home

ミステリの祭典

login
ナイルに死す
ポアロ、レイス大佐

作家 アガサ・クリスティー
出版日1957年01月
平均点7.90点
書評数41人

No.21 7点 ミステリ初心者
(2012/08/16 11:01登録)
 長い! でも面白かったです。 しかし、長い!

 恋愛要素がつよい気がするので、女性にお勧めかも?女性なら苦なく読めるはず(偏見か?)

 犯人は、個人的に、っぽいひとでした。トリックが魅力だと思います。長い割りにワンポイントなトリックだったように記憶してます。

No.20 5点 mini
(2012/04/05 09:52登録)
今年は1年間に渡って”ツタンカーメン展”が開催される、皆様ご存知でした?
現在は6月上旬までの上半期に大阪が会場となっており、8月~12月までの下半期は東京に会場が移る
西日本在住の皆様、黄金のマスクを見るのは今がチャンスですよぉ~
今年の日本はエジプト・イヤー、ってのは大袈裟か(苦笑)

エジプトはナイルの賜物、そこで「エジプト十字架」に続いての第2弾はこれだ
私は作者が仕掛けてきたなってのは割と見破る方なんだよね
「死との約束」「ポアロのクリスマス」「葬儀を終えて」みたいな、いかにも狙ったな、みたいなやつは普段はアホなくせに勘が働くんだ
しかし「ナイルに死す」には全く騙された、私はこういうのに弱い、人間を信用してしまう性格なんだろうか露ほどにも疑わなかった
いかにも作者が視点を逸らそうとしてるタイプのは割と気付くんだけど、この手の真っ向勝負に人間の本性でこられると駄目だな、私はこういうの見抜けない
でも「ナイルに死す」は真相が分かったって人が意外と多いんだね、私にとっては上記で挙げた3作よりも「ナイル」の方が難しいと思うんだが
それにしてもだ、「ナイル」って作者の自信作の1つらしいが、そうかなぁ
たしかに作者の中でも最も華やかな作品の1つではある
しかし赤い鰊が多い割には、それらの人物描写が記憶に残ってないしなぁ、結局赤い鰊以上の存在になってないし、やたら能天気だし
やはり物語性と人間ドラマと人物描写が評価出来る話の方が好きだなぁ

No.19 5点 好兵衛
(2011/04/23 16:51登録)
クリスティーにしては長い作品。
自分は人物模写やロマンや物語に
あまり評価をおかないのですが、
それでも人物の設定が面白かったです。

クリスティー特有の皮肉っぽさたっぷり。

なので、あまり長さを感じず、さくさく読めましたが
肝心の殺人トリックはこれといって驚きを感じませんでした。
犯人はある行動から、とても分かりやすいですし。
犯人に対して、
自分の嫌いなタブーな部分が一つ入っておりました。

映画っぽい部分で楽しめる作品だなぁと思いました。

No.18 6点 ミステリー三昧
(2011/03/29 13:17登録)
<ハヤカワ文庫>ポアロシリーズの15作目(長編)です。
長さの割に大したことがない。むしろ無駄に登場人物が多すぎて、ポアロが重要としている「会話」の部分が読んでてしんどかったです。特に事件が発生してからは、これから全員に聞き込みするのかと思うと、だるさを感じました。基本、聞く内容は同じで、ひらすら単調なんですよね。部屋に入ったのはいつ?音は聞いたか?誰か見てないか?といった質問を何回も繰り返しながら、手掛かりを掴むとともに登場人物の性格を分析するといったポアロの基本捜査が、好きではない。
ただ状況や境遇が創り出したミスディレクションは巧かったと思います。クリスティの狙いがハッキリとしていて分かりやすいプロットなのですが、犯人の意外性は十分あると思います。

No.17 6点 HORNET
(2011/01/08 21:10登録)
 些細な事象をつなぎ合わせて,真理にたどり着くポワロの推理はさすがで小気味よい。が,私は,事件の序盤で漠然と思い描いた真相と一致していました。はじめの殺人が起こるのが200p以上たってからというのも長く感じました。

No.16 7点 seiryuu
(2010/11/07 14:22登録)
昼ドラ並みのどろどろさを期待させる冒頭が好き。
メインはもちろんサイドストーリーもとても面白かったです。
丁寧な解説通りに慎重に読んでいたら、犯人が途中でわかってしまった。

