりにページ数がさかれている。そのため最後まで読むとこの量には納得したが、トリックが大掛かり過ぎて一部はすぐに分かってしまった。大長編の悩みと言ったところか。

(以下ネタバレ気味)


この作品(暗黒館)は今まで中村青司(綾辻行人)が創造してきた館の原点である。そして、今まで、今後の館シリーズの中でこの作品はあらゆる館主たちの幻想を闇に葬るために不可欠だったのではないか。シャム双子にダリアの肉、十角塔に吸血鬼。奇妙なファンタジーのようなこの作品にはミステリーを超えたおもいがあるに違いない。

No.50 6点 TON2
(2012/12/10 17:31登録)
講談社NOVELS
 久々の館シリーズですが、上下巻で1300ページもあり、また吸血鬼伝説の不老不死などもからめて、ホラー・オカルトにも足を踏み入れた異色作です。
 雰囲気はかうものの、トリックに一部に夢オチがあり、あまり感心しません。

No.49 6点 あい
(2012/09/03 00:04登録)
雰囲気は出ていて良かったが、読者が犯人を考えるにはフェアではないし、とても長かった。

No.48 6点 好兵衛
(2011/11/15 02:42登録)
長くて、なかなか手が出せなかった作品。

甘い、綾辻氏にしては
トリックが甘すぎる。
文庫本で厚本4冊もあるのに。
最初のほうで、ほとんどのオチがわかってしまう。
綾辻氏の館シリーズをここまで読んでいる人達だったら
想像するようなトリックばかり。

まだ、大どんでん返しがあるんだろう?
あるんだろ?
と思いつつもなかった、作品。

オチの書き方文体が、十角館の殺人と同じように
次のページに一文なのが余計に淋しかった。

ただ、お話がとてもよくて、後をひく味だった。
綾辻氏が大好きなものをすべて盛り込んだ、
というのがよくわかる。
館シリーズのおどろおどろしさ、としてみたら
満点ですね。
人、書けてないかな?面白かったけどなぁ?

No.47 2点 つよ
(2011/05/01 21:58登録)
無駄に長い。

No.46 2点 brit
(2011/04/23 02:43登録)
作者の集大成ということで期待していたが、下巻は解決編前まで読み流してしてしまうほど、とにかく無駄に長かった。
読み手がどこに引き込まれるかにもよるのかもしれないが、個人的には人を書けてないのが無理。
もうこの作者の作品に手を伸ばす気がしなくなった。

No.45 7点 ムラ
(2011/03/19 02:34登録)
シリーズ六作目にして綾辻の集大成的作品。
個人的に好きな霧越邸に館シリーズと囁きシリーズが組み合わさった印象。
メインのトリックが早々にしてわかったのがとても残念だけど(とはいえ○オチは良い意味で予想外だが)、これまで見てきたからこそ面白いネタが散りばめられているのがよかった。
ダリヤの宴の部分が長かった印象だけど、他はそれなりに適切だった気がする。
なによりも中村青司の出生が知れたのがよかった。

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