皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格/新本格 ] 十角館の殺人 館シリーズ |
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綾辻行人 | 出版月: 1987年08月 | 平均: 7.92点 | 書評数: 279件 |
講談社 1987年08月 |
講談社 1991年09月 |
講談社 2007年10月 |
講談社 2008年09月 |
No.279 | 10点 | hsiyehmeipo | 2024/04/14 21:53 |
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やっぱり最初の不意打ちの一発のインパクトはすごい |
No.278 | 10点 | ひとこと | 2023/05/28 17:00 |
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いつまで経っても忘れられない衝撃! |
No.277 | 10点 | 密室とアリバイ | 2023/05/02 08:41 |
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完成度では「時計館の殺人」に遠く及ばない。が、叙述トリック作品は作者が読者に詐術を仕掛ける目的がほとんどであるなか、犯人のメイントリックと叙述トリックがピッタリ一致しているという奇跡的作品である。 |
No.276 | 3点 | ALFA | 2023/03/09 08:46 |
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「まだミステリの読書量が少ない頃に読んでいたら、それなりに楽しめただろう。」しかし私の場合、そんな時期はこの作品が世に出るはるか以前なので、この仮定法過去完了は事実上意味をなさない。
スレッカラシになってからの初読ではアラが目立って楽しむどころではない。 以下ネタバレします。 アラその1.設定が「そして誰もいなくなった」と同じであるだけならまだしも、犯人のトリックがアガサ・クリスティの別の有名作と「同じ」であること。ミステリのメイン要素である設定とトリックが同じ大家からの引用となると、これはもうオマージュや本歌取りでは済まされない。 アラその2.動機とその背景が後に出版される自身の有名作と「同じ」であること。複数の人物による悪ふざけが一人の死を招き、ある人物がそれに復讐するというパターン。 アラその3.クローズドサークルの中と外でそれぞれの話が展開されるという構成が上に述べた作品と「同じ」であること。 アラその4.小瓶の中の手紙という使い古されたネタ。真相開示の後に登場するのだから劇的な効果はないしエピローグとしても蛇足。 舞台設定、トリック、動機とその背景、構成といったミステリとしての要素のほぼすべてが過去の有名作の使いまわし、もしくは後に自身の作品で使いまわすミステリ作法をどう評価できるのだろう。 人物の造形や情景の描写が深ければまだそれなりに小説として楽しめたのだろうが、パズルミステリに肉付けをした程度ではそれも無理。 あえて誉めどころを探すとすれば、例の一文の置き方。まことに効果的ではある。 なお、新本格のムーブメントを起こした歴史的意義はここでは評価の対象外とした。 |
No.275 | 8点 | みりん | 2022/12/17 14:30 |
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ネタが分かってからの再読性は低く、エラリイの「社会派リアリズムの痛烈批判」くらいしか目を引くものはありません。 |
No.274 | 9点 | じきる | 2020/08/23 18:51 |
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やはり例の一文の衝撃は素晴らしいと思う。 |
No.273 | 6点 | Kingscorss | 2020/08/08 01:27 |
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とても良くできているお手本ミステリーだと思います。
ただ、どう擁護してもアガサ・クリスティーのアレのパクリにしかおもえず、パクってるのにこんなに高評価されてるのが不思議でなりません。 リスペクトや踏襲という言葉でいくら取り繕ってもここまで設定、ネタ、他のすべてが同じでは流石に… 終わり方までほぼ同じなのが少し引きました。 似てるとかそういうの抜きだと本当によくできていて、日本ミステリー界の歴史に燦然と輝く古典だと思います。ただ、やっぱりパクリでここまでもてはやされるのは…綾辻先生が悪いわけでもなく周りが持ち上げすぎなのが問題かと。 もしこちらがオリジナルだったら9点つけたいぐらいのよくできた話だった思います。でも何度も言うようですいませんが、クリスティのアレに激似すぎなのが… |
