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ミステリの祭典

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みりんさんの登録情報
平均点:6.66点 書評数:385件

プロフィール| 書評

No.25 4点 火車
宮部みゆき
(2023/01/21 23:52登録)
昔は夢を持っても「自力で叶える」か「諦める」しかなかったけれど今はクレジットカードやサラ金のおかげで"夢を叶ったような錯覚にひたる"ことができるし、その錯覚を起こさせてくれる媒体も随分と増えた。そんな当時の世相を反映させた社会派推理小説でした。 なぜ破産にまで陥るのかや多重債務者の性格分析など詳しく解説されていて興味深かったです。
ただ、そう言う作品だとは理解していても謎解き要素が楽しめなかった上にかなり冗長的です。


No.24 7点 山魔の如き嗤うもの
三津田信三
(2023/01/17 01:25登録)
毎度人間には不可能(に見える)状況を作り出すのがとても上手いです。


No.23 7点 眼球堂の殺人~The Book~
周木律
(2023/01/12 22:08登録)
「西洋と東洋での対称性への見地の違い」や「完全数に1足りない(ように見える)ことにこだわる美学」や「エウクレイデスの5公理から学ぶ推理の方法」など非常に好奇心を刺激される内容が多く自分に刺さりました。次シリーズも読もうと思います。


No.22 9点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2023/01/11 04:54登録)
これはすごい!

【ネタバレあり】




この作品のようにあらゆる不可能状況は連動していて、たった一つの仮説で全てが解けるタイプが私は好みなんだなぁと再認識できました。私はそんな素敵なミステリとあと何度出会えるのでしょうか。
メイントリックは鞠子からすると唯一の「脱出」方法であり非常に怜悧で発明的だと思います。。二重入れ替わりに整合性を持たせるために「秘守家の風習」や「祟り」といった要素が違和感なく挿入されていて、気付かれにくいようになっている。やはりこの辺がホラーとミステリの相乗効果を遺憾なく発揮している言え、刀城言耶シリーズの評価の高さに頷けます。


No.21 8点 凶鳥の如き忌むもの
三津田信三
(2023/01/09 05:44登録)
「首無の如き祟るもの」の評価が高く、これを読みたいがためにシリーズ順に「厭魅の如き憑くもの」と「凶鳥の如き忌むもの」を読んできました。そしてこのサイトでは本作品の評価が低くあまり期待せずに読んだが、個人的には非常に斬新な密室消失トリックで満足しました。

【ネタバレあります】




厭魅〜は怪異とミステリが5:5くらいでしたが今回はほとんどミステリなのが気に入った理由かもしれません。「鳥葬」「鵺喰」「人骨」などたくさんのヒントが出ていたのにあんな悪魔的発想には全く気づけませんでした。
不満点としては糸のトリックや振り子のトリックなど文字の説明でほとんどわからなかったので図面が欲しかったこと。頭の中で想像する力が欠如してるなあと痛感させられました。


No.20 7点 厭魅の如き憑くもの
三津田信三
(2023/01/06 05:58登録)
刀城が先に仄めかした推理の方が衝撃的でこちらに結論に持ってきて欲しかったなと思いました。


No.19 7点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2023/01/02 23:12登録)
ロジカルな推理が魅力的な作品です。


No.18 5点 仮面山荘殺人事件
東野圭吾
(2023/01/02 00:42登録)
リーダビリティが非常に高く、2〜3時間で読めてしまうので嫌いなオチでも許せます。


No.17 5点 ハサミ男
殊能将之
(2023/01/02 00:11登録)
度々挟まれる医師のユーモアが良い。


No.16 7点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2022/12/31 01:42登録)
御手洗の道化っぷりを楽しむにはイイかもしれません。
『暗闇坂』再読後追記: いくら実現可能性が低いからと言ってこの独創的なトリックに5点はないと思い7点に。


No.15 4点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2022/12/31 01:03登録)
作者の筆力と知識量には凄まじいものを感じます。

追記 魍魎の匣は楽しめました。


No.14 6点 御手洗潔の挨拶
島田荘司
(2022/12/27 13:40登録)
ミステリというより御手洗潔の人間性が知れる一冊です。
ファン必読


No.13 8点 屍人荘の殺人
今村昌弘
(2022/12/25 01:29登録)
本格ミステリとして非常に骨格がしっかりしていて、ベテランが書いたような作品だった。


No.12 7点 悪意
東野圭吾
(2022/12/20 09:25登録)
東野圭吾は「たかがミステリ」では物足りないのか斜め上のテーマを提示してきます。


No.11 8点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2022/12/18 16:39登録)
【ネタバレあり】


推理作家が集まる事件ということで作中で「優れたミステリ」の例として「①冒頭の不可解性 ②中盤のサスペンス ③結末の意外性」と語られていましたが,まさにこの迷路館の殺人がそれを満たしていて,綾辻先生のミステリ観が知れてよかったです。


No.10 6点 有限と微小のパン
森博嗣
(2022/12/18 15:32登録)
ラブちゃんが萌絵より魅力的でスピンオフ見たいくらいでした


No.9 7点 数奇にして模型
森博嗣
(2022/12/18 14:56登録)
このシリーズの中で「幻惑の死と使徒」「すべてはFになる」の次に好きな作品です。
「模型」に対しての森博嗣の衒学的な感じがイイ

国枝先生の正常と異常の講義がMVPですね。「大人になるほど単純へ向かう」なるほどと感じました


No.8 5点 殺戮にいたる病
我孫子武丸
(2022/12/17 21:44登録)
執拗なまでの性描写・残酷描写をなんとか切り抜けると、最後に騙されたなあと少量のカタルシスがあった。


No.7 7点 異邦の騎士
島田荘司
(2022/12/17 16:10登録)
ラブストーリーとして、良かったです


No.6 8点 容疑者Xの献身
東野圭吾
(2022/12/17 15:52登録)
映画ではカットされたけど小説には「なぜ数学を学ぶのか」という不良生徒の問いに対する石神の解答が非常に納得のいくものでした。

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