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ミステリの祭典

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白い風さんの登録情報
平均点:6.24点 書評数:432件

プロフィール| 書評

No.312 6点 謎解きはディナーのあとで 3
東川篤哉
(2013/03/26 23:09登録)
6編とも相変わらずの軽いノリでコミック感覚で楽しめますね。
今回も中村佑介さんの表紙・挿絵がいいですね。
読み終わったあとに再度見直すと事件に関係のある物が散りばめられていて楽しめますね。
(ミステリと関係ないけど・・・)
風祭警部が異動になった今後、続編がどのような形になるか楽しみだね。


No.311 5点 望郷
湊かなえ
(2013/03/19 22:23登録)
島の住民の気持ちを描いた6編の短編集。
基本子供の時のイジメなどによる心の傷を持った主人公の話が多かったですね。
だから、やっぱり暗かったね。
冒頭の「みかんの花」が一番ミステリらしかったので面白かったかな。
ラストの意外性では「海の星」が一番でした。


No.310 7点 ナミヤ雑貨店の奇蹟
東野圭吾
(2013/03/12 20:48登録)
第五章からなる長編ですが、各章だけでも楽しめますね。
それぞれの出来事が最終章で全てつながってきて感動しました。
流石、東野圭吾だね!
最後は3人の青年と武藤晴美との今後や『丸光園』のことも気になりますが、きっとそれを書いちゃうと”野暮”なんだろうね(笑)


No.309 5点 あなたが愛した記憶
誉田哲也
(2013/03/06 00:20登録)
なるほど”ホラーサスペンス”ですか・・・。
生まれ変わりは山田風太郎さんの『魔界転生』を思い出しちゃったね。
ちょっとSFっぽい内容自体はそうキライじゃないけど、この作品はビミョウだったかな。
それに冒頭の弁護士接見のシーン、ちょっとネタバレ気味な気がする・・・。
「あっ、殺したのは○○だな」と誰でも思いつくよね?
まっ、流石に母親までは分からなかったけど・・・。


No.308 7点 禁断の魔術
東野圭吾
(2013/02/23 20:31登録)
湯川准教授のガリレオシリーズの短編集。
確かに4編とも物理的要素はあるけど、人間関係の方が話のウエートが置かれてきたね。
まっ、最近のガリレオシリーズ全体に云えることだけどね。
それに「曲球る」は事件と全く関係なかったね(笑)
事件後に被害者の気持ちを知るパターンはドラマ「臨場」「遺留捜査」を思い出しちゃったよ。


No.307 6点 さよならドビュッシー
中山七里
(2013/02/19 22:31登録)
第8回「このミステリーがすごい!」大賞ですね。
登場人物も少なく読み易かったです。
ただ、前半の火傷の治療のシーンはちょっとリアル過ぎて読むのが辛かった・・・。
私は音楽(クラシック)に詳しくないから、その辺りが詳しい方ならより楽しめたと思います。


No.306 5点 白ゆき姫殺人事件
湊かなえ
(2013/01/30 22:56登録)
週刊誌記者に語る叙述方法にプラス、巻末にネットのカキコミ&週刊誌と新しい手法でしたね。
ただ、1章を読んでは巻末へと忙しかった(爆)
犯人当てのミステリとしてはビミョウかな?
今回はネットを含め、報道が話の中心ですね。
その中心にいる週刊誌記者が湊作品らしい”ゲス野郎”だったけどね(笑)


No.305 7点 江神二郎の洞察
有栖川有栖
(2013/01/24 22:19登録)
江神シリーズ(学生アリス)の短編集ですね。
これだけでも、十二分に楽しめるけど、やっぱり過去の4作品を読んでいた方がより楽しめるかもね。
内容的には大好きなので8点なんだけど、ここはミステリの祭典だから、7点にしちゃいました(笑)
「やけた線路」のように実際の殺人事件も扱ってあったが、他の8編は日常ミステリーの類です。
先輩のノートが無くなった「瑠璃荘事件」と望月先輩の処女作の入っていた「除夜を歩く」もよかったけど、やっぱりマリアが登場した「蕩尽に・・・」が一番好きかな。


No.304 3点 ケルベロスの肖像
海堂尊
(2013/01/17 22:50登録)
この作品の分野が分かりません。
もうこのシリーズを読むのを止めようと思ったけど、帯に『ついに完結!』の文字に誘われつい手に取ったけど・・・。
まっ、これで終わりなら文句を言うのは止めておきましょう(笑)