No.15 7点 itokin
(2010/10/03 14:03登録)
疑惑の人の配置、読者の予想をつぶしながらの物語の構成は流石だが途中で犯人が解かってしまった。しかし、この時代の作品でこれ以上の展開を望むのは酷か。

No.14 8点 kanamori
(2010/06/21 23:58登録)
クリステイの特質が非常によく出ている佳作だと思います。
主要登場人物の造形の書き込みが丁寧で、それを逆手にとって読者をミスリードする技巧がさえています。
殺人事件がなかなか起こりませんが、序盤から旅情ロマンとサスペンスに気を配っていて、物語に引き込まれました。

No.13 7点 シーマスター
(2010/02/06 23:02登録)
文生さんや測量ボーイさんと同じく、このサイトでの「これほど高い評価」に驚きました。

映画はエジプトのロマンが満載で素晴らしいです。

No.12 7点 文生
(2010/01/20 16:11登録)
あまりの評価の高さにびびりました。
そこまで凄い作品とは思いませんが、クリスティのストーリーテラーぶりと巧妙なプロット、そしてトリックの使い方のうまさが光る佳品だと思います。

No.11 8点 okutetsu
(2009/07/01 05:54登録)
トリックとしてはありきたりですがお得意のミスディレクション炸裂で完全に騙されました。
有名作だけあって標準以上の出来だと思います。

No.10 7点 測量ボ-イ
(2009/06/05 21:12登録)
まあ水準以上の作品だと思いますが、皆さんの評価が高いの
にはビックリしました。このサイト、クリスティのファンの
方が多いのでしょうか?
原作(本)読んだ方はたぶん映画も見ているのでしょうが、
良い意味でその影響が出ているのではと想像します。

No.9 10点 NEO
(2009/04/11 07:40登録)
これも、クリスティーの最高傑作の一つです。飽きさせることなく最後まで一気に読ませてくれる。クリスティーって、どんだけすごいんでしょうか。

No.8 10点
(2009/01/04 22:55登録)
前半のストーリーは、様々な登場人物たちを紹介しながら、不穏な空気を漂わせつつ、まさにナイル川のようにゆったりと流れていきますが、再読すると、この前半がなかなか味わい深いのです。で、ほとんど半分近くになってやっと最初の殺人が起こると、話は一気に加速します。
ポアロものの中でも、『アクロイド』や『オリエント急行』のようなとんでもない発想はありませんが、いかにもクリスティーらしい犯人の意外性とトリックを組み合わせた、非常によくできた構成の作品です。
映画版でポアロを演じたユスティノフの巨体には、「おまえはフェル博士か」と突っ込みを入れたくなりましたが、どちらも名探偵ですので、まあいいことにしましょう。

No.7 8点 sasami
(2008/08/26 10:36登録)
登場人物が多く殺人もなかなか起きないので最初はつらかったんですが
殺人が起こったあとの展開は早くてその後は夢中で読みました
トリックも犯人当てにいたる論理もよかったです。
枝葉の部分ではいつものポアロの強引な決め付け(推理?)が冴えまくってます。
そしてポアロのもったいぶりな態度にイライラします。

No.6 6点 僧正
(2008/06/07 23:28登録)
ミステリを読みなれていると犯人がすぐにわかってしまいますが、それでも十分楽しめました。
邦題がかっこいいすよね。
直訳すれば「ナイルの死」なんでしょうが。

No.5 8点 こう
(2008/05/14 22:00登録)
クリスティの作品の中では最良作の一つだと思います。殺人がなかなか起きませんが登場人物の描写を丁寧に書き中だるみはしていません。
  同じく中期代表作である白昼の悪魔もそうですが映画化されており映画もいずれも面白かったです。
  国内の古典でメインプロットがほぼ同じものがありそれを読んだ時に途中で犯人がわかり損をした気分になったのを思い出します。

No.4 10点 あい
(2008/05/01 15:15登録)
面白かった。素晴らしいトリックと緻密なプロットによってうまくまとまっていた。

No.3 10点 イッシー
(2008/03/08 12:02登録)
トリックが大胆でおもしろかった。クリスティの傑作の一つ。

No.2 9点 こをな
(2008/02/15 15:46登録)
 かなり面白かったです。食事する間を惜しんで読んだ覚えがあります。
 ただ、アガサ・クリスティの本を沢山読破している人がこの本を読むと、殺人犯を早い段階で予想できてしまうかもしれません。

41中の書評を表示しています 21 - 40