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[ サスペンス ]
わらの女
別邦題『藁の女』
カトリーヌ・アルレー 出版月: 1958年01月 平均: 6.75点 書評数: 16件

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1958年01月

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No.16 6点 メルカトル 2024/07/23 22:26
大資産家の妻を目指して、知性と打算の見事な結晶の手紙を送ったドイツ人女性ヒルデガルト。手紙が功を奏してカンヌに呼ばれた彼女は、資産家の妻の座を前に秘書の男から、ある申し出を受ける。そこには、思いも寄らぬ企みが隠されていた。これ以上ないほど精緻に仕組まれた完全犯罪小説。これからこの一冊に出会う皆さんは幸せです。素晴らしい楽しみが待っています。ミステリ史上に燦然と輝くフランス発の傑作ミステリを新訳で。
Amazon内容紹介より。

冒頭の新聞記事を探すところから惹き込まれ、そのまますんなりとストレスなく読み終えました。しかし、解説でシンポ教授が言っているような傑作とは、私は思いません。「致命的というに近い欠陥をかかえてはいるが、それを補って余りある興趣に満ちた作品」との佐野洋の意見には頷けます。
物語としては文句なしに面白いのは確か、ですが、あまりにもストレート過ぎて捻りが無いのがかなり弱点ではないかと。それと個人的意見ですが、そんなに上手く事が運ぶのか、警察の捜査を見くびり過ぎているのではないかとの疑問点がどうしても拭い去れません。

結局昨今の手の込んだ国内産のミステリやサスペンスに慣れてしまった身には、いささか物足りなさを覚えてしまうのです。シンプルなのは悪くないですが、シンプル過ぎるのは良くないです。最後まで読んで、えっもう終わり?と感じてしまった私は少数派なのかも知れませんが、それが正直な感想でした。

No.15 8点 YMY 2021/11/15 23:03
莫大な遺産の奪取という完全犯罪の成功を描いた作品。
しかし、その計画はコン・ゲームものの傑作に登場するような爽快なものではないし、緻密なプランでもない。どちらかと言えば、迂闊によって成立した完全犯罪であったといえる。しかし、ヒロインをじわじわと着実に破滅に向かって押し進めていく描写は迫力満点。

No.14 7点 HORNET 2019/07/27 20:44
 結婚相手を求める大富豪の新聞広告に応募し、幸せをつかもうとする女。その物語設定と始まりが面白く、すぐに話に入ることができた。
 広告を出したのは実は大富豪当人ではなく、その男性秘書、アントン・コルフ。それも勝手にやったことで、真実は一人の女性に大富豪に取り入って妻になってもらい、財産のおこぼれをもらおうという周到な計画だった。計画を打ち明けられた女性、ヒルデガルデは、自身の幸せのためにその計画に乗る。かくして、気難しい大富豪に気に入られ、結婚へともちこむ二人の計略が始まった―。

 後半のどんでん返しは確かに面白い仕掛けだった。が、仕掛けがそれで終わりで、そのあとはそれまでの「復習」のようにアントンの巧妙な計画が描かれ、その思惑通りにことが進んで終わっていたことが拍子抜けだった。そこからのヒルデガルデの大逆転があるかと期待して読んだのだが、結局そのままのダークなエンディングだったのがちょっと残念。

No.13 7点 クリスティ再読 2019/04/05 09:00
本作を法律上ありえない、とする説があるけども、評者はギリギリセーフなのでは?とも思う。という話なので、

すみませんが、ネタバレします。

というのは、相続欠格については、少なくとも日本では「故意に被相続人、先順位・同順位の相続人を死亡するに至らせ、または至らせようとしたために刑に処せられた者」(民法891条1号、多分どの国の民法でも似たり寄ったりでは?)であって、「刑に処せられた」がポイントである。ヒロインは公訴前に自分から自殺することで、確定判決を得ることを放棄しちゃったわけである。これこそ犯人の思うツボで、ヒロインに真相をバラしたのは、罠を自覚させて絶望に追い込んで自殺させる狙いがあった?と疑われるのだよね。そこまで含めて犯行計画を評価すると「かなり危ない橋ではあるけども、成立しないわけでもないか」ということになる。「大金持ち」を利用して強引に保釈を得て、保釈中に自殺させるとかのプランもありかな...
なので、ヒロインに唯一残された復讐手段は、堂々と無実の罪を認めて、刑に服すことなのである。そうすれば、ヒロインは相続欠格になって、死後の相続を阻止できる。少なくとも日本の民法は「直系卑属」にしかヒロインを飛ばした代襲相続を認めないからね。養子縁組の親が相続可能なのは、ヒロインの相続権が問題ない場合のみなのだ。これを理解できなかったヒロインが愚かなのだ。まあここまで描けたら10点だけど、さすがにそこまでの小説ではない。
あと小説的には....フランスの色が本当に薄い小説のように思う。ヒロインと犯人のやり取りを、本当に会話だけで叙述して一切描写しないのとか、少しだけハードボイルドな良さがある。

