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[ 冒険/スリラー/スパイ小説 ] 虎の牙 怪盗ルパン |
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モーリス・ルブラン | 出版月: 1959年01月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
東京創元社 1959年01月 |
創元推理文庫 1973年01月 |
東京創元社 1973年03月 |
偕成社 1982年09月 |
No.1 | 5点 | Tetchy | 2009/06/01 21:43 |
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ルパンシリーズ最大長編ながら、イマイチ知名度が低い本作。
二億フランという、現在の価値観でも破格の遺産を巡る殺人事件をドン・ルイス・ペレンナことルパンが探るというのが本書のテーマ。 従って話の風呂敷はとてつもなく大きく、敵も凶悪かつ奸智に長けているのに、結末はなんだかあっさり風で、肩透かし気味。 そしてルパンも結婚して物語が閉じられることからも、当時ルブランがルパンシリーズをこの作品で決着を着けようとしたのが解る作品。 とはいえ、世間はそれを許さず、今度は過去に遡り、ルパンの活躍が語られていくのだが、それはまた別のお話。 |