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ミステリの祭典

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あのろんさんの登録情報
平均点:6.87点 書評数:15件

プロフィール| 書評

No.15 7点 人狼城の恐怖
二階堂黎人
(2014/05/29 21:19登録)
ドイツとフランスで見たことあるような殺人が繰り返される…
これでもか、これでもかと、トリックの宝石箱や~という感じで、ちょっと食傷気味。
城の構造は読めてしまったし…。
ああ、でも瞬間首切りトリックには唸りました。
とはいえ、4冊もあるのに読み始めたらサクサク、で一気読み。
この城に行ってみたい~!!この世界観に浸ってみたい~!感で高得点。


No.14 6点 フライアーズ・パードン館の謎
フィリップ・マクドナルド
(2014/03/05 17:30登録)
(ネタばれ気味)
水のない密室で溺死する、という曰くつきの館。
この謎がおもしろくて、つい引き込まれてしまいました。
犯人が読めてしまったのが残念ですが、水の処理には唖然…。


No.13 7点 閉じ箱
竹本健治
(2014/03/05 17:15登録)
ホラー的な、幻想的な、狂気に満ちた短編集でした。
同人誌の頃の作品、乱歩へのオマージュ、絵本向けなど多彩。
著者のパターン通りに先の読めてしまう作品もあるけど、完成度は高いと思います。
自分もやっぱり「恐怖」が最高でした。


No.12 7点 我らが隣人の犯罪
宮部みゆき
(2014/03/05 17:02登録)
それぞれ小粒だけど、伏線がきっちりあって、素直にうなずける感じ。
「サボテンの花」は心温まりました。
日常的なことが(殺人もあるけど)こうも楽しく描けるのはさすが。


No.11 7点 ジャンピング・ジェニイ
アントニイ・バークリー
(2014/03/04 17:01登録)
被害者は本当にイヤな奴!!!!!
この表現力には舌を巻きます。
それにシェリンガムの迷走っぷりがとても楽しめました。
殺人事件としてはシンプルなものなのに、こんな結果になるとは…。
ラストのどんでんには苦笑してしまいました。


No.10 7点 暗黒館の殺人
綾辻行人
(2014/03/04 16:44登録)
ミステリとして、トリックとかどんでん返しは弱いと思いますし、今までシリーズを読んできた人にはある程度読めてしまいます。
幻想的でおどろおどろした雰囲気の好きな人(深泥が丘がOKな人)にはいいと思います。私も含め。
キャラも結構立っていて印象的です。
とはいえかなり長いので、再読は辛いかな。


No.9 8点 奇術探偵 曾我佳城全集
泡坂妻夫
(2014/03/04 16:29登録)
めくるめく、マジックの世界…。
そこにガチガチの本格がうまく融合された作品だと思います。
ラストはすごく切なくなり、何度も読み返してしまいました。
私は好きです、このラスト。


No.8 6点 六つの手掛り
乾くるみ
(2014/03/04 16:22登録)
トリックに無理やりストーリーを結びつけた感はあるけど、しっかりロジックが組んであって楽しめました。
描写に分かりにくいところが多かったのが残念。
林茶父という名前、結局あれが言いたいがために付けたのね(笑)


No.7 8点 悪魔はここに
鮎川哲也
(2014/03/04 16:06登録)
星影龍三の鼻持ちならない性格と、間の抜けた鮎川哲也のコンビのアンバランスが楽しめるこのシリーズ。
「薔薇荘」は犯人当て小説の最高峰といってもいい名作だと思います。
粒ぞろいの本格4作品、まさに宝石箱です。


No.6 7点 世界の終わり、あるいは始まり
歌野晶午
(2014/03/04 16:01登録)
(ネタばれ気味)
これでもか、これでもか、というほど妄想が続く…
結構好きです、この振り回され感。
そして、最後のリドル感。


No.5 5点 哲学者の密室
笠井潔
(2014/03/04 15:36登録)
(ネタばれ気味)
哲学的な薀蓄は相変わらず理解困難。
今回は哲学がメインに絡んでくるけど、哲学薀蓄は読み流ししても問題なかったです。
ただ、偶然による割合の大きいトリックがいまいち。
それに○の○○○が利用されたことが見え見え。
エンジェル、サマー、と比較するとミステリ的には落ちる感があります。


No.4 6点 解体諸因
西澤保彦
(2014/03/04 15:22登録)
バラバラ殺人の寄せ集めでグロいか!?と思ったら、ハウダニットがメインの、パズルような感じで軽く楽しめました。
かなり強引なところがあるので、そこそこの点。


No.3 5点
麻耶雄嵩
(2014/03/04 15:11登録)
読みにくい文章で、やっと読み終わった感があります。
あやしいなぁ、と思ったところは、やっぱり!という感じで楽しませてもらったのは確かです。
でもラストはどうかなぁ…


No.2 8点 名探偵篇「十三角関係」
山田風太郎
(2014/03/04 14:55登録)
第2,3版では「帰去来殺人事件」が削除されています。
帰去来が最もトリックも意外性も一番!だと思ったので注意です。
どれもしっかり本格で、満足のいくものでした。
ただ、歓喜先生の商売(?)柄、似たような話が多かったのが残念。


No.1 9点 作者不詳 ミステリ作家の読む本
三津田信三
(2014/03/04 14:21登録)
(ネタばれ気味)
文庫版で読みました。
この世界観がとにかく好きです!
杏羅町や古本堂の雰囲気。
それぞれの作品のつかみどころのないリドル感。
じわじわせまりくる恐怖におののきながら、解決を見出すスリル感。
十人のインディアンがまた?と気付いたら、これも伏線だったなんて…。
解決はかなり強引なところがありますが、この世界ならアリだと思います。
ちょっと雰囲気に酔いすぎかもしれないけど、甘めで。

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