No.12 8点 斎藤警部 2018/08/28 20:40
「やはり、われわれの利益は一致しているんですね」

爽やかイヤミスのシャンパン吊るし呑み。 嗚呼いやらしい。

“彼女は既に、彼の娘だった”

事の契機(きっかけ)は先のドイツ大敗、女の野心、或る魅力的な新聞広告。物語途上より会話のそこかしこにマーロウ的物言いへの高らかなフランセーズ対抗策が。。と思えばいつしか地の文まで余裕の侵食だぜ、プラス思わず庇い上げたくなる情(センティメント)への明日なき奔走が、、目にしみるぜ。

「しかし、細かい事実が、あまりにきちんと合いすぎますよ」

引用しようにも追い付ききれない最高最悪の、まるで長過ぎるエピローグめいた”あいつ”の大演説には圧倒されました。

「そうなったら、われわれの会話はごくつまらなくなってしまう」

その昔NHKの連続ドラマ(舞台を日本に移しての翻案)で、ミステリ好きの母と欠かさず一緒に観たものです。まるで歌舞伎の見せ場のような屍体運びシーンが最高にアンフォゲッタブルですが、原作小説でも(演出が違うとは言え)あのシークエンスのスリルと決定力と言ったら(!)、物語の中核とはこういう事だ、という良い見本ですね。あの知略と絶望の断崖絶壁のような結末も、この中核部分とぴったり隙無く呼応しているからこそです。

「あの女はばかですよ」

ああ怖かった、ノン、恐かった。

「そんな事までするには、どれだけお金を好きになったらいいんでしょうね」

歴史的価値の予兆を初めから蹴破り尽くしたかのような、バランスほぼ完璧な小説の暴れっぷり。これは唸ります。

短編臭さを露見させなければ(或いは高密度短篇に仕立て上げていたら)9点だったな。
※その上で、あまりに初歩的な法的事項ミスを小説として巧妙にクリアしてたら、、10点かも!(9.8くらい)

No.11 8点 おっさん 2016/12/03 15:52
そのアンモラルな内容が忌避されてか、フランス本国では出版を拒絶されるも、1956年にスイスで刊行されるや話題となり、各国への翻訳紹介を通して、女流サスペンスの実力者カトリーヌ・アルレーの名を一躍知らしめた、第二作。
日本でも高く評価され、筆者が大人向けのミステリを読みはじめた70年代後半において、もはや新しい“古典” といった位置づけでした。ベイジル・ディアデン監督によって映画化*されたさい、主演を演じたショーン・コネリーとジーナ・ロロブリジーダのスチール写真がカバーに使われた、創元推理文庫版も、書店でよく目にしました。
本格ミステリ・キッズであろうと、このへんを読んでいないと大人のミステリ・ファンの仲間入りができない感じがヒシヒシと。だから、背伸びをして読んだわけです。クリスティーやクイーンを好きな小学生がw
で、そのときの感想は――なるほど面白い。でもこういうのは、これ一冊で充分な、そんな傑作だよなあ……でしたww
それはたとえば、江戸川乱歩編の『世界短編傑作集』で、「オッターモール氏の手」(トマス・バーク)や「銀の仮面」(ヒュー・ウォルポール)を読んだときの気分に近く、感銘は受けながらも、同じ作者の他の作品が読みたくはならなかったのです。
そこには、後味が悪く終わるのが新しい、という風潮(?)への、子供なりの反発があったのだと思います。絶望的な状況から、でも知力で逆転してこそミステリじゃないか、という。

後年、佐野洋の『推理日記』を読んでいて、「推理小説のミスについて」と題された章で、そんな『わらの女』の中心的着想に、じつは大きなアナ――法律上の問題――があったことを知りました(もともとは、結城昌治が日本推理作家協会の機関誌に発表した意見)。
言われてみれば、これは確かにその通りなんですね。『わらの女』は、シンデレラのようなお伽噺(直接的なモチーフは、ヒロインと援助者の関係性を踏まえた、バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』――あの『マイ・フェア・レディ』の原作です)が、過酷な“現実”に着地するお話だけに……法律という、おおもとのリアルを歪めるわけにはいきません。筆者のなかで、好きになれないタイプの傑作、といった位置づけだった『わらの女』が、傑作になりそこねた、すこぶる残念な問題作に変わりました。