No.272 | 8点 | なお | 2020/02/04 05:20 |
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半分ほど読み進めたところで、大体のトリックが分かってしまいました。
ここからどんでん返しがあればもっと楽しめたと思います。 |
No.271 | 5点 | レッドキング | 2019/03/30 15:05 |
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〇〇人物を✕✕人物に錯視させるトリックね。貫井徳郎はこれに習ったのかな。
江南(湖南のがよくない?)に守須ねえ。そりゃあ普通「コナン・ドイル」「モーリス・ルブラン」連想するよなあ。 にしても「オルツィ」なんて知らんぞ。「ドロシー」とか「クリスチアナ」のがとおりよくないか。 |
No.270 | 3点 | mediocrity | 2019/02/21 22:08 |
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こいつが犯人の気がするけど、まさかこいつが犯人じゃないよね、こいつが犯人だったら流石にちょっと問題だよね、と思ってた人物が犯人だったのでこの点数。
追記 他の方の書評を見る限り、推理小説をほとんど読んだことがない時点でこの作品を読んだので、あまり面白くなかったのかもしれない。もっとも、初心者でもあの1行にはビックリしましたよ。それを加味してこの点数です。いずれ再読の必要あり。 |
No.269 | 10点 | ことは | 2019/02/09 13:50 |
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みなさんの書評をみて、否定的意見にも「そうだよね」と理性では納得しますが、リアルタイムで読んで「こういうのが読みたかったんだ!」と興奮した大学生のころの感情を優先して満点にします。
単発作品と思っていたのに、書店の新刊で「水車館」のノベルスをみて、「館つながりでシリーズにするのかー」とワクワクしたあの頃が懐かしい! |
No.268 | 1点 | 初心者 | 2018/02/25 20:21 |
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動機もトリックも真相すら無いに等しい
初心者が読むべき名作として薦められたので手に取ったのだが… これを名作として初心者に薦めるってのは ミステリーファンの間で流行している悪い冗談なのだろうか ちなみにこれと同時に他作者の作品も2冊読んだが そちらは十分に楽しめた |
No.267 | 4点 | kariko | 2017/12/07 18:15 |
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初心者ですのであまり参考にしないでもらえるといいです。
単刀直入に言うと過大評価がすぎると思います。 どのサイトを見てもこの十角館の殺人はランキング上位を占めていたので、初めて自分で買ったミステリー小説なのですが、はっきり言って犯人と伏線があからさまに分かりました。もっと巧妙に隠しながら書くのかと思っていたのですがそんなこともなく予想を簡単に当てれてしまい残念です。 まだ初心者なのでミステリーの楽しみ方はよくわかりませんし、そこまでミステリーを読んだこともないのであまり断言できませんが、過大評価だと私は思います。ただ、飽きもしないようになっていて文もうまく読みやすかったので読んでいて楽しかったです。ありがとうございました。 |
No.266 | 7点 | ねここねこ男爵 | 2017/10/04 22:20 |
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良くも悪くも有名なあの一文に全振り。
読者が推理する楽しみはほぼゼロ。 信者の方々には申し訳ないが、この作品はそれなりに過大評価されていると思う。 実際、本作を読んで衝撃を受ける人って実はリアルタイム以外ではそんなにいないんではないかと思う。「あ、このパターンか」って。 ただ、大きな流れを生み出した功績は計り知れない。間違いなく。 |
No.265 | 7点 | take5 | 2017/08/05 07:25 |
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まず、構成が島と本土の往復で、とてもスピーディーに読めるところがよいです。(これってネタバレですか?)
