home

ミステリの祭典

login
七人の鬼ごっこ

作家 三津田信三
出版日2011年03月
平均点5.50点
書評数4人

No.4 6点 makomako
(2013/11/03 08:17登録)
 ホラーと本格を結びつけるといった作者の意図は確かに感じられる作品です。ことに本作品はホラーのほうが強い感じ。
 犯人は以外だし、最後の結果もびっくりなのだがあんまり楽しくはなかった。
 

No.3 5点 白い風
(2012/10/19 22:43登録)
子供の頃の「だるまさんがころんだ」遊びとそれに関わる連続殺人事件と三津谷作品らしい、独特の世界感は楽しめました。
ただ、犯人を含めラストがスキになれなかった・・・。
ムリがある気がする・・・。

No.2 5点 マニア
(2011/11/19 20:27登録)
ホラー的な雰囲気も良かったし、物語の設定も面白いと感じた。
テンポも悪くなく、最後まで飽きずに読めた。

一人ずつ不審な死を遂げてゆく小学校時代の旧友達。その死者達に共通する電話の怪・・・。姿なき殺人者は誰なのか?
そして、主人公の少年時代の思い出の中で蠢く悪意・・・
と非常にワクワクしながら読み進むことができた。

ただし、その魅力的なストーリーとは裏腹に、結末は納得のできるものではなかったかな。
消化不良な感じがかなり残った・・・。

No.1 6点 kanamori
(2011/04/26 18:01登録)
主人公であるホラーミステリ作家の幼馴染6人組が、30年前の小学生時代のある出来事の絡みで、次々と不審死していくというホラー風味の本格ミステリ。
ほとんど本筋に絡まない強烈キャラの大学教授を登場させ、その言動でギャグを連発させたり、主人公の終盤の謎解きが迷走し”一人多重解決”になっているのを揶揄されると、「刀城言耶先生の愛読者ですので」と言ってみたりで、ホラー一辺倒でないのはとっつきやすいかもしれません。
ネタバレになるけれど、引っかかるのは、7番目の電話の相手をあやふやなまま処理しているところ。ホラーならいいけど、本格ミステリとしてはアンフェアじゃないかな。

4レコード表示中です 書評