そして時は流れ――
ほぼ四十年ぶりの、再読です(その契機となったのは、本サイトでレヴュー済の、『アントニイ・バークリー書評集Vol.2』なのですが、それについては後述)。
うん、なんだかんだいって、こりゃ面白いわ、やっぱり。
作者の第一作『死の匂い』を、ちょっと前に読んでいただけに、ストーリーテリングの格段の向上には、目を見張る思いがしました。心理描写の巧みさ、その筆力に加えて、作品全体に、華麗なる通俗性とでもいいたいものが備わっている。作品中盤の見せ場で、危難を乗り越えるべくヒロインが、衆人環視下、あるモノを別な場所に移動させようとする(無茶だけど惹きこまれる)シークエンスは、象徴的。
前記の、看過できない大きなミスが存在するにもかかわらず、作品自体は、ギリギリのところで成立しています。
 
 裁判は開かれなかった。

からです。無理な計画だったのに、僥倖により、「悪い奴ほどよく眠る」が実現されてしまった、その、運命の紙一重を、しかし当の本人は知らないのだ……と解釈することが、とりあえずできる筈です。
そこで気になるのは――作者のアルレー自身は、作中の陰謀の論理的矛盾に無自覚だったのか? という事。前掲の『死の匂い』のレヴューで筆者は、「未知のことを書くなら、調べる。そしてディテールを詰める――そんな、プロ作家として当然の姿勢が、まだこのときのアルレーには出来ていなかった、とまで言うのは酷でしょうか」と書きました。これもその伝で、アルレーが単に、法律面に疎く、アタマの中だけでお話を考えた結果なのか?
いや、ある程度プロットを作った(あるいは、書きはじめた)時点で、リサーチの結果、ミスに気がついたのではないか? しかし、ミステリとしての基本構想は捨てるには惜しい、どうする、と悩んだ結果が、あのクライマックスなのではないか? という気が、いまの筆者にはしています。じつはご都合主義だった、ヒロインの最終的な選択を、華麗なテクニック(必殺の文章力)で誤魔化した疑惑www
ズルさもプロに必要な資質とすれば、そのふてぶてしさは、あっぱれと言えますが……さて、実際はどうだったんでしょうね。

ところで。
『アントニイ・バークリー書評集Vol.2』(三門優祐・編訳)に収められた、『わらの女』評のなかで、バークリーは、次のようなコメントをしています。

(……)「邪悪」なるものについての容赦のない研究であり、「悪魔たち」のガリア的な無慈悲さが、事後に回想される形で描かれる(引用終わり)

これが、筆者の記憶する『わらの女』の内容にそぐわず、作品を読み返して確認しよう、というのが、そもそもの始まりでした。引っかかったのは、「悪魔たち」という複数形と、回想という小説形式の表現。あらためて『わらの女』を読んでみて、これはやはりマチガイだと実感。うっかり屋さんバークリーの、筆の誤りか? しかし、訳者の三門氏が何の注記もしていないところをみると、三門氏は『わらの女』を読んでいないか、ストーリーを覚えていない可能性が高い。失礼ながら、誤訳の疑惑も。原文はどうなっているんでしょうね。

*今回、参考まで観ておこうかと、映画版のソフトを探したのですが、果たせませんでした。しかし、思いがけず、2015年に韓国で制作された『わらの女』原作の映画があることを知り――その『隠密な計画』のDVDは視聴することができました。原作のミスを修正するため、ドラマ内の人間関係が改変されており、いきおいメロドラマ色が強まっていますが、これはこれでアリだと思います。物議を醸すのは、終盤のオリジナル展開でしょう。作品のトーンがガラリと変わって、韓流メロドラマが、B級バイオレンス・アクションになってしまいます。しかし――その昔、『わらの女』のバッド・エンドに反発し、絶望的な状況からの逆転を希望した身としては、脚色者の気持ちが分かってしまうんだよなあ……。

No.10 5点 ボナンザ 2014/04/08 17:09
ラストの展開が衝撃的。
とはいえそれ以外の部分がお粗末な気もしないではない。

No.9 9点 蟷螂の斧 2013/01/22 09:56
(タイトル・女⑧)1956年の作品。映画(1964年・ショーンコネリー、ジーナロロブリジダ)は、原作とは違い、勧善懲悪の結末だったと思います。ゆえに、本作の結末にはかなりの衝撃を受けました。古い作品なので、死体の処理など疑問点はありますが、主要登場人物3人で、これだけの作品をサスペンスフルに仕上げている腕前に感心しました。結末も好みで満足です。

No.8 6点 E-BANKER 2011/10/26 21:03
フランス人女流作家によるサスペンスミステリー。
1人の女性の心理が読者に迫る有名作です。
~独・ハングルグで翻訳の仕事をする聡明な女性・ヒルデガルデ、34歳独身。彼女はいつの日か幸運をもたらす結婚を、と新聞の求縁広告を虎視眈々とチェックする日々をおくっていた。『当方、莫大な資産アリ、良縁求ム。ナルベクハンブルグ出身の未婚ノ方・・・』 これがすべての始まりだった。知性と打算の生み出した見事な手紙が功を奏し、南仏に呼び出された彼女。億万長者の妻の座は目の前だったが、そこには思いもよらぬ罠が待ち受けていた~

