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ミステリの祭典

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僧正さんの登録情報
平均点:6.43点 書評数:23件

プロフィール| 書評

No.23 6点 ナイルに死す
アガサ・クリスティー
(2008/06/07 23:28登録)
ミステリを読みなれていると犯人がすぐにわかってしまいますが、それでも十分楽しめました。
邦題がかっこいいすよね。
直訳すれば「ナイルの死」なんでしょうが。


No.22 7点 火車
宮部みゆき
(2008/06/07 23:23登録)
このラストは割りと好き。
主人公にも感情移入できました。
しかし、関西人の私には「照明が外を向いている野球場」
が一瞬でわかってしまった。
もういまは無いですけどね~。


No.21 8点 すべてがFになる
森博嗣
(2005/03/27 22:29登録)
プログラムに関する知識が全くなかったので何が「Fになる」のか全く想像出来ず、真相を知ったときには「知らなかったことを知った」という満足感(ちょっと大げさだが)に浸ることが出来た。へぇ〜っていう感じで。犀川&萌絵のキャラクターも好きだし、タイトルも単純にかっこいい。トリックもそういう設定なのだから十分許容範囲。但し、何年も前に全てをプログラムして、死体をワゴンに乗せて室外更に廊下へ出して、時間を遅らせて映像を上書消去させて、いざ自分が室外に出たときにエレベーター前に誰もいない、という保障など無いのでは…。実際気絶してたとはいえ一人人間はいたわけだしねぇ。与えられた時間は1分。かなりハイリスクだと思うのだが。「天才」なのに博打に出たのか、天才だからこそその博打が成功すると確信できていたのか、また別の手段を残していたのか…?
まぁ十分楽しめたのだからこれ以上は言うまい。


No.20 6点 暗黒館の殺人
綾辻行人
(2005/03/14 01:19登録)
夢オチである。その良否は別として、何を隠そうこの作品は、そう、夢オチである。小さい頃から「タブー」だと刷り込まれてきた…夢オチである。「視点」がどーの…とカモフラージュされてはいるが、正真正銘の「夢オチ」である。けなしているのではなく…。他の作家には、ある意味書けまい。嗚呼…綾辻。


No.19 6点 ハサミ男
殊能将之
(2005/01/04 14:44登録)
何も考えずに読み進め、見事に騙されていた。真犯人が警察関係者というのはミステリではよくある展開だが、小学生時代の「ポートピア連続殺人事件」以来、自分の中では「卑怯」であるという固定観念があって好きではない(好みの問題だが。あと、ポートピア未プレイの方すいません)。
あと、主人公はデブだが美人という設定のはずだが、どれくらいのデブさなのだろう? デブ専の方が好きなくらいの超デブ美人なのか、ぽっちゃり系が好きな程度の単なるふっくら美人なのか…? カーテンレールが折れ曲がるくらいということは…。
映画化、2005年の2月に公開らしいですね。設定やらストーリーは大分変えてるみたいですが(そうでないと映像化不可能でしょうし)。


No.18 9点 漱石と倫敦ミイラ殺人事件
島田荘司
(2005/01/04 14:32登録)
ホームズが好きな人ならほとんどの方は面白く読めるのではないか。「赤毛連盟」を既読なら尚。また、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んだあとにこの作品を読んだので、正岡子規や高浜虚子ら明治期の文学者が登場したり、終幕で日英同盟締結がホームズと漱石の話題に出たのが楽しかった(ミステリとは関係ないが)。トリックとしては驚くべきものはないが、古き良きホームズ譚の雰囲気がよく出せていると思う。事件解決後の仔猫とバイオリンのエピソードはちょっと感動してしまった


No.17 5点 誰彼
法月綸太郎
(2004/11/06 10:56登録)
タイトル「誰彼」…誰が彼(被害者)なのか? 誰が犯人なのかというよりは、3人兄弟のうち殺されたのは誰なのか、という点に主題が置かれている作品。推理が六転(さっと数えただけだが)するという展開は密閉教室さながらだが、同作品よりは意外性が少ないような気がする。双子モノではなく、変則三つ子モノの作品。


No.16 5点 雪密室
法月綸太郎
(2004/09/19 12:01登録)
確かにトリックはなぁ…。
へぇ〜という程度で、驚きも何もなかった。
とはいいつつ看破は出来なかったけど。
寝ぼけてて起こしに来た人間を間違う…。
う〜ん。う〜ん。納得がいかんなぁ…。
政治家と警視と綸太郎の関係は楽しめたが。


