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[ 警察小説 ]
第三の時効
横山秀夫 出版月: 2003年02月 平均: 7.68点 書評数: 50件

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集英社
2003年02月

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2006年03月

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2006年03月

No.30 6点 ムラ 2011/05/27 18:03
全体的に上手くまとまった警察者短編ストーリー。どれもハズレが無くミステリー性があって面白い。
個性的な班長が事件を解決する話だが、二班の班長が一番個性ありそうなのにちゃんと出てきたのがこの表題にある第三の時効のみなのが残念。しかしこの短編の中では一番好きな話である。

No.29 10点 ナナ 2011/05/18 12:24
短編なのに各作品のレベルがすごい。横山秀夫さんの文章力にはいつも感心させられます。絶対オススメです。

No.28 9点 3880403 2011/04/04 00:11
警察小説は好きなので楽しめた。続編が読みたい。

No.27 9点 HORNET 2011/01/10 11:33
 なにかのアンソロジーで表題作を読み,2班班長・楠見の強烈なキャラクターと,それに反発を感じながらもその手腕は認めざるを得ない主人公とのやりとり,そして最後のどんでん返しに魅了されました。F県警シリーズとしてこのように連作となっているのを知り,読みましたが,期待を裏切らない出来栄えだと感じます。氏のファンですが,中でもこれが一番好きです。

No.26 5点 seiryuu 2010/07/18 16:04
短編集ながらどの作品もまとまっていて読みごたえがありました。
やや強引なのは短編だから仕方ないかな。
文章は短文ばかりであまり好きではありません。
警察内部のネガティブなことも書いてあるのでリアリティを感じました。
人間くささがよかったです。
「第三の時効」が一番ミステリーっぽくて面白かったです。

No.25 6点 江守森江 2010/07/13 13:25
先月「囚人のジレンマ」そして昨日「第三の時効」のドラマ版がTBSで再放送された。
内容が濃いとはいえ短編を二時間ドラマ化するとやや間延びするのは致し方ないのかもしれない。
先頃、日本でも殺人事件は時効撤廃になり、時代性を求められる社会派ミステリーも今後は、時効の盲点を利用した作品だと時代の流れに埋もれる運命にある。
それでも、第二の時効(ミステリ的には使用過多で有名)まで早々に晒し、その先の盲点である第三時効までも利用した結末の捻りは時代に埋もれるには惜しい作品だと思う。
どこかの書評で「横山秀夫の短編にハズレ無し」と書かれていたが言い得て妙だ。

No.24 7点 E-BANKER 2010/06/19 00:42
F県警強行班シリーズの連作短編集。
さすがの安定感で、どれも安定して高いレベルの作品と言えます。
①「沈黙のアリバイ」: この中では若干落ちる印象。オチも普通レベル。
②「第三の時効」: 面白い。公安崩れの2班班長「楠見」のキャラはなかなか強烈です。ラストのまとめ方も鮮やか。
③「囚人のジレンマ」: 中間管理職ともいえる田畑捜一課長に同情。でもラストはなかなかいい話に・・・
④「密室の抜け穴」: 2人のライバル、朽木と村瀬がガチンコ対決。警察って厳しい競争社会ですねぇ・・・
⑤「ペルソナの微笑」: 若手刑事、矢代が活躍。
他1編。
どの登場人物もキャラが明快に書き分けられており、作者の筆力に脱帽です。

No.23 8点 sai 2009/11/18 02:33
この著者の書く警察ものは好きです。事件、真相も面白いですが、人物の行動・心情がとても面白い。ここが他の警察ものと差別化されるところだと思います。

No.22 9点 Take 2009/08/13 02:12
期待しないで読んだので、とても楽しめた。
警察小説で、これを超える作品には出会うには当分時間がかかりそうだ。

No.21 4点 給食番長 2009/06/05 21:44
なるほど、警察の実態がこんなチンピラな集団だから足利事件みたいに悲惨な茶番が起きるのか。

No.20 4点 とろろ 2008/12/01 22:43
前評判ほどの面白さを感じられなかった。
期待し過ぎたか。

No.19 10点 zedd 2008/11/10 03:11
どの作品も最後には唸ってしまう!!素晴らしい。トレビアン。ブラボー。

No.18 8点 おしょわ 2008/10/12 17:18
F県警シリーズ作品集、面白いです。
「密室の抜け穴」は「密室」の意味が秀逸。

No.17 8点 マニア 2008/08/29 23:31
面白い!
別件逮捕や自白強要、警察内部での手柄争いなど、警察に関するネガティブな面も描かれているが、それにもまして凶悪犯を憎む刑事たちの熱が、リアリティとともに迫力を持って迫ってくる。朽木、楠見、村瀬の3人の個性派班長の犯罪捜査に対する強烈なスタンスの違いも面白い。

話は「沈黙のアリバイ」と「第三の時効」が特に好き。「沈黙のアリバイ」は知恵の働く小悪党と警察の駆け引きから意外な事実が明かされていく過程が面白く、ムカつく容疑者が最後に朽木に落とされるのが痛快!「第三の時効」は、悲劇的なラストだが、冷血楠見の賭けには恐れ入る、あんなこと実際できるの?他の話も読みごたえ十分!
あと、楠見班長がなぜあんなに女性を毛嫌いするのか気になる。

No.16 3点 ポセイドン 2008/08/29 20:39
話は悪くないけど、登場する刑事達に感情移入できなかった。

No.15 10点 ryo 2008/08/23 16:38
とにかく引き込まれました。
短編集でありながら、同時進行で行われている様な錯覚を感じてしまいました。「第三の時効」がおもしろかった。

No.14 10点 あびびび 2008/06/15 14:45
この作者の短編集はどれも内容が濃くて面白いが、ミステリーの部分が加わり、より強烈な味わいを出している。どの作品も手に汗を握る展開で、まるで実写版を見ているような感覚だった。個人的には文句なし。

No.13 8点 白い風 2008/06/14 18:08
基本短編集なので登場人物が深く描かれている訳ではありませんが、それでも3班の特異なキャラが魅力の一つでしょう。
短編でありながらどんでん返しも充分あり、楽しめました。
2時間サスペンスに取り上げられたのも納得の作品ですね。
6作品ともハズレはなかかったと思う。

No.12 8点 ElderMizuho 2008/05/04 02:02
特に第三の時効は完成度が際立ってます。
短編なのにこの見事などんでん返し。脱帽です。
ただその他に関しては結構微妙な作品も・・・

No.11 9点 naotooo 2008/02/10 01:43
短編集なのに一気に読んでしまいました。特に表題作の意外性は衝撃的で通読後も問題部分を何度も読み返してしまいます。実際の事件捜査はこんなに劇的ではなく、もっと泥臭いものでしょうが、それでも判断間違いの許されない厳しい状況で刑事たちが見せる感情の噴出は十分に読み応えありです。著者の作品はクライマーズ・ハイ、動機、半落ちに続いてこれが4作目でしたが、人物を常にまじめに描く姿勢には共感が持てます。ただし、一環して少し暗めの印象はあり。軽いタッチでないと最後まで読めない、という読者にだけは敷居が高いかもしれません。


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