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ミステリの祭典

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白ゆき姫殺人事件

作家 湊かなえ
出版日2012年07月
平均点4.57点
書評数7人

No.7 5点 測量ボ-イ
(2015/05/18 20:08登録)
関係者の証言でつづられる、氏お得意の展開。しかし、これいかにも映像化
向きの作品ですね(実際映画化されている)。
ミステリとしては、犯人を推定できる伏線に乏しく、「告白」や「高校入試」
よりかは低めの評価。

(余談)
巻末に膨大な関係資料ありますが、これ読まないといけないのですかね。
これを全部読んでも、この中に重大な伏線はないだろうと勝手に判断(?)
し、殆ど読んでいません。
SNSをやらないこの僕にとっては、これを全部読めというのはキツイもの
があります(苦笑)。

No.6 2点 バード
(2014/08/15 10:46登録)
湊さんの作品を読むのは初めてだったがこれはあわなかった。

なんというか人の浅はかさを書きたかったのだとは思ったけどこれだけ浅いと読んでても全然面白くない。借りて読んだ本なので最後まで読んだけど途中でなげたくなった。

内容については最後の当事者の章だけは良かったのでその部分で最低点は避けた、他はどうでもいい内容の垂れ流し、最後の犯人についてはもはや興味を持てなかった。ただ一冊じゃ作者との相性はわからないので「告白」は読もうと思う。

No.5 4点 kowai
(2014/05/05 18:34登録)
構成が凝っていた割に、なんじゃそりゃ、なオチ。映画になるというので文庫本が出る前に買って読みましたが、文庫のお代で十分でした。別に作者が悪いんじゃありませんが。。。

No.4 5点 メルカトル
(2014/03/25 22:30登録)
どことなくダサいタイトルだけど、意外に面白かったりします。全編、証言と独白、そして巻末にドーンと控える参考資料から成り立っている、独特の構成。湊女史ならではのアイディアが光っているとは思うが、ミステリとしてどうだろう。一応、フーダニットとホワイダニットが興味の中心だが、一級品の文章とテクニックにはぐらかされた感じで、正直ミステリとしての評価は低い。
しかし、ほぼ証言だけで構成されているにしては、ぶつ切り感もないし、スムースなストーリー展開になっているのは、この作者にしかできない芸当かも知れない。
また、近日映画公開されるわけだが、確かに映像化には向いている作品だと思う。観に行く予定はないけれど、かなり難しい役柄を井上真央ならやってくれそうな気がする。
それにしても、ほとんど伏線らしきものが見当たらないまま、いきなり犯人が明らかになる辺りは、やはり本作がミステリとしての体裁を有していないことを物語るものである気がしてならない。私は湊女史をミステリ作家とは思っていないので、それは当然なのかもしれないけれど。だからこの人に本格ミステリを望んでも土台無理な相談なのだろう。

No.3 6点 haruka
(2014/02/27 23:44登録)
著者の作品にしては意外とミステリしてました。人によって食い違う証言、虚実入り混じった情報から、徐々に真実があぶりだされる構成が面白かった。

No.2 5点 まさむね
(2013/03/31 12:46登録)
 週刊誌記者に対する関係者の「証言」と巻末の「関連資料」で構成されている作品。
 ちなみに,「関連資料」には,事件に関するブログや週刊誌・新聞の記事が掲載されており,なんと全体ページ数の約3分の1を占めています。まぁ,資料全部を読まなくても一応小説として読み切れるのでしょうが,結局は読んでしまうのですねぇ。小説と資料を交互に読みたくなったりして,確かに読みにくい!とはいえ,なかなか面白い趣向ではありますね。
 内容としては,いかにも湊サンといったところ。ミステリ的にはちょっと肩透かし…かな?

No.1 5点 白い風
(2013/01/30 22:56登録)
週刊誌記者に語る叙述方法にプラス、巻末にネットのカキコミ&週刊誌と新しい手法でしたね。
ただ、1章を読んでは巻末へと忙しかった(爆)
犯人当てのミステリとしてはビミョウかな?
今回はネットを含め、報道が話の中心ですね。
その中心にいる週刊誌記者が湊作品らしい”ゲス野郎”だったけどね(笑)

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