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空さん
平均点: 6.12点 書評数: 1505件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.45 6点 邪悪の家- アガサ・クリスティー 2010/05/13 21:45
本作と次作『エッジウェア卿の死』については、ポアロにいつもの冴えがなかなか見られません。他の作品ではいつの間にか推測をつけてしまっているのですが。途中でポアロが容疑者の一覧と注釈・疑問点を書いて見せてくれるのも、クリスティーよりクロフツとかを思わせるぐらいです。
犯行計画そのものの出来は、悪くないという程度だと思いますが、結局使い方がうまいんでしょうね。くどいところから予想はつくのですが、殺人犯以外の登場人物たちのごまかしもあり、惑わされます。ポアロが18章で真相に気づく2つの手がかりの組み合わせは、シンプルで説得力があります。
冒頭部分でくじかれたポアロの自尊心が結局最後には妙な形で満足させられるのは愉快でした。

No.44 4点 鳩のなかの猫- アガサ・クリスティー 2010/04/12 21:37
プロローグの後、最初のうちは中東の某国国王の死と彼の所持する宝石の数々の行方にまつわる話で、冒険スパイもの的な感じです。そこから一転、イギリスの名門女子校での殺人事件という古典的なミステリになってきて、後半ポアロがついに登場すると、後はもう解決に向かってまっしぐらです。
途中で校長が「この学校は型どおりの学校ではなかったけれど、そうかと言って、型破りを誇りにしてきた学校でもなかったのよ」と言うところがありますが、これはクリスティーの目指すところでもあったと思えます。まあ、今回は伝統と革新の二要素の融合がそれほどうまくいっているとは思えません。真犯人隠匿方法などずうずうしい手ですが、意外性のすっきり度は低めです。ポアロの謎解き段階に入ってからの展開のご都合主義もちょっと甘すぎる感じがしました。

No.43 7点 ヘラクレスの冒険- アガサ・クリスティー 2010/03/19 21:45
ポアロのファースト・ネームはHercules、フランス語ではHを発音しないので、エルキュールになるわけです(たとえば『レ・ミゼラブル』のユーゴーの綴りはHugo)。
ヘラクレスの12の難業になぞらえた事件をそろえた連作短編集で、ギリシャ神話との結びつけのほとんどは無理やりなこじつけですが、内容的にはバラエティに富んでいて、なかなか充実しています。特に気に入ったのを挙げると…
『ステュムバロスの鳥』は1ヶ所いくらなんでも無茶なところはありますが、非常に巧妙に組み立てられています。『クレタ島の雄牛』は発端がポアロに依頼するような事件と思えない点を除けば、すべての要素が最後にきれいに収束していきます。『アウゲイアス王の大牛舎』でのポアロの大胆な策略もなかなか見事。たいしたことのない謎解きよりその後の幕切れが印象的な『ヘスペリスたちのりんご』も意外に好きですね。

No.42 6点 ポアロ登場- アガサ・クリスティー 2010/02/28 08:46
第2長編「ゴルフ場殺人事件」と同じ頃書かれていた14作品を集めた短編集で、すべてヘイスティングズの一人称形式です。
あと数ページ長くした方がよかったんじゃないか、と思われるような作品が特に前半かなりあると思いました。解決の意外性はだいたいクリスティーらしくきれいに決まっているのですが、推理に至る流れがあわただしく感じられ、アイディア自体よりそのまとめ方が若干弱いのです。
『エジプト墳墓の謎』では後年の『ナイルに死す』と違い、船に弱いポアロがエジプト旅行でさんざんな目にあうところが笑えました。ただしこの作品、謎解き的にはたいしたことはありません。
最後のポアロがベルギー時代の失敗談を語る『チョコレートの箱』は、たぶんこのタイプの手がかりの初めての例ではないでしょうか。最初読んだ時には感心したものでした。他には『〈西部の星〉盗難事件』『総理大臣の失踪』あたりがよくできていると思います。

No.41 5点 ゴルフ場殺人事件- アガサ・クリスティー 2010/02/09 21:06
ポアロもの第2作は、送られてきた事件依頼状から始まり、ポアロが出向いて行った時にはすでに依頼人は殺されていたという、いかにもな書き出しです。進んでいた時計、花壇の足跡、落ちていた手紙、ドアと鍵の問題等、手がかりを矢継ぎ早に出してくるのも、典型的な古典派ミステリという展開です。ちょっとパターンにはまりすぎているような気もしますが。
本作最大のトリックは、実は3/4ぐらいまでで明かされてしまいます。で、その後はというと『アクロイド』どころか『スタイルズ』に比べても特筆すべきアイディアがありませんし、犯人を特定する論拠も弱く、最後の謎解き部分があまり印象に残らないのです。第2の死体が出現した経緯も説明されないままです。まあ、将来のヘイスティングズ夫人が大活躍するサスペンス場面はちょっとした見どころと言えるでしょうか。