しかしコナン君の相方にあの表記は、余りにも誤誘導狙い過ぎるかと。小学生でももっていかれますね。そこがいまいち…もう一人、島田+潔って最初から微笑ましいくらいです。 ラスト瓶のくだりは説得力が占星術ほど無いと感じました。主観です。 改訂版は読みやすく、3時間ほどで一気に読みました。 好みの問題で、東の島田に一票の私です。 |
No.264 | 7点 | tider-tiger | 2017/06/25 12:39 |
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再読したら、面白い部分とつまらない部分がそれぞれさらに際立って感じられました。
それから、ミステリとして不満な点も。 あの一文のための作品だったと考えれば、丹念な下準備に支えられてのあの衝撃はそうそう味わえるものではなく、また作者のミステリ観、狙いもその心意気や良しと感じました。 本当にあの一文に向けてすべてが進められていたのですね。 ですが、ミステリとしてなにかモヤモヤ感が残るのも事実。 犯人ではないかと予想した人物が二名いました。ところが、可能性は残しつつもそれ以上は進めない。犯人ではないと断定できないが、犯人かもしれないと思わせるような材料もない。予想の切っ掛けとなったものだけで、他は何もない状態で話が進み(たんに私の読み落としかもしれませんが)、そして、あの一文。ひどく驚きつつも、どうにもすっきりしませんでした。 読者を驚かせるという点では非常に優れたミステリだと思いますが、作者と読者の知的なゲームという観点では少々アンフェアではないかと思いました。知恵比べというよりも、いかに読者に知恵を出させないようにするか、同じ土俵で勝負させないようにするか、そういう方向に向かったミステリだと思っています(別に悪いことではないのですが)。 犯人探しを重視しない読者、真犯人が想定外だった読者にはこのうえない驚きをもたらす作品であり、ミステリ史においても大いに意義のある作品だと思います。 いろいろ勘案した結果、7点とします。 人物描写に関しては、多くの方が書いているように、別にどうでもいいでしょう。 へんにリアルに書くとアホらしい小説になると思います。 将棋の駒がみんな同じ大きさの正方形で、名前も 鮒、鮪、鯛、鯉とかでは困りますが、そうでなければよいのでは。人物の書き分けができていれば十分です。 本作は人物造型に深みはないけど、個性はそれなりにあったし、エラリーとかポオとかそんな名前だったので混乱もせずに読めました。 個人的なツボ 1登場人物たちの本名が出た瞬間が衝撃でした。 メイクを落としたKISS(米国のロックバンド)を初めて見た時のような感じでしょうか。 2「おい、カー単独行動は取らない方がいいぞ」は笑いました。ちなみにカーの専門は逸脱行動論だそうです。確かに単独行動は危ない。そして、二人での行動も同じくらいかそれ以上に危ない。 ※私が持っているのは講談社ノベルス版です。 齋藤警部さんへ ネタバレあり お訊ねのモリソンは大好きです。 飛行機が嫌いだから来日してくれないそうです。 ちなみに×××・ダイク・パークスなんてのも好きです。 ネタバレ 犯人候補1 本命 初読時からこの序文はいかんと思っていました。 話に聞いているだけで行ったことはない場所に「罠を張る」というのは違和感があり過ぎではないかと。そうすると自然と犯人はあいつしかいないことになります。 ただ、序文でいきなり犯人がばれるようなことを書くだろうか? という疑問も湧きました。正直文章がよろしくない作者なので、日本語もちょっとおかしいのかもしれない、とも考えました。 犯人候補2 穴馬 こちらも序文から疑惑が。こういうことを書きそうな登場人物は誰かを考えたら、あいつかなあと思い当りました。ただ、人物描写があまりよろしくない作者なので「こいつがこんなこと書くか!」というキャラ(例えばエラリー)がヌケヌケとこんなことを書いた犯人である可能性も否定できない、とも考える。 最初の殺人で少し迷うも、結局このどっちかが犯人だろうと見当つけて読み進めました。名前トリックにもろに引っ掛かっていたので、肝腎要の部分は予測できず、あの一文には死ぬほど驚きました。でも、なんか汚いなとも思いました。 |
No.263 | 9点 | 虫暮部 | 2017/04/03 14:19 |
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孤島もので時々見られる“このひとたち、どうしておとなしく殺されるまでグダグダしているの?”という感じが無いのは立派。
気になった点。犯人が“各人の部屋を調べようと云いだした時には、少しばかり焦った~まさか身体検査までは行うまい”と述懐しているが、これは見込みが甘くないか?自分の命が懸かっているのだから私だったら検査を強行するけどなぁ。 既に死者が出ている状況で、ミステリ研の人間が、コーヒーカップを洗わずに使う、というのは少々都合の良過ぎる不注意だと言えなくもない。 |
No.262 | 10点 | 邪魅 | 2017/02/17 13:13 |
