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ミステリの祭典

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ElderMizuhoさんの登録情報
平均点:5.84点 書評数:100件

プロフィール| 書評

No.60 6点 クリムゾンの迷宮
貴志祐介
(2008/05/28 18:48登録)
なぜにこの作品がここにあるの?という感じですが
アドベンチャーゲーム感覚で面白い。食事するのも忘れて読みふけりました。
荒削りですがとにかく読者を引き付ける魅力があります
読み物としてなら10点つけたいくらいですが、まあこのサイトなので・・


No.59 5点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2008/05/28 18:42登録)
うーん。たしかにサプライズは用意されているのですが自分には「・・・で?」としか思えなかったなあ
結構類似作は多いですし、なんでわざわざこういう小説の中に持ってきたのか意図が理解できません。
実際そこまでの描写がいい意味で強烈過ぎたので、そっちの方のみで勝負してもらっても良かったと思う。
もっとも個人的に一番気になったのはほぼ全編にわたって性的な表現が散りばめられていたのがちょっと不快だったこと


No.58 6点 悪女パズル
パトリック・クェンティン
(2008/05/28 18:35登録)
良くも悪くも推理小説らしい推理小説
何人もが立て続けに殺害され、しかも誰もそこから逃げ出そうとしないあまりに不自然な事件状況。
何回も事件が起こっている割に検証するのはもっぱら最初の事件だけで他はおまけ扱い。(これはどーなのよ・・)
まあ突っ込んじゃいけないとはわかっていてもここまで典型的だとやはり苦笑します。
無理矢理こうした展開にしただけあって解決はさすがしっかりしています。すべての伏線が収束し犯人の意外性も充分。
野暮な突っ込みさえ入れなければ充分に楽しめる作品ではないかと


No.57 6点 伯母殺人事件
リチャード・ハル
(2008/05/26 19:06登録)
素人の考える殺人計画と実行過程なんて突っ込みどころが多すぎる、という点を逆手にとって面白おかしく見せた小説
話し全体のタネは中盤には見えてきてしまうのが難点
というか初めからアレをアレしていた事にしてたほうが良かったと思う。
恥ずかしながらちょっと自分には痛い話でした


No.56 7点 七人のおば
パット・マガー
(2008/05/26 19:00登録)
終盤近くまでこんな回想でどうやって犯人を探り当てるんだ?むしろ話が混乱してるだけでは・・と思わせながら
ロジックがしっかりしており最後に犯人と被害者を探り当てる過程には思わず唸らされました。
が、問題点を挙げるとすれば囮が多すぎることでしょうか
七人もいるのに結局のところ本線絡みは2、3人ですから
一つ一つの話自体にはそれほど魅力を感じなかったので・・
本線が非常に良かっただけにそこが本当に残念


No.55 5点 探偵を捜せ!
パット・マガー
(2008/05/24 13:04登録)
犯人が探偵を探すという奇抜な設定の割には大きな不自然さや矛盾点も無く無難に纏め上がられているのは評価できると思います。
一方で無難すぎて大きなサプライズも無く、伏線も凄みに欠ける。
大きな期待をしなければそこそこ楽しめる作品ではないかと。


No.54 4点 ねずみとり
アガサ・クリスティー
(2008/05/24 13:00登録)
演劇は見たことがないのでなんとも言えないが・・なぜそんなに人気があるのか正直理解しかねる作品。
設定からしてあまりにもベタベタだし、展開もベタベタな上にオチも捻りに乏しい割にベタベタとミステリ中級者ともなればすでに面白みのない作品のような気がします。


No.53 9点 検察側の証人
アガサ・クリスティー
(2008/05/24 12:56登録)
個人的にはアガサ・クリスティーの作品の中では一番気に入ってます。
ラストのどんでん返しは面白いだけでなくクリスティの人間性まで伺えてしまう。
とにかくきれいで、しかし泥々しくて、ミステリとしての面白さを凝縮して詰め込んだような作品


