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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:631件

プロフィール| 書評

No.251 7点 本格ミステリーを楽しむ法
評論・エッセイ
(2010/08/07 08:46登録)
鮎哲ファンなら必読の書。面白かったです。
本が実家にあるので最近読んでいませんが、また読みたくなってきました。


No.250 3点 世界の名探偵50人
事典・ガイド
(2010/08/07 08:44登録)
う-ん、これねえ・・・
初めて読んだときはそんなに感じませんでしたが、いまあらた
めて思うと、やはり功より罪が多いというべきでしょうか。
普通ミステリガイド本などでも、ある作品の結末やトリックに
触れる場合は、「○○頁に○○のメイントリックについて触れて
おるので、未読の方は注意!」などの但し書きを書くのが今で
は常識化されています。
その点、この本は無節操すぎる嫌いがあるのではと思います。

採点は正直迷いますが、皆さんの平均的レベルで。


No.249 7点 新本格謎夜会〜ミステリー・ナイト〜
事典・ガイド
(2010/08/01 12:13登録)
綾辻、有栖川をはじめとするミステリ作家の謎解きとト-ク
ショ-を折りまぜたイベントの模様を収録した本。
結構、面白かったです。
イベントで使用された課題(謎解き)も意外と本格的でした。
僕自身も、密室の謎は大体想像つきましたが、犯人指摘には
至りませんでした。

あとト-クショ-で好きな作品を聞かれるシ-ンがあり、麻
耶雄高氏が「グリ-ン家殺人事件」、有栖川有栖氏が「黒い
トランク」を挙げていたことが妙に嬉しかったです。


No.248 8点
麻耶雄嵩
(2010/07/25 18:15登録)
これは新味のあるトリックですね。
叙述トリックと判っていても、してやられた感じです。
嵐の山荘というベタな設定も、僕のようにこういうのが好きな
人間にとってはポイント高くなってしまいます。

従い、高評価になりました。


No.247 6点 Rommy
歌野晶午
(2010/07/18 21:41登録)
トリックや真犯人は比較的平凡ですが、構成にはかなり
個性のある作品ですね。
作者の音楽に対する造詣の深さが味わえましたが、私見
では真相にアンフェアな部分があるとみて、その分減点
しました。


No.246 9点 東西ミステリーベスト100
事典・ガイド
(2010/07/15 17:34登録)
こうさんと同じく、今の僕のミステリ観に大きな影響を
与えている一冊。
次に何を読もうか?というとき、いまだにこれを見ると
きがあります。
この本の出版からもう20年以上経つんですね。週刊文春
さん、久々にこの企画やりませんか?


No.245 6点 花嫁は二度眠る
泡坂妻夫
(2010/07/15 17:29登録)
普通に楽しめましたが、やや平凡な印象?
犯人の意外性はそこそこありました。


No.244 7点 宛先不明
鮎川哲也
(2010/07/07 18:17登録)
この作品の書評をアップしていなかったことに最近気づき
ました。
電報を用いた氏得意のアリバイトリックでなるほどなかな
かよく考えられています。
これで氏の長編作品はグランドスラム(全部書評した)かも。


No.243 6点 赤い館の秘密
A・A・ミルン
(2010/07/07 18:14登録)
童話作家として有名な作者が結唯一書いた推理小説ですが、
有名古典作品です。
驚天動地のトリック、意外性、どんでん返しがある訳では
ありませんが、普通に楽しめるミステリかと思います。


No.242 6点 四〇九号室の患者
綾辻行人
(2010/07/04 20:16登録)
この作品、まだこのサイトで未収録だったのですね。
僕が読んだのは10年ほど前ですが、著者がデビュ-前まだ
アマチュア時代に書かれた作品だそうです。
長編というより中篇に近いボリュ-ムで一気に読めます。

内容はいわゆるひとつの(?)叙述トリックですが、アンフ
ェア感はなく、万人に楽しめるのでは思います。
すれっからしの方にはもの足りないかも知れませんが、ミス
テリ初心者には特にお薦め。


No.241 7点 湖底のまつり
泡坂妻夫
(2010/06/27 10:13登録)
泡坂氏独特の騙し絵の世界ですが、楽しめました。
トリック自体は前例もあるし、無理のある部分もありますが、
見せ方が巧く納得させられてしまいます。
読後満足度として水準以上の評価に。


No.240 5点 パーフェクト・ブルー
宮部みゆき
(2010/06/22 17:54登録)
今をときめく流行作家でありながら、これまで縁のなかった
氏の作品をはじめて読みました。
結果はまあ平凡な印象です。長編デビュ-作にもかかわら
ず、本格色が少なく社会派色が強いですね(やはり流行作
家は僕と相性悪いのか・・)。

