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[ クライム/倒叙 ]
影踏み
横山秀夫 出版月: 2003年11月 平均: 5.60点 書評数: 5件

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祥伝社
2003年11月

祥伝社
2007年02月

No.5 6点 まさむね 2014/07/30 23:37
 犯罪者(出所したばかりの窃盗犯)を主人公に据えた,横山作品の中では異色と言ってよい連作短編集。ハードボイルド的な色彩もあって,結構新鮮な気分で読み進められました。
 火事で亡くなった双子の弟「啓二」や,恋人「久子」との関係も気になって,グイグイ読ませます。勿論,筆者のリーダビリティの高さがあってこそですが。
 ラスト2編,「遺言」と「行方」が好み。こういう横山作品もイイと思いますよ。
 

No.4 6点 simo10 2013/08/11 22:06
忍び込み専門のドロボウ(ノビ師)の真壁修一を主人公とした連作短編集です。
ドロボウが主人公というだけで異色であり、伊坂氏を連想してしまいますが、さらにこの主人公、死んだ弟「啓二」の魂が住み着いており、対話までできてしまうという特殊能力を持っています。
横山氏らしく、謎の提示と真相の解明までのバランスが良いです。
全体的に暗めの作風が私的には好みで、修一、啓二、久子の成り行きが気になってぐいぐい読めました。
ラストは切ないが納得です。

No.3 4点 itokin 2011/07/03 14:18
数年前に読んだのだが、氏の作品では最低でした。盛り上がりもなくやたら暗かったったと記憶している。

No.2 7点 E-BANKER 2011/02/12 20:59
「ノビカベ」の異名を持つノビ師、真壁を主人公とした連作短編集。
いつもの警察小説とは一味違い、犯罪者視点でのプロットが逆に新鮮な作品。
①「消息」=真壁が逮捕されるきっかけとなった事件関係者である美貌の人妻を巡って物語はスタートします。
②「刻印」=真壁の少年時代の友人、刑事の吉川が殺害される事件が発生。そこにも例の人妻が関係し・・・最終的には意外な真犯人が明らかになります。聖職者も一皮向けば・・・ですね。
③「抱擁」=真壁の恋人とその友人。見かけとは裏腹な人間模様。人間の心って一筋縄ではいかないものですね・・・
④「業火」=市内で次々と泥棒が襲撃されていく中、ついには真壁にも魔の手が・・・瀕死の重傷を負っても病院を飛び出す真壁は不死身?
⑤「使途」=真壁が獄中で知り合った男から頼まれた「代打サンタクロース役」。人物関係を探っていくうちに、謎が深まって・・・ラストは「いい話」でまとまる。
⑥「遺言」=ある犯罪者の死。なぜか真壁に残された遺言の謎。犯罪者の親子に果たして愛はあったのか?
⑦「行方」=またも真壁の恋人を巡って事件が発生。昔、ある事件で双子の弟を失った真壁の前に、もう1組の双子が現れ・・・これもやや意外なラスト。
以上7編。
どの作品でも高レベルな横山短編集。この作品も例外ではありませんでした。
警察視点のストーリーの場合、組織のしがらみや人間関係の難しさなどをベースにしたプロットが目立ちますが、本作の場合は「真壁」という特異なキャラが存分に生かされてます。
ということで、いつものとおり「読んで決して損のない」横山の短編集という評価でいいと思います。
(これを読むと、犯罪者と警察って決して「水と油」ではなく、ある種同じカテゴリーに属する存在なのがよく分かる・・・)

No.1 5点 おしょわ 2008/10/20 22:54
設定に無理があります。

伏線の張り方は相変わらずうまいんですけどね。


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