No.15 8点 密閉教室
法月綸太郎
(2004/09/19 11:58登録)
主人公と女子生徒との精神的な関係の描写が良い。というかちょっとエロいと感じたのは自分だけか…。
今読めば真相を看破できたかもしれないが、当時読んだときは二転三転してかなり面白かった。
教室の机と椅子がなくなる、という謎も、いかにも謎っていう感じで興味を持てた。


No.14 7点 暗闇坂の人喰いの木
島田荘司
(2004/09/19 11:52登録)
冒頭の戦前の描写が雰囲気出ていて結構。
映画化されるらしいですね、この作品。
御手洗潔を誰が演じるのか…。絶対観に行こうっと!
トリックや犯人はわかっているので、演出や小道具など
の細かい部分を楽しみたい。


No.13 7点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2004/09/19 11:45登録)
「どちらが勝つかと思いまして」
この台詞に御手洗潔の全てが凝縮されている。
良い!


No.12 7点 占星術殺人事件
島田荘司
(2004/09/19 11:43登録)
歴史好きの自分としては、2.26事件の雪の日におこった密室殺人という設定だけでもう…。
あとは真相を看破したときに御手洗のクレイジーっぷりに思わずわらってしまった。
喫茶店で一人読んでいたので、周囲の客には恐らく気味悪がられたと思う。ニヤニヤしながら文庫本読む男…


No.11 7点 動く家の殺人
歌野晶午
(2004/09/19 11:27登録)
家三部作では最も楽しめた。
「神様はアーティストがお好き」は実際に舞台で見てみた
くなった。オーシュスト明智は良いキャラだと思う。
学生時代演劇をよく見たし演劇部の友達もいたが、貧乏っ
ぷりや人手の足りなさがよく描写されていて楽しかった。
真相は結構最初の段階でわかったし、偽者だろうと思って
読み進めたけど、伏線も色々張ってありニヤリとすること
ができた。
信濃は懲役何年くらいかなぁ。2年くらい?


No.10 3点 白い家の殺人
歌野晶午
(2004/09/19 11:21登録)
徹の推理の進め方に非常に無理が…
いくらワトソン役でも、いくらバカでも…
あれで拍子抜けした。
いくら探偵じゃないとしても…


No.9 6点 長い家の殺人
歌野晶午
(2004/09/19 11:15登録)
トリックはすぐにわかってしまった。
マリファナ、ちょっとやってみたいと思ってしまった…
もちろんやってないですよ。
バンド・音楽業界には余り詳しくないので単純に楽しめた。
詳しかったら、恥ずかしくて読めないらしいけど…


No.8 7点 幽霊刑事
有栖川有栖
(2004/09/19 11:09登録)
早川の部屋にある須磨子の写真。
これがこの作品の全てでしょう。
ありがちといえばありがちですが…。
彼に感情移入してしまうなぁ。
片想いばかりだったもので、自分も。


No.7 7点 孤島パズル
有栖川有栖
(2004/09/19 11:05登録)
織田・望月コンビも島に連れてきて欲しかった。
この作品読了後、ジグソーパズルを買ってきてしまった。
なんて単純な自分…。


No.6 9点 月光ゲーム
有栖川有栖
(2004/09/19 10:54登録)
ミステリ部分の評価は特に高くない。ダイイングメッセージは無理があるし、カメラの中に指を隠すのもちょっとどうかと思う。が、マーダーゲームの描写、キャンプファイヤーの描写、山からの脱出の描写、ラストの失恋シーン、それらの全てが非常に心に残っている。「あぁ学生時代に戻りたいなぁ…」と、後ろ向きながら郷愁に浸ることができた作品。これは、私も学生時代を京都で過ごし、英都大学(同志社大学がモデル)内外の描写が手にとるようにわかったことによりスーっと作品に入り込めたからかもしれない。なので、そうじゃない方には−2点、トリック・謎とき重視の人には更に−1点、というところかと。江神二郎の存在感も重要な加点要素になっている


No.5 8点 水車館の殺人
綾辻行人
(2004/09/19 10:22登録)
ちゃんとメモとって自分で推理して犯人をあててうれしかった最初の作品。自分の中で、最初につきあった(つきあうことができた)女性的な位置付け。だから8点。雰囲気、トリック、プロット、全てが美化されてしまっており、別の意味で再読したくない作品。今読み返せばがっかりするだろうから。余り本格ミステリを読んでいない人には素直に薦めたい。犯人あてて下さい。あてられます!


No.4 7点 十角館の殺人
綾辻行人
(2004/09/19 10:10登録)
例の一行に驚けた人は幸せ。
驚けなかった人は不幸せ。
そういう作品だと思いますし、
それだけの作品だとも思います。
私は前者でした。
よかった〜!!

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