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ミステリの祭典

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孤島パズル
学生アリス&江神シリーズ

作家 有栖川有栖
出版日1989年07月
平均点7.34点
書評数93人

No.53 8点 E-BANKER
(2009/09/26 00:15登録)
有栖川作品の中では1,2を争う名作ではないかと・・・
とにかくロジックに徹しているのが良いと思います。伏線はきっちり張られていましたので、完璧じゃないにしろ真相に肉薄するのは可能でしょう。
まあ、逆に分かりやすいとは言えるかもしれませんが、純粋な謎解きが楽しめますし、メモを片手にとりながら読める、まさに本格推理小説「入門編」とも言うべき良作でしょう。

No.52 8点 isurrender
(2009/07/21 13:20登録)
月光ゲームよりも結末がいいと思う
トリックとしてはほぼ同等に楽しめました

No.51 6点 nukkam
(2009/07/15 13:39登録)
(ネタバレなしです) 1989年発表の江神二郎シリーズ第2作で、謎解き論理へのこだわりは相変わらずですが密室トリックにも挑戦した本格派推理小説です。密室トリックはあまりいい出来映えではないと思いますが(むしろ釈然としない部分がありました)、容疑者の中から犯人条件を満たす1人だけに絞り込む推理の切れ味は見事です。心理描写は深みがあるとはいえませんが、前作の「月光ゲーム」(1988年)に比べれば人物整理に進歩が見られます。

No.50 6点 touko
(2009/07/01 21:23登録)
学生アリスシリーズの続編の「双頭の悪魔」の方を先に読んでいたこともあり、犯人が丸わかりでしたが; それでも楽しめました。
マリアの言動の謎も解けて、個人的によかったです(笑)。

No.49 5点 okutetsu
(2009/07/01 04:02登録)
キャラへの愛着がますます出てくる作品。
若干論理に納得いかないところがあったのと解答に好きじゃない要素があったので他の学生シリーズより一段落ちた評価に。

No.48 7点 江守森江
(2009/06/11 22:46登録)
タイトルに相応しく一つのピースから犯人を特定する論理は読者挑戦物として素晴らしい。
その一方で、ハウダニット面ではトリックらしいトリックすら無く驚きがなく残念。
シリーズキャラも実質二人欠場で盛り上がりにかける。
長短併せ持つが本格好きなら必読。

No.47 8点 測量ボ-イ
(2009/05/13 16:23登録)
犯人を特定する謎解きの過程が素晴らしく、かつ納得できる
作品です。
前作「月光ゲ-ム」より1段階上の評価としました。

No.46 7点 nobiinu
(2009/03/18 10:32登録)
前述の方もいらっしゃるが、この小説の良さを一言で表すなら「バランスの良さ」だと思う。

島の美しい風景、その中で楽しむアリス達、モアイパズル、そして殺人、推理、再びモアイパズル・・・・・・話の流れと、それぞれのバランスが絶妙で、スラスラ読めた。
ただ、犯人はあまり意外性は無く、その根拠も弱い気がする。作品の雰囲気はとても好きだが・・・・・・

No.45 8点 makomako
(2009/03/04 20:38登録)
月光ゲームより文章もお話もさらに良くなっていると思う。宝探し、不可能と思える密室、アリバイが全員ない殺人どれも実に面白い。人物も良く描けているし新たなヒロインのマリアも素敵だ。なのに月光ゲームと同じ点数をつけたのは密室の謎が結局すっきりしないのと(これでは密室の謎を解いたことにならないと思うのだが)魚楽荘の事件はかなりのアスリートでなければ無理そうに思うがその伏線が張っていないのが気になるからです。最初に読んだときは満点あげても良いぐらいだったのだがいろんな小説を読んでいてだんだん気難しくなったのかもしれない。学生アリスが好きで本格推理小説が好きな私にとってとても大切な作品です。

No.44 7点 だい様
(2009/03/04 13:59登録)
学生アリスシリーズ第2弾

南国という舞台設定が美しい作品。
王道だが面白かった。

No.43 8点 frontsan
(2009/01/28 11:04登録)
ストーリー全体に無理矢理な点がほとんどなく、上手くできていたと思います。また、文章も非常に読みやすかったです。

No.42 8点 こう
(2008/11/05 22:47登録)
 前作よりロジックも良くなっていますし作品設定がこれもCC物でありいうことなしです。犯人がわかってもその人物の印象が変わらないのは前作同様ですし作品の雰囲気は好きですが前作以上に救われない話で少しカタルシスに欠けた覚えがあります。「マリア」登場の作品ですが「信長」「望月」の出番がほとんどないのはシリーズファンとしては残念でした。
 第5作目はあまり待たずに発表されてほしいものです。

No.41 9点 シュウ
(2008/10/21 19:36登録)
がーん。地図欲しいなあと思ってたら巻頭についてたんだ・・・読み終わるまで気がつかなかった(涙)

自分の間抜けぶりはともかく、前作ほど恋愛色が強くないので青春ドラマとしてより楽に楽しめました。江神さんの論理的な推理も良かったです。
ただ前作同様、クローズドサークルなわりに登場人物たちがあまり怖がってないのがちょっと気になったけど。
一番印象深いのはせっかくの南の島なのに江神さんと医者が延々とジグソーパズル組み立ててたことです。あんたらいったい何のためにこんなとこ来てるんだと(笑)

No.40 8点 あやりんこ
(2008/06/12 20:51登録)
地図に残った自転車の跡からたった一人の犯人を導き出す江神さんの推理に脱帽です。
ただやっぱり途中動機らしきものが浮かび上がってくると犯人がわかってしまうのは、まあしょうがないのかな。

No.39 6点 kowai
(2008/05/31 21:25登録)
「女王国」に向けてシリーズを読んでいってます。「月光」を我慢して読んで、本作の前半もなんとか乗り切って、ボートの転覆あたりからやっと本格的になって、畳みかけるような謎解き!ああ、これが有栖川的パズルって感じで「双頭」へ。最後、なんでマリアが?って、危なかったですけど、そりゃそうですよね(次作に出てるんだから)。。。

No.38 7点 白い風
(2008/04/30 21:32登録)
先に「双頭の悪魔」を読んでいたので、マリアとアリスの関係が楽しみでした。
二人の関係・やりとりは推理小説の枠を越え楽しめました。
”モアイパズル”(私は解けなかったけど)を含め、江神さんの推理の過程も納得できるものでした。
江神シリーズは人物関係が楽しめるのが好きですね。

No.37 7点 あい
(2008/04/24 15:48登録)
色々な部分で前作よりも楽しめた

No.36 7点 VOLKS
(2008/02/25 10:42登録)
個人的には前作「月光」よりも楽しめた。
探偵・江神氏の魅力も、こちらの作品で更に磨かれている。
ラストは悲しかったですね・・・

No.35 8点 おしょわ
(2008/01/28 22:02登録)
前作よりもロジックの元となる事象がリアリティがあります。
状況設定も良いです。
何と言ってもエンディングが悲しい・・・

No.34 6点 ElderMizuho
(2008/01/19 18:29登録)
長さの割にはロジックがやや単純で驚くようなところがない
出来自体は悪くないと思うが、中篇で書くべき作品だったのでは?

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