No.40 4点 複数の時計- アガサ・クリスティー 2010/01/17 20:24
これほどポアロの登場シーンが少ない作品は他にないでしょう。ミス・マープルものだと、そういうタイプもあるのですが。
犯人の意外性についてはクリスティーらしい企みがありますし、スパイものとの融合も悪くありません。しかし、スパイ部分であまりにも偶然すぎるところがあるのが気になりましたし、何と言ってもタイトルの複数の時計の意味はいただけません。途中、ポアロの口を通して語られるミステリ評の中に、伏線があると言えないことはないのですが。
ところでこのポアロによるミステリ評、ドイル、ルブラン、ルルー等大先輩作家は実際の作品を挙げて論じていますが、クリスティーと同世代以降の作家は、別の箇所でディクスン・カーの名前が出てくるくらいで、他はオリヴァー夫人を始め架空の名前になっています(たぶん)。シリル・クェインというのは、クロフツがモデルでしょうけど。

No.39 6点 象は忘れない- アガサ・クリスティー 2009/12/23 10:23
このクリスティーが最後に「書いた」ポアロものは、ミステリ作家オリヴァ夫人が今までになく大活躍する作品でもあります。彼女の生活や心情がユーモラスに書き綴られていて、晩年になって私小説的なところが出てきていると思えなくもありません。
ストーリーは、本作の中でも言及されている『五匹の子豚』のようにずいぶん昔の事件の再調査、しかも最初に提示されるのは、「夫が妻を殺したのか、妻が夫を殺したのか」という奇妙な問題です。
終盤近くなって、雰囲気はユーモラスなタッチから悲劇的に転調します。謎解きの意外性はどうということはありません。それよりも、途中でポアロが、真相はショックなものかもしれないが、それでも真相を知りたいですか、と事件関係者に聞くところがありますが、まさにそれが本作のテーマという感じです。

No.38 7点 茶色の服の男- アガサ・クリスティー 2009/12/05 12:58
初期には謎解きものと冒険・スパイものをほぼ交互に発表していたクリスティー。本作はその冒険ものの方で、イギリスから南アフリカへ舞台を移しながらの危機一髪の連続が楽しい女性アドベンチャー・ミステリです。当時の連続活劇映画(サイレント時代です!)を引き合いに出しているようなストーリーだからこそ許される意外性も用意されています。冒険にあこがれるヒロインのキャラクターは確かにいいですね。一方の悪役の親玉も特に最後の部分、なかなか魅力的に描かれています。
クリスティーは以前に試みた手をさらに大胆にアレンジするのが得意ですが、本作はそのいわば元ネタの方です。だからといって、使い方が未熟だとは思いません。ちなみに、同じ手を取り入れた国内巨匠の戦後間もなくの某作品は、たぶん本作を知らずに書かれたのでしょう。その某作品以前に本作の翻訳は、WEBでちょっと検索した限りでは出ていなかったようです。

No.37 5点 ヒッコリー・ロードの殺人- アガサ・クリスティー 2009/11/17 20:50
本作については、登場人物が多過ぎるという意見がよくあるようです。学生相手中心の下宿屋が舞台ということで、同じ環境、同年代の登場人物が多いため、名前とキャラクターを一致させるのが困難になるのでしょう。確かにわかりにくいです。
最初の奇妙な連続盗難事件の大部分についての真相は、ポアロが現場に乗り込むとすぐ決着が付いてしまいますが、この部分は書き方によってはパーカー・パインものの短編にもなりそうな感じです。
クリスティーにしては珍しく、全体の7割程度のあたりで、事件の裏に潜んでいたからくりを明かしてしまいますが、その後起こる第3の殺人でもう一ひねり犯人隠匿の工夫をしているところはさすがです。しかし解決部分については、推理そのものはきっちりしていてそれなりに意外なのですが、派手好みのポアロにしては犯人指摘に至る演出がずいぶん地味な感じがしました。

No.36 8点 謎のクィン氏- アガサ・クリスティー 2009/10/24 14:09
名探偵の名前がハーリ・クィンというだけでも、本作がファンタジー的な要素を持っていることは明らかでしょう。いや、名探偵と言えるかどうかも疑問なミステリアスな存在です。クリスティー自身が高級感を狙ったと説明している、不思議な雰囲気を重視した短編集です。
最初の『クィン氏登場』でのクィン氏の登場シーンからして幻想的です。ミステリとは呼びがたいような秀作『海から来た男』からの5編では、ただ幽霊のように存在しているだけになり、事件解決はほとんど人生の傍観者を自認するサタースウェイト氏(ポアロものの『三幕の殺人』にも登場)にまかされてしまいます。そして二人とも名探偵役と言えない『世界の果て』を経て、最後の『道化師の小径』になると、完全にファンタジーであるとともに、クリスティー自身がやがて書くことになる某長編も連想させる作品になっています。
このシリーズならではの上述作の他、純粋な謎解きミステリとしては『道化荘奇聞』『ヘレンの顔』が印象に残ります。

