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ミステリの祭典

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鬼火島殺人事件
金田一少年の事件簿

作家 天樹征丸
出版日1997年05月
平均点7.00点
書評数6人

No.6 4点 風桜青紫
(2016/02/11 21:34登録)
内容はこれまでの三作品に比べて充実していると思うんだが、いかんせん楽しみづらかった。登場人物がなんともイヤな奴ばっかなのだ。それなりの理由(真相にからむ)はあるにせよ、こういういかにも漫画的な悪党が連射されると興ざめしてしまう。まあ、医学部志望のやつにこういうイヤなのがいるのも確かだが、素朴な子だってけっこういるじゃないの。電脳山荘のときも思ったが、「医学部=悪党」というキバヤシの思考にはうんざりする。「金田一くん、君のような人間が医者には必要だ!」とかいう露骨な主人公ageもあったが、金田一少年を主人公にしたところで、論文をパクって大学を追い出されるのが関の山だろう。犯人は確かに意外性があるし、トリックも悪くはないので、4点。

No.5 7点 蟷螂の斧
(2014/06/09 16:41登録)
中表紙より『殺戮の光景!探偵は、鍵穴ごしにそのすべてを確かに目撃したのだ。なのに・・・。駆けつけた管理人が、合鍵でドアを開けると、そこには何もなかった。誰もいなかった。煙のように、幻のように、全てが消え失せていたのだ。この”密室”から。青ざめた死体も、恐るべき殺人者さえも・・・。』
密室の物理的トリックはあまり好みではありませんが、本作は初物で楽しめました。意外な犯人も目新しいものではないのですが、見せ方や伏線の使い方がうまいと感じました。

No.4 8点 あびびび
(2014/05/30 01:30登録)
こんな意外な犯人は何度も見てきたが、うまく流れに乗せられてしまった。。トリックは実現可能かどうかは別にして、十分に理解できるもので、思わず唸ってしまった。

しかし、本格物は舞台設定が「孤島」が一番のような気がする。そう言えば、金田一少年の事件簿はほとんどがこのスタイルのような記憶がある。

No.3 8点 初老人
(2014/05/27 00:23登録)
犯人の意外性も、犯人と死体が同時に消失するトリックの奇抜さも申し分ない。ただ細かい所に注文を付けさせてもらうなら、やはり見える光景に違和感があるのではないかという事と、トリックのタネの回収方法にもう一工夫欲しかった。だが気になる所はそれぐらいで、初読時の興奮を今でも良く覚えている数少ない作品の内の一つである。

No.2 8点 sophia
(2014/04/14 22:26登録)
金田一少年の事件簿屈指の意外な犯人。
漫画版でも同じような話をやりましたね。

No.1 7点 ElderMizuho
(2008/04/27 23:04登録)
犯人、トリックの意外性という意味では非常にインパクトの強い作品。犯人の方は某有名作と被りますが、トリックの方は伏線の張り方含め面白いものでした。実現性は???ではありますが・・
又読み物としても楽しめる出来となっています

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