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ミステリの祭典

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深夜さんの登録情報
平均点:6.69点 書評数:122件

プロフィール| 書評

No.62 5点 樒/榁
殊能将之
(2008/04/02 19:25登録)
殊能さんの作品は初めてですが、皆さんの評を読んでいると、先にこの本を選んだのは失敗だったかも。密室ものでそれなりに面白かったのですが、可もなく不可もなくな作品という印象。「樒」は良いとしても、「榁」は・・・。


No.61 7点 そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
(2008/04/01 17:20登録)
このサイトで好評だったので、初めて海外作品を読みました。名作らしいですが、古い作品だし、面白く無ければ点数をつけないつもりでした。でも読んでみたら、今でも全く色あせない単純に面白い作品だった。真相に関してはうまく行き過ぎな気もするが、意外性十分。一方で、この真相に既視感があるのも否めない。もっと早くに読めばよかった。


No.60 7点 ロートレック荘事件
筒井康隆
(2008/03/26 13:49登録)
騙されたが衝撃度は低い。読中ずっと違和感があったし、第1章の意味を考えたときに、なんとなくこの2人が関わってくるんだろうな、というのがあったから。
とは言え、ストーリーは十分に面白い。なんか見たことあるような展開だがラストは切なかった。


No.59 8点 透明人間
浦賀和宏
(2008/03/24 01:42登録)
外伝的な感じで、シリーズ的には進展なし。失礼ですがこのシリーズ、どの方向に行きたいのかわからなくなってきた。

冒頭の「もしこの物語の主人公と同じ体験をしたらあなたも同じことを考えるだろうか」という言葉が最後に突き刺さります。安藤の話を信じるか、里美の話を信じるか。2種類の解釈ができる。後者なら良い話なんだけど・・・。

多少冗長なのが気にかかったので1点減点。


No.58 6点 心理試験
江戸川乱歩
(2008/03/23 11:37登録)
倒叙モノとしては十分面白いと思う。もっと長くして主人公に感情移入させるようにした方が個人的には好みかな。
あとは、当たり前だけど、全体的に古さを感じてしまうよね。


No.57 7点 学園祭の悪魔
浦賀和宏
(2008/03/21 16:52登録)
とうとうぶっ壊れましたね。安藤・・・。前半は普通なのに・・・。主人公かわいそ過ぎる。
確かに皆さんの言うとおり、単体で評価したら、1点でしょう。
しかしシリーズモノをここまで壊したのは、ある意味すごい。古今東西このパターンのミステリは無いのではないだろうか?

とは言え、この本に限っては、前の安藤シリーズを読んでから読みましょう。


No.56 5点 記号を喰う魔女
浦賀和宏
(2008/03/20 16:51登録)
すごい作品だと思う。「子供は、親の食べ物じゃないよッ」で始まる物語ですから。ここまでやるか。

ミステリーとしてはSF的要素もないですから、ありでしょう。単体でも読める作品だと思う。ただ、カニバリズム論は読んでて疲れたし、個人的にあまり好みではない。


No.55 6点 地球平面委員会
浦賀和宏
(2008/03/19 13:22登録)
読み終った時、「なんじゃこりゃ」と声に出してしまった。でも個人的にはありです。ラストは意外と爽やか。難点を言えば、浦賀さん「らしさ」があまり感じられないと言ったところか。


No.54 7点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2008/03/16 16:54登録)
どんでん返しモノということを前もって知っていたので、滅茶苦茶構えて読んだ。いちいち本格のルールやら、状況を説明をしていて、「これは何かあるな」と思っていたら・・・。そういうことだったのね。ただその可能性(○○が犯人)も考慮していたので、それほど驚けなかった。ミステリー初心者のころに読んでいたらもっと評価は高かったかも。


No.53 5点 とらわれびと
浦賀和宏
(2008/03/14 16:42登録)
前半はちゃんとした面白いミステリーなんだけど、後半になると狂ってる。

もはやトリックとかはどうでもよくなってきました。一応ちゃんとした結論は付いていますが、1週間で内容忘れてしまいそうなごちゃごちゃ感がある。でも面白いんだよな。このサイトではそういう意味で5点。


No.52 8点 頭蓋骨の中の楽園
浦賀和宏
(2008/03/12 13:38登録)
前半はキャラ、雰囲気、構成、提示される謎など、青春小説としてもミステリーとしてもかなり面白かったのだが、解決のところで肩すかしを食らったというのが正直なところ。いかにもこの作者らしい・・・


No.51 7点 時の鳥籠
浦賀和宏
(2008/03/08 01:49登録)
静かに静かに流れていくストーリー。読後も静かに衝撃を受けた。まさに森さんの紹介文通り。
こんなに長くする必要があったのかな?ということは思ったが、前作を読んでいればそれも面白さに変わる。たた宮野のくだりと「夜想曲」は結局何だったんだ?


No.50 7点 浦賀和宏殺人事件
浦賀和宏
(2008/03/05 23:52登録)
前半は笑わせて、後半は驚かす。すごい作家だ。


No.49 7点 黒い家
貴志祐介
(2008/03/04 22:39登録)
ホラーというよりサスペンスという感じ。ドキドキはさせられる。こんな行動力とある種の賢さを持ったおばさんはいないよう気がするけどなぁ。話の筋としては結構シンプルだと思う。犯罪心理や保険の説明部分は興味深く、読み物としても面白い。


No.48 8点 魔球
東野圭吾
(2008/03/02 05:05登録)
武志の性格がちょっとな。犯罪に加担したり、約束を守らない人間に報復だとか。そこら辺が気にはなったけど、野球好きなので面白かった。事件に至る経緯と魔球の絡みのストーリーは流石東野圭吾だと思った。


No.47 9点 記憶の果て
浦賀和宏
(2008/02/29 14:21登録)
この作品を19で書いたのは凄すぎるでしょ。10代でしか書けないことを見事に文章化したという感じだ。30代40代が書こうと思っても書ける小説ではないと思う。思春期に結局答えの出ない哲学的なことを考えていたことを思い出した。アンチ名探偵小説としても面白い。久々に夢中になって読めた。


No.46 7点 大誘拐
天藤真
(2008/02/26 17:23登録)
評判通り確かに面白い。このような読後感の爽やかさはなかなか味わえないと思う。おばあちゃんのキャラは見事。

ただ、身代金の受け渡しや刀自の無事確認での場面描写や状況描写が個人的にわかりにくくて、思ったよりは読み易くなかった。


No.45 6点 R.P.G.
宮部みゆき
(2008/02/23 14:34登録)
なんというか、中編を長編に水増ししようとしたのだろうか、無駄が多いなという印象を受けた。登場人物も多い。それらがマイナス点なんですが、そこを除けば、予想外の展開がたくさんあって面白かったです。ルール違反しているという部分がわからなかったんですけど、どこなんですか?


No.44 7点 被害者は誰?
貫井徳郎
(2008/02/13 11:46登録)
主人公と吉祥院のやり取りがこの作品の読みどころなのだろうが、そこはイマイチだった。

「被害者は誰?」6点、中盤が冗長だが、ラストは驚いた。
「目撃者は誰?」7点、ラストが好き。
「探偵は誰?」7点、正統派フーダニット。だまされました。
「名探偵は誰?」8点、綺麗にだまされました。


No.43 8点 眠りの牢獄
浦賀和宏
(2008/02/02 02:32登録)
古本屋で105円で売っていたので買ってみたが、何気にすごいぞ。驚きの連続。いかにもメフィスト賞作家って感じはするけれど・・・

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