No.35 5点 もの言えぬ証人- アガサ・クリスティー 2009/10/04 12:33
もの言えぬ証人とは、被害者の老婦人の愛犬ボブのことです。とは言っても、ボブがドイルの『銀星号事件』のような意味で重要な証人になるわけではないので、看板に偽りありという気もします。
1937年発表の本作、ヘイスティングズの一人称形式ものとしては、『カーテン』を除くと長編では最後の作品のはずですが、最初の50ページぐらいは三人称形式という異例の構成をとっています。作者もワトソン役による手記形式の限界を感じていたのかもしれません。
三人称形式部分による登場人物紹介の後、ポアロが2ヶ月以上も前に書かれた事件依頼の手紙を受け取るという謎から始まり、捉えどころのない事件の全貌を明らかにしていく手際はさすがですが、結末の意外性はクリスティーにしてはそれほどと思えませんでした。「犯人の意外性パターン」として分類しにくい犯人像のせいか、完全にだまされたという人もいるようですが。

No.34 7点 火曜クラブ- アガサ・クリスティー 2009/09/19 09:47
創元社からは『ミス・マープルと13の謎』として出ている短編集で、私は創元版で読んでいます。
会(火曜クラブ)の中で話された謎の事件に対して、メンバーたちが様々な意見を言うけれども、真相を見抜くのはいつもミス・マープルだったというパターンが基本です。しかし、ミス・マープル自身が語る2つの事件ではもちろんその型が崩されていますし、語り方も登場人物によって違ったりしていて、この手のシリーズの陥りがちなマンネリ化が避けられているところはクリスティーの手腕だと思います。
事件の語り方では『死の草』がひねってあります。また「話」のひねりということでは『バンガロー事件』が一番でしょう。『血に染まった敷石』で一箇所、いつの間にか血痕が消えていたというのだけは問題ですが…
パターン外の最終作『溺死』を除くとかなり短めな短編ばかりですが、総じてよくできた短編集です。

No.33 6点 死との約束- アガサ・クリスティー 2009/08/24 16:15
前作『ナイルに死す』に引き続きポアロがオリエント世界を旅行中に事件に遭遇する作品の一つです。ポアロの他にもフランス人の精神科の権威まで登場し、事件発生前から被害者とその家族についての心理分析が繰り広げられます。ただ、殺され役の専制的な意地悪婆さんの性格設定は、少々戯画化されているように思えます。
家族の者たち(つまり容疑者たち)の証言のどこまでが本当なのか、この見極めがなかなか難しく、事件を錯綜させてくれます。開巻1行目の台詞をはじめ、クリスティーらしいミスディレクションがたっぷり詰め込まれていますし、犯人の殺人トリックも単純ですが悪くありません。
作品評価とは関係ありませんが、途中言及される『オリエント急行』でポアロが真犯人の罪を不問にしたことを、赤の他人が知っていてはいけませんね。

No.32 7点 終りなき夜に生れつく- アガサ・クリスティー 2009/08/03 22:19
いわゆる「本格派」ではありません。なにしろ事件が起こるのは7割ぐらい話が進んでからで、それまでは微妙に不安を感じさせるところがあるとはいえ、恋愛から結婚が描かれる普通の小説なのです。『春にして君を離れ』の後にでも前知識なしで読み始めれば、これもまたクリスティーの非ミステリかと勘違いしそうなくらいです。
クリスティー自身が以前に書いた作品と同じアイディアを利用しているということがよく指摘される作品です。しかしそれを言うなら、有名な『ナイルに死す』だってよく似た意外な犯人のパターンは初期作品にありますし、さらに犯人の企みは…
むしろ、同じアイディアを使いながらも、以前の作品とは小説のタイプが全く違っている点こそ強調されるべきではないでしょうか。

No.31 6点 マギンティ夫人は死んだ- アガサ・クリスティー 2009/07/22 21:58
一見ごく平凡なマギンティ夫人殺害事件。容疑者が逮捕され死刑判決が下されたものの、事件を担当した警視は納得できずポアロに再調査を頼む、という筋立てですが、『幻の女』のような緊迫感はさっぱりありません。
田舎の宿に泊まった美食家のポアロがひどい食事に悩まされるのん気なユーモアが楽しめます。久々に登場するミステリ作家オリヴァー夫人の、自分が創造した名探偵に対する考えも、興味深く読めました。さらに登場人物の一人が提案するオリヴァー夫人最後の作品のアイディアは爆笑もの。本作より前にクリスティーは『カーテン』を書いてしまっているはずです…
さて、真面目にプロットを考察すれば、犯人の意外性はさすがです。新聞の件が明らかになっても、動機がどうも弱い感じがしていたのですが、ポアロに説明されて、なるほどとすっきりしました。