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もはやいうまでもない傑作でしょう
ミステリとしての出来だけを考えるのなら奇面館や時計館の方が上でしょうが、しかしやはりあの一行の衝撃は凄まじい ミステリにはまるきっかけをくれた一冊、感謝と尊敬を込めて満点で |
No.261 | 10点 | 名探偵ジャパン | 2016/07/29 20:52 |
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まずはメルカトルさん、レビューで触れていただき恐縮です。
他のレビュアーの皆様も、今後ともよろしくお願いいたします。 誰が言ったか、「東の島荘、西の綾辻」(誰も言ってない?) というわけで、レジェンドシリーズ第2弾は、これだ。 まず、久方ぶりに読み返してみたのですが、驚いたのはその読みやすさ。私が読んだものは講談社文庫の「新装改訂版」なので、デビュー当初のものとは違っているのでしょうが、それでもこの読みやすさったらありません。 「占星術」は、一章終わる度にコーヒータイム、と洒落込んでいたのですが、「十角館」はほぼ一気読みでした。 当時散々こき下ろされたという有名な、「人間が描けていない」という批判も、今となっては何と的外れなことでしょうか。 こちとら、凄いトリックを味わいに来ているのです。作者との知恵比べという戦い、もしくは、真相が明かされた瞬間の知的興奮を求めているのです。 高度な戦術の応酬の対戦格闘ゲームをやっている横で、「この、手からビームを出す空手家や手足が伸びるインド人は何だ。全然人間が描けていない」と言われても返答に窮するのです。 本作は「ミステリマニアの、ミステリマニアによる小説」ですが、「ミステリマニアのための」ものでは決してありません。実際、本作が本格ミステリ初体験、もしくは、本作によって「ファン」から「マニア」に昇華(?)した。という方も決して少なくないでしょう。ミステリに無縁の人たちにも本作の魅力が届いたからこそ、この衝撃を皮切りに「新本格ムーブメント」は立ち上がったのですから。 作者が本作に仕掛けた拘りは半端ではありません。例の「世界が反転する一行」が偶数ページの一行目、つまり、ページを開いて初めて目に触れる位置、に書かれていることなどその典型です。(先述の通り私が読んだのは改訂版ですが、改訂以前もそうなっていたのでしょうか?) 本作ほど、読んでいて作者の「情熱」を感じる作品というのをちょっと私は知りません。(「占星術」も、島田荘司の「大人の余裕」を感じ、ここまでガツガツ迫ってはきません)文章のあちこちから「若さのエネルギー」が迸(ほとばし)ってくるのです。 本作は綾辻二十六歳のときの作だそうです。発行年の1987年としても、二十六歳というのは(文壇においては特に)「若造」とレッテルを貼られてしかるべき年齢でしょう。 「二十代半ばの若造が、見たこともない尖った武器を持って躍り込んできた」 もしかしたら、自分たちの理解の範疇を超える作品に対し正当に批評する術を持たなかった当時の文壇の重鎮(と、一部のミステリファン)は、「十角館」を批判することで自己防衛を計ったのかもしれません。 講談社文庫の「新装改訂版」には、旧版の鮎川哲也による解説も収録されています。 ここで鮎川は、「十角館」と作者綾辻行人に対する謂われなきバッシングに苦言を呈しています。さすが、ミステリ界のレジェンドは、本作の持つ力と可能性を見抜いていたのです。果たして、「占星術」を皮切りに「十角館」をもって「本格ミステリ」は完全復活を遂げました。 歴史的マイルストーンとなるべき傑作。全ミステリファン、いえ、未来のミステリファンも含め必読の書といえます。 余談ですが、鮎川は解説にて、「評論は七割けなして三割褒めろ」と書いています。私も復活するに当たり自分の過去の書評を読み返してみたのですが……鮎川氏の言葉が胸に染みました。 |
No.260 | 8点 | nukkam | 2016/07/04 08:58 |
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(ネタバレなしです) 綾辻行人(1960年生まれ)は時代遅れとされていた本格派推理小説を復活させた「新本格派」の代表的作家として日本ミステリーの歴史を語る時にその名を外すことは考えられないほどの存在です。綾辻以前にも島田荘司や笠井潔などが本格派の力作を書いていたことも事実ですが、ムーヴメントを起こしたと評価されるほど1987年発表のデビュー作である本書の歴史的意義は大きいです。謎解きの面白さを再認識してくれ、という作者の熱い思いがひしひしと伝わってくるのに本格派好きの私としては大いに共感でき、アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」(1939年)を連想させるプロットも大歓迎です。惜しまれるのは存在感ある名探偵を描けなかったことで、おかげでこのシリーズは探偵の名前ではなく「館シリーズ」と呼ばれるようになってしまいました(笑)。 |