確かに面白いし、よくできている。
初版が1956年(昭和31年)ということを勘案すれば、驚くべきクオリティというべきでしょう。
ようやく狙い通りに妻の座を射止めたヒルデガルドの前に、突如現れた困難と挫折・・・それでもそれを乗り越えようと奮戦する彼女・・・
この辺りは、サンペンスものの良さがよく出てますし、頁をめくる手が止まらなくなります。

ただねぇ、やっぱりこれだけ「ドンデン返し」に読み慣れた身にとっては、何となく消化不良の感があるのも事実。
これはこれで、余韻を残して、きれいなラストかもしれませんが、もう一捻り欲しいというのが本音ですねぇ。
事件のカラクリが判明する場面もちょっと早すぎる気が・・・(おまけに十分予想の範囲内)
これだったら、最後の最後で真相判明! という方が読者ウケはいいでしょう。
トータルの評価としては水準+αってことになっちゃいました。

No.7 8点 take5 2011/08/11 10:18
異国情緒たっぷりで
雰囲気を楽しめる作品です。
冤罪について色々と考えてしまいました。

No.6 7点 りゅう 2011/07/08 22:55
 サスペンスミステリーの歴史的名作です。既に死亡している夫を生きているように見せかけながら車椅子で運ぶ場面など、サスペンスドラマで使い古されたパターンで、既視感はあるのですが、この作品がオリジナルなのでしょう。真相に関しては、完全正解とまではいきませんでしたが、準正解ぐらいには見抜くことが出来ました。犯行計画そのものは完全犯罪といって良いくらいに巧妙なものですが、期待どおりに進行する確実性には欠けており、これだけの手間ひまをかけて実行するだけの価値があるのかなあ、とは思いました。冷淡な犯人像や、やりきれない悲惨なラストも印象に残りました。

No.5 6点 あびびび 2011/06/22 15:44
出だしは名作と言われるだけあってゾクゾクする流れだった。しかし、終盤は予想通りというか、それ以上ではなかった。確かに完璧な犯行であり、抜け穴はなさそうに見える。

しかし、あの結末では物足りない気がした。もう少し、ずる賢く、冷淡な悪女でなくてはならない。もうひとつどんでん返しが欲しかった。

No.4 4点 こう 2010/07/19 01:55
 「〇〇小説の古典」としての意義はある作品だと思いますがこの手の作品でカタルシスを得る読者は限られてくるかと思います。個人的にはこの手の作品はあまり好きではありませんが衝撃を受ける方もいるかも知れません。

No.3 7点 kanamori 2010/07/18 20:52
億万長者の遺産めあてに結婚する女性・ヒルダガルデが主人公ですが、いわゆる悪女ものではないですね。
主要登場人物は3人しかおらず、タイトルから大凡のプロットが読めるのが難点ですが、花嫁募集広告に応募する際の手紙文などから覗える30代女性の造形は、いかにもフランス人女性作家が書いたサスペンスという印象でした。

No.2 4点 りんちゃみ先輩 2009/09/08 21:28
やはり古典ですね。欲の絡んだ人の物語。網をかけるもの、かかるもの。でも現在ではあり得ないし、解決も可能です。それにしてもラスト、悲惨です、可哀想です。

No.1 8点 2009/08/08 08:55
悪女にしては知恵が浅すぎるという感じがするし、主人公の行動や、物語の設定、文章など、あらゆる面で稚拙さが感じられます。でも、物語の展開は実に巧みで、サスペンス作品としては上級品です。死体を見つけられるまでは、ハラハラどきどきで、すらすらとページが進む一方、その後は一転して、これから先どうなるのだろうか、と推理しながら楽しむことができます。ラストは想定内とはいえ凄いですね。後に残ります。
話題になった本作がサイト登録されていないことは、本当に意外でした。たしかに今なら、リアリティがなさすぎて敬遠されるかもしれませんし、悪漢小説というのも敬遠の要素になりそうです。でも、悪女ヒルデカルデには意外に感情移入できると思いますよ。再燃して、再映像化されることを期待しています。

本書は、かつて映画化され、その主役であるショーン・コネリーとジーナ・ロロブリジーダの映画スナップが、創元推理文庫のカバーを飾っていたことは印象的でした。国内でも2度ドラマ化されています。特に古いほうの連続ドラマで、大空真弓、高橋幸治、加藤嘉が好演していたことが、いまだに鮮明に記憶に残っています。

(同日追記)ネットで調べると、2006年にも、「美しい罠」というタイトルで、昼の連ドラで放映されていたようです。
(2010年6月追記)若いころに強い印象を残した作品なので、思い入れもある。よって、1点プラスして8点。


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