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[ 短編集(分類不能) ]
ZOO
乙一 出版月: 2003年06月 平均: 6.41点 書評数: 27件

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集英社
2003年06月

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2006年05月

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2006年05月

No.27 5点 いいちこ 2023/03/23 08:35
独創的・トリッキーな舞台設定・作風の短編ばかりであるが、いずれの作品も水準に達しており、著者の力量の高さは疑い得ない。
ただ一方で、突き抜けるものがないのも事実で、上手さは感じるが、それ以上ではない
5点の上位

No.26 5点 パメル 2021/07/21 08:55
ゲームを楽しむかのように読者の意表を突く手を次々と繰り出す。しかも自ら紡ぎ出したストーリーに戯れている印象。かといって収められた10編は決して楽しいストーリーではなく、残酷な死が溢れている。その中から4編の感想を。
「血液を探せ!」事故で脳に障害が残り、痛みを感じず、脇腹を包丁で刺されていても気づかない老人を巡るドタバタ劇。とても馬鹿馬鹿しい。
「冷たい森の白い家」伯母の家を追い出された少女は、自分ひとりで生きるために家をつくることにしたのだが。独特の冷ややかな叙情を感じさせる。
「SEVEN ROOMS」設定はゲーム的であるものの、姿の見えない殺戮者の存在が不気味だし、死を前にしての恐怖を描いていて圧倒的なものがある。ラスト付近の姉弟のシーンは切なく、胸を締め付けられるものがある。多様な要素が盛り込まれていて驚かされる。
「落ちる飛行機の中で」ハイジャック犯に占拠された飛行機に乗り合わせた女の話。飄々とした雰囲気でコミカルな中に切なさがある。
悲劇的なもの、喜劇的なもの、童話に近いもの、SF、密室トリックを用いたものなど、よくここまで違ったテイストの作品を書けるものかと感心させられる。バラバラの作風だが、共通する趣向がある。いずれも主人公は、逃げ場のない状況に、しかも理由も分からぬまま閉じ込められている点。10編はバラバラで奇矯に見えて、実はどこにでもいる現代人の妄想の欠片である。

No.25 5点 雪の日 2020/05/03 21:24
まぁまぁかな

No.24 8点 ニックネーム 2015/12/20 17:01
SEVENROOMS 血液を探せ 神の言葉が良かったです。 

No.23 5点 メルカトル 2013/03/12 22:24
再読です。
正直なところ、面白かったのは『SEVEN ROOMS』だけ、これは確かに訳の分からない設定ながら、緊迫感は只者ではなく、非常に緊張感をもって読むことができた。しかもまるで自分がその場にいるような臨場感をもって迫ってくるような迫力もあり、とても楽しめた、というか、手に汗握るような感覚を覚えた。
他の短編は、あまり感心しない。
どれもいまひとつ、或いは取るに足らないものばかりが並んでいて、読んでいてあまり気分が乗らなかった。
そんな中、『陽だまりの詩』はちょっと風変わりで、どことなく切ない佳作ではないかと思う。
まあ、全体としてはあまり高評価はできないね。そこそこ面白かった記憶があるだけに、読み直してみてちょっぴり残念だった。

No.22 6点 HORNET 2011/01/16 18:01
 ここでも多くの人が推していて,私の周りでもまず話題に上がる「SEVEN ROOMS」がやはり印象的。息をもつかせぬ緊迫した雰囲気と,ラストにちゃんと仕掛けが施されていて面白かった(想像すると気持ち悪くなりますが)。あと個人的には「Closet」がミステリ要素が強く,よかったです。

No.21 5点 まさむね 2010/06/26 08:51
10編からなる短編集。
どの作品にも「ハズレ」がない。陰と陽 静と動 冷と暖をうまく組み合あわせているからか、飽きもこない。
よって、もっと高得点にすべきなのでしょう。しかし、多くの短編で淡々と述べられる「狂い」に対し,私の心がやや後退りした面もありまして…。もっとも、これが良さでもある訳で…。完全に自己矛盾してますね。
初めて読んだ乙一作品なのですが,不思議な魅力がありますね。さて、長編も読んでみるか、そんな気にはさせられました。

No.20 2点 2009/07/16 18:59
 ごめんなさい。僕にはこういうの無理です。

No.19 6点 ちぃ 2009/03/06 22:49
読みやすかったです☆
個人的には「SEVEN ROOMS」が一番印象に残ってますね。

No.18 6点 おしょわ 2008/10/20 23:04
まぁ、悪くはないですがフツーかな・・・

No.17 7点 touko 2008/09/17 13:17
作品によって出来にばらつきがありますが、「カザリとヨーコ」 「冷たい森の白い家」「SEVEN ROOMS」あたりが好きです。
SEVEN ROOMSは単品なら10点。

No.16 7点 深夜 2008/01/02 12:11
「カザリとヨーコ」7点。イライラするけど、引き付けられた。
「血液を探せ!」8点。笑った。
「陽だまりの詩」3点。ベタな展開。
「SO-far そ・ふぁー」6点。ラストは面白かった。
「冷たい森の白い家」3点。特に印象に残らない。
「Closet」8点。一番ミステリーっぽい作品。
「神の言葉」4点。ごちゃごちゃしてる。
「ZOO」8点。主人公の気持ちはなんとなくわかる。
「SEVEN ROOMS」9点。面白い。一気に読めた。
「落ちる飛行機の中で」7点。ラストで尻すぼみした感が。

平均して大体6点くらいだけど、良かった作品が多かったので7点。

No.15 6点 dei 2007/09/28 22:15
相当期待してよんだが…普通。

No.14 7点 2007/09/25 22:58
すべて面白かった。そしてほとんどすべて好きだと感じた。これはすごいことだと思う。
読んだ当時はSEVEN ROOMSが一番好きだったけど、今はそ・ふぁーが好き。ありえなさ加減の絶妙さが良い。

No.13 8点 ぷねうま 2007/09/19 17:27
短編によって作風とか雰囲気は変わっているのにどれも平均点以上をとっている。優等生すぎて逆にちょっと物足りない感じがしたが、この「誰にでも楽しみやすさ」は素晴らしい。

No.12 9点 夏猫 2005/07/03 12:23
映画化されましたね。
とても面白いものばかりです。短編集なのになんか心に残るものばかりです。

No.11 9点 はせ 2005/05/02 00:07
最後の書き下ろし「落ちる飛行機の中で」のすごさったらない。こんな小説を読んだのははじめて。というかこれ小説?小説でこんなことできるの?って感じで。なんとも奇妙な話し。バカバカしく(褒め言葉)、鮮やかにオチる。完璧としかいいようがない。完璧で言えば「SEVEN ROOMS」もそうで、傑作。怖さと切なさのマッチは乙一ならでは。あと「陽だまりの詩」に感銘を受けた。「神の言葉」にも驚いた。とにかく乙一の着眼点のすごさを味わえる一冊。

No.10 6点 sophia 2005/01/26 03:42
「世にも奇妙な物語」のような短編集。
「GOTH」のような本格寄りのものより、こういう作風の方が合ってるんじゃないですかね。

No.9 4点 綾香 2004/08/20 23:54
普通かな…。普通すぎてちょっとガッカリ。

No.8 8点 aya 2004/08/18 01:43
?番惹かれるって言うか、考えたのが『SO FAR』。どんでん返しまでは行かんけど、そうきたか!って感じやった。次は『神の言葉』。微妙やったのは、『ZOO』。ぁイタタタ…みたいな。意味不明でごめんなさぃ。


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