まあこれに懲りず、いつかまた氏の作品にトライしてみよう
と思った次第です。


No.239 6点 一本の鉛
佐野洋
(2010/06/17 20:03登録)
氏の作品を初めて読みました。結論として、まずまずという
ところでしょうか。
メイントリックはひとひねりあるもののありきたりで(人に
よってはアンフェアという声があるかも)、密室トリックは
この僕でさえ大体想像つきましたが、論理の破綻はなく、全
体的なまとまりはあると思います。

章毎に日時を記入する手法、古めかしいですが何となくいい
ですね。クイ-ンやヴァンダインの古典作品によくあるので
すが、現在よくある時制を用いた叙述トリックにやられる心
配がないですからね(苦笑)。


No.238 6点 本格推理④殺意を継ぐ者たち
アンソロジー(国内編集者)
(2010/06/12 15:29登録)
鮎哲氏アンソロジ-の短編とあって読んでみましたが、突出
した快作はなく平凡な印象でした。


No.237 5点 華やかな死体
佐賀潜
(2010/06/12 15:26登録)
前回書評を書いた「大いなる幻影」と同時に乱歩章を受賞
した法廷ミステリ。
事件の発生から容疑者の逮捕、勾留、起訴、公判、判決ま
でが描かれ、刑法の勉強(僕は工学部出身なので)にはな
りますかね。
但しこういうミステリが好みでない人にとっては、単調に
感じられて楽しめないかも。

評価はまず水準(6点)の評価はできますが、やはり
僕が定義する「本格ミステリ」は思えないので、マイナス
1点。


No.236 7点 大いなる幻影
戸川昌子
(2010/06/04 20:21登録)
50年近く前の乱歩賞受賞作品。女性専用アパ-ト内で起こる
事件を扱うので、登場人物の殆どが女性です。そこで自身が
女性でもある作者は、登場人物の心理描写を巧みに描いてい
るのがこの作品の特色です。
トリックはありきたりですが、意外な真相の演出には一役か
っています。
不満点といえば、読者が真相を推理で100点満点の答えを出
すにはややデ-タ不足の感があることくらいですが、まずは
水準以上の力作だと思います。


No.235 6点 Another
綾辻行人
(2010/05/30 18:05登録)
本格推理+ホラ-趣向の作品。でも僕にとっては後者の印象
が強かったですね。
頁数の割には短期間で読めましたが、怪奇現象に対する解決
(というか説明)がない部分が多いのが不満点でした。
でもホラ-で割り切っている人はそういう不安点を持たない
のでしょうね。


(ここからネタばれ)
本格推理として評価すると、この作品はある主要登場人物の
1人2役を看破できるか?という事につきるでしょう(僕は
見抜けませんでしたが)。
その点の伏線の張り方や見せ方はさすがと思わせましたが、
この点だけの謎解きに、いかんせん頁数多すぎは否めません。


No.234 6点 トレント最後の事件
E・C・ベントリー
(2010/05/19 20:56登録)
トリックは確かにありきたりで古めかしいですが、書かれた
時代を考慮すれば、やむを得ませんね。
何といっても黄金時代の直前の作品ですから。
最後のドンデン返しはミステリ初心者には新鮮かも。


No.233 8点 鉄道ミステリー傑作選 無人踏切
アンソロジー(国内編集者)
(2010/05/18 21:03登録)
発刊当時に読んだ、鮎哲氏のアンソロジ-ということも
あり、僕のお気に入りの短編集。過去何度となく再読し
ています。

 お勧め作品は、
・雷鳥九号殺人事件(西村京太郎)
トラベルミステリには違いないですが、氏の作品の一般的
イメ-ジで読むと、いい意味裏切られる力作。
本格色が強く、僕好みのトリックです。

・やけた線路の上の死体(有栖川有栖)
氏の実質的デビュ-作。江神シリ-ズ(学生アリス)ファ
ンには必読の作品。

・親友B駅から来た男(秦和之)
なかなかの出来栄えである論理ミステリ-。最後の皮肉な
結末も一捻り利いています。

総合評価では7点程度が妥当ですが、思い入れがある分、
プラス1点。


No.232 5点 新幹線殺人事件
森村誠一
(2010/05/18 20:56登録)
僕が推理小説を読み始めたとき読破した作品のひとつ。
謎の設定の魅力の割りに、解決が平凡だった印象が残り
ます。個人的には「高層の死角」の方が良かったです。

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