No.52 7点 ナイン・テイラーズ
ドロシー・L・セイヤーズ
(2008/05/21 23:11登録)
不屈の名作小説にしてこれ以上ない良睡眠剤でもある一作
ボリューム充分の精緻なプロットは探偵小説の王道中の王道でありながら文学、読み物としても読み応え充分。
一方で異常に多い薀蓄、それも日本人には非常に馴染みの薄そうな・・が初めから盛り沢山なため読みにくい訳と相まって引き込みの悪さは最悪。
が、無理やりにでも、170Pくらいまではある程度読み飛ばしてもらっても、この作品は完読する価値がある。170Pぐらいから探偵小説としてもグイグイ来ますよ。
普通ラストの犯人当ては泥々しさがあるのだがこの作品の"犯人当て"は美しい。読後感の爽やかさではこの作品を超える作品は今だありません。


No.51 7点 獄門島
横溝正史
(2008/05/21 17:01登録)
舞台設定の作り方がすばらしい。評価の高さが理解できます。閉鎖された島の特異性が良く描写されていて、当時の様子が伝わってきて読み物として楽しめる出来となっていると思います。
トリックや犯人に関しては今から見ると、ん~ちょっとイマイチかなと思える部分があるのと
金田一の被害者に対するガードが甘すぎる気がするのでそこが減点


No.50 5点 火の粉
雫井脩介
(2008/05/21 16:53登録)
著者が書きたいコンセプトは面白いと思うがラスト事件での主人公(?)の心理描写がほぼないのでわけがわからないまま終わってしまった印象。
脳内補完はしてるが、それでもあの展開には何度シミュレートしてもならないが・・


No.49 4点 密閉教室
法月綸太郎
(2008/05/06 01:03登録)
内容はあえて深くは触れません
ですがひとつだけ突っ込ませてください
「そんな薄弱な根拠で」「だいいち裏付けがない「当て推量と憶測ばかりだ」「全然納得できないよ」
おまえが言うなああああああああああ


No.48 7点 バスカヴィル家の犬
アーサー・コナン・ドイル
(2008/05/06 00:58登録)
ホームズシリーズは初めて読んだが、トリックや犯人当ての妙もあるがそれ以上に諧謔に富んだセリフや文章に魅力を感じた
冒頭のやりとりだけでにやにやさせられてしまう。
そんな作品です


No.47 4点 モルグ街の殺人
エドガー・アラン・ポー
(2008/05/04 02:22登録)
意外な犯人という点では面白いが、実は事件自体はあっさり。物語の多くの部分を占める長々とした難しい話は一体何なのだろう?
残念ながら私の頭ではこの話がどう事件と関わってくるのか理解不能だった。多分理解できる人には至高の作品なんでしょう。


No.46 6点 99%の誘拐
岡嶋二人
(2008/05/04 02:16登録)
読み物として楽しめました。映画化すると面白そう
個人的にはスキー場の場面は蛇足かなと


No.45 3点 ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!
深水黎一郎
(2008/05/04 02:07登録)
試みは評価しますが・・やはり無謀でした
さすがにこのトリックはないです。
これ許したらなんでもありでしょう・・・。
超能力の話を混ぜ込んで無理やりトリックの自然さを装うとしているのが涙ぐましい・・・


No.44 8点 第三の時効
横山秀夫
(2008/05/04 02:02登録)
特に第三の時効は完成度が際立ってます。
短編なのにこの見事などんでん返し。脱帽です。
ただその他に関しては結構微妙な作品も・・・


No.43 5点 アクロイド殺し
アガサ・クリスティー
(2008/05/04 02:00登録)
バー○リーの某作品を先に読んでしまったので・・・
実際のところ小説としての完成度としては某作品の方がだいぶ上のような気がします。
結局この作品例のネタに頼るだけの構成で事件自体は捻りが乏しいんですよね。
素材が一級でもそのまま調理せずに出されるとなという感じ。
先駆者として評価されるべき作品なんでしょう。


No.42 5点 幽霊客船殺人事件
天樹征丸
(2008/04/27 23:06登録)
犯人や動機はまあベタベタ。トリックの方は西澤保彦レベルの無理矢理設定な割りにショボイ
読み物としてもイマイチかな
ハラハラ感はあります。


No.41 7点 鬼火島殺人事件
天樹征丸
(2008/04/27 23:04登録)
犯人、トリックの意外性という意味では非常にインパクトの強い作品。犯人の方は某有名作と被りますが、トリックの方は伏線の張り方含め面白いものでした。実現性は???ではありますが・・
又読み物としても楽しめる出来となっています

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