No.303 6点 64(ロクヨン)
横山秀夫
(2013/01/09 19:42登録)
14年前の誘拐事件と警察広報官が主体とする警察内部闘争の話だが、最初は大きな展開がなかった。
600ページを越える長編だったけど、正直やっぱり前半が間延び感があったと思う。
トータル的には楽しめたけど、個人的には横山さんは短編の方が好きですね。


No.302 8点 ジェノサイド
高野和明
(2012/11/19 23:25登録)
殺害を計画するアメリカ政府、謎のミッション地コンゴ、そして日本の一大学院生の3つが同時進行していきワクワク感もありました。
人類絶滅要因を記した『ハイズマン・レポート』や新薬創製『GIFT』などミステリ的要素よりSFっぽい内容でしたね。
映画化されると面白そう!
ただし、日本映画レベルじゃなく、ハリウッド作製がいいね!(笑)
ただ、題名「ジェノサイド」が語るように大量殺戮のところは万人受けはしないとは思うけど、この作品には必要かもね。


No.301 6点 余った傘はありません
鳥居みゆき
(2012/11/15 23:37登録)
ちょっと精神が異常な方も出てきて、綾辻さんっぽい雰囲気もありましたね。
叙述トリックっぽい誤認さす記載もあり、楽しめました。
話があっちこっちに飛ぶのが特徴的ですね(笑)
個人的にはミステリと関係ないけど。芸人のギャグが面白かったです。


No.300 5点 三匹のおっさん ふたたび
有川浩
(2012/11/06 20:58登録)
前回に続き三匹&祐希、早苗のいいキャラが楽しみのメインですね。
ただ、扱う事件がかなり小粒になっちゃって犯罪解決と云うより一種の人生相談の形容になっちゃった気がする・・・。
冒頭の漫画を含め、須藤さんの挿絵は相変わらず絶妙でより作品を楽しめましたね。


No.299 7点 パラダイス・ロスト
柳広司
(2012/10/31 23:39登録)
前2作に比べるとちょっと物足りなさも感じなくはないけど、それでも大いに楽しめました!
「誤算」「失楽園」「追跡」「暗号名ケルベロス」の4編。
やっぱり”魔王”結城の生い立ちに迫る「追跡」が面白かったね。
つい、ドラマ化されても面白いかも?と思っちゃいますね。


No.298 6点 虚像の道化師
東野圭吾
(2012/10/25 21:17登録)
「幻惑(まどわ)す」「心聴(きこえ)る」「偽装(よそお)う」「演技(えんじ)る」の4編の短編集。
物理学者湯川が謎解きをするご存知のシリーズですね。
やっぱり、湯川が謎解くガリレオシリーズでも、短編より長編の方が面白いと改めて思った。
そんな中「偽装(よそお)う」が人間味があって後味もよく好きですね。


No.297 5点 七人の鬼ごっこ
三津田信三
(2012/10/19 22:43登録)
子供の頃の「だるまさんがころんだ」遊びとそれに関わる連続殺人事件と三津谷作品らしい、独特の世界感は楽しめました。
ただ、犯人を含めラストがスキになれなかった・・・。
ムリがある気がする・・・。


No.296 6点 返事はいらない
宮部みゆき
(2012/10/15 17:52登録)
宮部さんの初期の6編の短編集ですね。
比較的どれもライトな内容で癖もなく、楽しめました。
本の題名の「返事はいらない」と「ドルシネアにようこそ」が面白かったかな。


No.295 6点 虹の家のアリス
加納朋子
(2012/10/10 12:52登録)
「螺旋階段」の続編だけに、すーっと入っていけましたね。
やっぱり、仁木と安梨佐のキャラがいいのでそれなりには楽しめますね。
それに本の題名になっている「虹の家のアリス」のようにほっこり出来て温かくなれるのもいいね。


No.294 6点 螺旋階段のアリス
加納朋子
(2012/09/29 20:11登録)
脱サラをして探偵業を営んだ仁木と美少女助手安梨沙とのやっぱり日常ミステリですね。
全編を通して「不思議の国のアリス」のキャラの話が出てくるので、「アリス」を読んでいるとより面白いかもね。
(ちなみに私は読んでません)
ただ、加納さんの他の日常ミステリに比べるとちょっと小粒感は否めませんね。


No.293 8点 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
麻耶雄嵩
(2012/09/24 22:47登録)
この作家さんの登場人物はどうも好きになれないな~。
メインの探偵が次の殺人を待っている傾向があるから。
それ故、作品にのめり込めない。
でも、それを割り引いても、木更津&メルカトル鮎などの推理解説、ラストは意外性があって大いに楽しめました。
特にメインの密室の謎は真相を含め斬新で面白かったですね。

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