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ミステリの祭典

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宛先不明
鬼貫警部シリーズ

作家 鮎川哲也
出版日1965年01月
平均点5.83点
書評数6人

No.6 5点 あびびび
(2017/06/12 23:30登録)
アリバイ工作が用意周到な犯人のため、無駄な捜査が多くなるが、これは現実的ではある。でも、そのために切れ味に欠けるかなと言う感じ。

No.5 6点 nukkam
(2016/11/09 19:48登録)
(ネタバレなしです) 9人の作家による「産業推理小説シリーズ」(最終的には8人8作で終わった模様です)の1作として1965年発表に発表された鬼貫警部シリーズ第9作です。作者自身が「産業推理あるいは企業推理などの分野には興味も感じないし関心も持っていない」と述べていますが、会社内における派閥争いや企業秘密の漏洩などを取り入れているところが鮎川なりの産業推理なのでしょう。とはいえ本書はやはりアリバイ崩しの本格派推理小説として読むべき作品で、このシリーズでは珍しい郵便アリバイに挑戦しています。犯人がいきなり堅固なアリバイを主張するのではなく、警察が捜査を進めるほどにアリバイが強固になっていく展開が巧妙です。鬼貫の登場場面はかなり後半になってからです。

No.4 5点 斎藤警部
(2016/02/09 18:06登録)
こりゃちょっと浅過ぎるでしょう、長篇ミステリとして。長めの短篇に凝縮すりゃあ良かったのに。表題と内容の繋がらなさっぷりも残念。(短篇集の題名が「宛先不明」だったら魅力的だし、その中に本作をギュッと縮めたのが入ってたら素敵だ。) ファンなので、読んでて詰まらなくはありませんでしたがね。ファンなので、読んでよかったとは思うけれど、ファンなので、人には薦めない。

No.3 6点 ボナンザ
(2014/04/07 15:26登録)
タイトルが秀逸。初期の作品に比べると斬新さはそれほどないが、シリーズが好きなら読んで損はない。

No.2 6点 ミステリ初心者
(2014/02/23 01:54登録)
ネタバレがあります

 2時間ドラマのような雰囲気でした。サスペンスっぽいというか。 犯人当てより、アリバイ崩しの作品です。 
 メイントリックは頭の体操のような面白さがあったと思います。 自分は読んでいる最中に、正解に近いものが浮かび上がりましたが、郵便局のシステムをよくわかっていなかったようです。

No.1 7点 測量ボ-イ
(2010/07/07 18:17登録)
この作品の書評をアップしていなかったことに最近気づき
ました。
電報を用いた氏得意のアリバイトリックでなるほどなかな
かよく考えられています。
これで氏の長編作品はグランドスラム(全部書評した)かも。

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