No.30 6点 カリブ海の秘密- アガサ・クリスティー 2009/07/09 21:28
高血圧で死んだと思われた昔話好きな少佐が見たものは何だったのか、要するにそれだけの単純な問題のはずなのですが、これがなかなかわからないようにミスディレクションが工夫されています。
誰もが疑わしく思えてくるように話を組み立てておいて、解説されてみると確かにそれ以外に考えられないと納得させるオチをつけるところ、さすがと言うべきでしょう。後半になって、最初から計画されていた殺人が次に起こるのではないかというサスペンスも出てきます。第3の殺人のある意味甘さは、クリスティーらしい話の決着のつけ方だな、とも感じました。

No.29 7点 ホロー荘の殺人- アガサ・クリスティー 2009/06/27 12:22
最初に読んだのはクリスティーを読み始めて間もないころで、5点ぐらいの評価だったのですが、再読してみて、本作の面白さはある程度の年齢にならなければわからないかなと納得しました。
ちょっと前に書かれた『動く指』や『五匹の子豚』とも共通する、シンプルな犯罪計画を登場人物の描き方で巧みに覆い隠してしまうタイプと言えるでしょうが、本作では特に人物の心理描写が入念です。解説には、文学的と言うだけでなく、推理小説を書く気はなかったのではないか、とまで書かれているほどで、作中から引用すれば、「からみあった感情と個性の衝突が織りなす模様」(第19章)というのが狙いでしょう。最初の方と最後に出てくる病気のおばあさんも、登場人物表には載っていませんが、なかなか印象に残ります。
ただ、上述の2作に比べると解決部分でのミステリとしてのすっきり度は落ちるかな、という気がします。

No.28 7点 動く指- アガサ・クリスティー 2009/06/15 21:26
小さな田舎町を騒がせる匿名のいやがらせの手紙を書いているのは誰か?
一人称形式で書かれた本作は、ミス・マープル初登場の『牧師館の殺人』と同じように第三者的立場から見られた住人たちの姿がじっくり描かれていて、なかなか味わい深い作品です。
発想は実にシンプルで、下手な作家が書けばせいぜい凡作にしかならないでしょう。ところが、登場人物たちの性格描写をしっかり行うことがミスリーディングになってしまうという、クリスティーならでは手際を見せてくれているのです。ストーリーを追っているうちに、いつの間にかある前提に捉われてしまうよう、巧妙に仕組まれています。
ミス・マープルが登場するのは、すでに話が8割ぐらい進んでからです。その後も最後の推理部分を除くと、彼女の出番は10ページちょっとぐらいのものですので、そこがファンには物足らないかも。

No.27 8点 杉の柩- アガサ・クリスティー 2009/06/05 21:02
本作の最大の見所は何といっても、小説としての構成と人物描写にあります。「文学的」という言葉が文庫の裏表紙の紹介文でも、また様々な批評でも使われていますが、確かにそのとおりだと思います。ただし、文学的であることがミステリとしても読者を惑わすのに一役買っているのがクリスティーらしいところです。
最も重要な手がかりが2つあるのですが、その両方とも気づくためには特殊知識を要する(その一方はポアロは実物を見ているのですが、読者はただそのものの名前を知らされるだけなので、フェアとは言えません)など、「本格派」としては不満があるかもしれません。しかし、裁判のプロローグ、殺人までの第1部、ポアロの捜査が描かれる第2部、そして裁判シーンに戻る第3部と見事な構成で、ヒロインをめぐる人物関係も決してありきたりなパターンに収まらないすぐれた心理ミステリです。

No.26 7点 スタイルズ荘の怪事件- アガサ・クリスティー 2009/05/28 21:50
ミステリの女王の第1作は、さすがに後年の作品のような豪快なネタ使いとまではいかず、ある特殊知識をトリックに利用した作品になっています。特殊すぎて読者にわかるはずがないのが不満ではありますが。
とはいえ、すでにいかにもこの作家らしい犯人の意外性は感じられます。分析すれば2つの原理を組み合わせたものですが、そのうちの1つについては、クリスティーは後の作品で何度もバリエーションを書いています。
もう1つの原理は、書かれた当時は相当斬新なアイディアだったのでしょう。別の有名作家も数年後に似たような手を使っていますが、本作の方が意外です。ただし、巻半ばでポアロによって犯人の巧みな狙いは阻止されます。

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空さん
ひとこと
ハンドルネームの読みはとりあえず「くう」です。
好きな作家
E・クイーン、G・シムノン
採点傾向
平均点: 6.12点   採点数: 1505件
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