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ミステリの祭典

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じきるさんの登録情報
平均点:6.79点 書評数:260件

プロフィール| 書評

No.240 5点 青銅の悲劇
笠井潔
(2022/04/09 22:24登録)
後期クイーン・ロジックへのアプローチが粘着質に過ぎる。本家矢吹駆シリーズに比べると疲労感を感じる読書だった。


No.239 4点 支那扇の女
横溝正史
(2022/04/09 22:16登録)
横溝作品の中だと残念な出来です。真相は拍子抜けの感ありで、動機や犯行方法もしっくり来なかった。


No.238 7点 小さな異邦人
連城三紀彦
(2022/04/08 09:32登録)
表題作が素晴らしく、誘拐ミステリの名手の面目躍如といったところか。その他の短編も水準以上でバラエティ豊かです。


No.237 7点 太陽黒点
山田風太郎
(2022/04/06 16:26登録)
真相の明かし方等に難点はありますが、読後に色んな意味で強烈な余韻を残しました。


No.236 8点 甲賀忍法帖
山田風太郎
(2022/04/06 16:23登録)
ミステリではないですが、エンタメ小説として大変面白く読みました。


No.235 8点 後巷説百物語
京極夏彦
(2022/03/24 17:46登録)
いつもの巷説らしい世界観と、三部作通しての百介の集大成が心に染みます。


No.234 9点 続巷説百物語
京極夏彦
(2022/03/24 17:41登録)
前作に比べて個々の登場人物をより深く掘り下げており、連作としての物語の妙もある。味わい深い素晴らしいエンターテイメントだと思います。


No.233 9点 落日の門
連城三紀彦
(2022/03/02 11:34登録)
これは素晴らしい。
個々の短編で見ても連城らしい技巧を楽しめる佳作揃いですが、それらを重ねた連作短編集の中にも構図の反転が織り込まれており、唸らされるばかり。
当時のミステリ界では評価されず、文庫化すらされなかったというのが信じられません。隠れた傑作でしょう。


No.232 6点 陰獣
江戸川乱歩
(2022/03/02 11:27登録)
変態的なストーリー展開とラストのオチが上手く噛み合っています。乱歩自身をもじったネタもいいですね。


No.231 7点 自由研究には向かない殺人
ホリー・ジャクソン
(2022/03/02 11:21登録)
高校生の自由研究という視点で進んでいく過程が捜査小説として斬新です。青春ミステリとしても非常に面白かった。


No.230 7点 吸血鬼と精神分析
笠井潔
(2022/02/08 09:17登録)
矢吹駆シリーズ第6作で、ミステリ部分はよく出来てると感じました。カケルの推理が明かされる解決編は圧巻だし、その後のオチも素晴らしいです。
小説としては助長に感じる部分が多く、そこで完成度を損ねてるような……。


No.229 3点 黒死館殺人事件
小栗虫太郎
(2022/02/08 09:01登録)
日本のミステリ史でも並び立つもののない一大建築。
でも、この奇書を楽しむセンスがまだ私には無いですね……。


No.228 8点 敗北への凱旋
連城三紀彦
(2021/12/26 17:10登録)
暗号部分は難解かつ理解不能でしたが、難解であることが物語のキモに上手く絡んできます。壮大な動機を潜ませた真相が素晴らしい。


No.227 8点 オイディプス症候群
笠井潔
(2021/12/22 18:42登録)
前作同様、思想哲学部分とミステリ部分のグルーヴ感が心地良く、作中の哲学論をクローズドサークルという舞台で演出する手腕が鮮やか。ミステリの大筋も不満点が無い訳ではありませんが、満足出来るものでした。
語りがくどいのが瑕だけど、まぁ笠井潔なのでと個人的には割り切ってます。


No.226 7点 煙の殺意
泡坂妻夫
(2021/12/20 12:00登録)
泡坂さんの持ち味である奇妙な逆説を活かした作品集。
個人的には表題作が一番面白かったです。


No.225 6点 白光
連城三紀彦
(2021/12/11 23:02登録)
私の好みの連城ミステリからはやや外れていますが、高水準な技巧が凝らされた作品。
真犯人は存在しているのだが、各登場人物の主観を利用した多重型の要素を同居させることで、独特の味わいがあります。


No.224 6点 鵺の鳴く夜が明けるまで
door
(2021/12/07 16:46登録)
ライトノベルの皮を被ったガチガチの本格。
〇〇トリックを成立させるために、伏線の細やかな配慮が徹底されていて好印象。


No.223 5点 崩れる脳を抱きしめて
知念実希人
(2021/12/07 16:32登録)
読みやすくてあっという間に読了してしまった。
途中の構成にやや無理を感じたのと、仕掛けの一部が透けてしまったため、世評ほどは楽しめなかったです。


No.222 6点 武家屋敷の殺人
小島正樹
(2021/12/07 16:27登録)
数々の謎・トリックは魅力的で、水準レベルはあると思う。
登場人物にまるで魅力がないのと、詰め込み過ぎによって面白みを少し損ねているのが瑕か。


No.221 6点 風よ僕らの前髪を
弥生小夜子
(2021/12/07 16:19登録)
文章が綺麗で、仕掛けも無理なく決まっている。
それなりに楽しめたが、もう一押し欲しいところではある。

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