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ミステリの祭典

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虫暮部さんの登録情報
平均点:6.20点 書評数:2154件

プロフィール| 書評

No.134 5点 珈琲店タレーランの事件簿2
岡崎琢磨
(2014/01/14 22:17登録)
全体を貫く“大きな物語”は面白かった。しかし個々の“短編”として考えれば、特に第一章~第三章は犯人に該当する人物が何故そのような回りくどい行動をとるのか良く判らなくてピンとこなかった。
 あと、“盗作疑惑”については解決していないよね。あれについても“意外な真相”があると睨んでいたので肩透かし。


No.133 7点 一つ屋根の下の探偵たち
森川智喜
(2014/01/07 12:27登録)
ミステリの小ネタを探偵のキャラクターで読ませるタイプの作品かと思ったが、真相には結構驚かされた。
 ただ、数字錠は番号を忘れても時間さえかければ必ず開けられるはず。事故という仮説に付随してその点が一度も語られていないのは手落ちではないか。


No.132 5点 踊る人形 名探偵三途川理とゴーレムのEは真実のE
森川智喜
(2013/12/12 11:34登録)
苦笑の連続。でもまあ総合的にはアリでしょう。


No.131 5点 こめぐら
倉知淳
(2013/12/12 11:31登録)
「毒と饗宴の殺人」には、有栖川有栖に同趣向の短編があるけれど、それと比べて説得力に欠ける、と思った。


No.130 5点 なぎなた
倉知淳
(2013/12/12 11:29登録)
妙に出来不出来の差が激しい短編集。ねこちやんネタに共感。映画ネタは私に知識がないためさっぱり伝わらず。


No.129 3点 キウイγは時計仕掛け
森博嗣
(2013/12/05 10:58登録)
 えー、なにこれ。
 思わせぶりな伏線はどれもうやむや。足の指で引き金を押して他殺に偽装、といったって裸足のせいでばれてるんじゃ偽装になっていない。そもそもそれがどうして息子をかばうことになるのか。キウイ云々て結局なに。
 あと、他作品にも同様の例があるけれど、森博嗣は親から子への情を無条件に強く捉えすぎでは。
 総合的にはキャラクター同窓会というお楽しみ企画以上の何物でもない。
 作者はともかく(森博嗣はミステリの外側から来た、という感じだから)、編集者がなぜこの作品にOKを出したのか不思議だ。


No.128 7点 双孔堂の殺人~Double Torus~
周木律
(2013/11/25 14:21登録)
順調に風呂敷を広げたこの2作目で、作者は綾辻行人のアレと森博嗣のアレを組み合わせたようなシリーズ展開を宣言していると言ってもよいだろう。1~2作目の水準を維持出来るなら、なかなか楽しみなことである。徒に大長編化せずによい塩梅の長さにまとめられている点も好感が持てる。


No.127 5点 狼と兎のゲーム
我孫子武丸
(2013/11/25 14:16登録)
確かにスリリングだしリーダビリティも高いけれど、作者本人が認めている通り"ひどい話”であって、あまり好きなタイプではなかった。


No.126 7点 さくらゆき
篠田真由美
(2013/11/21 17:17登録)
"桜井京介 returns "と謳われているが、それなりに綺麗にまとまったシリーズを再び揺り起こすのは如何なものか。いくぶん趣向が変わっており、少なくとも建築モノではないので、桜井京介が登場する必然性は希薄である。やはり人気シリーズは手離せないものなのか。
 と、読みながら思っていたら、(作者ではなく)"神代宗による"あとがきの中にその点もばっちり指摘されていて、それで結構スッキリしたというか、気軽に楽しんじゃって良いのだなという気分になった。これはメタ的な遊びというか、カーテンコールというか、そういうもの?
 個々の収録作品の出来は良いので、シリーズ上の位置付けとかそういった作品外の事情にとらわれるのも勿体無い。
 しかし34歳の薬師寺香澄て……。


No.125 7点 アリス殺し
小林泰三
(2013/11/18 14:13登録)
特殊ルールを設定して、しかもそのルール自体をトリックに使うという点では西澤保彦あたりを連想した。
 更に本書に於いては、ミステリ的な解決編の後こそが、小林泰三の真骨頂なのである(愛読者として言っておくと、この人の作風に於いてグロテスクな描写は基本。寧ろミステリ部分のほうが残虐シーンを成立させるための付け足しみたいなものですから)。
 それにしても、アリスって不滅のネタだな~。


No.124 6点 彼女の血が溶けてゆく
浦賀和宏
(2013/11/01 11:10登録)
面白かったけれど、ところどころに少しくどい部分があった気がする。もうちょっと短くスピーディにまとめてくれれば、謳い文句通りにノンストップだったのだが。


No.123 5点 珈琲店タレーランの事件簿
岡崎琢磨
(2013/10/30 20:09登録)
巷の声に煽られて、期待し過ぎた。というわけで相対的にちょっと物足りない。
 第五章は、登場人物4人がほぼ偶然ひとつの店に集まっているわけで、流石にやりすぎではないだろうか。
 また、珈琲に因んだ各々の命名を一人称の地の文や台詞で説明してしまうメタ的なネタには首を傾げた。作風にそぐわないと思う。
 ラストの叙述トリックは面白かった。


No.122 8点 びっくり館の殺人
綾辻行人
(2013/10/21 06:46登録)
短めの長編だが、物語に必要にして充分なだけの長さできっちり収めているという感じで、好ましい端正さである。私はあのラストあっての説得力だと思う。あと、新名さんがあんなにさらっと死んでしまうのは悲しい。


No.121 3点 放課後ローズ
船越百恵
(2013/10/21 06:45登録)
文章に紋切型のギャグが頻出して、そのつまらなさに笑ってしまう。ストーリーもあまり褒められたものではない。


No.120 8点 数学的帰納の殺人
草上仁
(2013/10/16 06:43登録)
面白かった。
  ただ、ラスト付近で、呼び出された主人公が、殺されかねないのを承知の上で会いに行くのは、腑に落ちない。
 “ガスの元栓”の件も、なんだそれは、という感じ。
 最後の最後でいきなりSFになったな~、というのはまぁいいか。


No.119 6点 眼球堂の殺人~The Book~
周木律
(2013/10/16 06:41登録)
トリックについては類似する先行作品を幾つか知っている(しかも本書と同じ講談社ノベルス)が、組み合わせ方や演出のおかげでその点が気になる程ではなかった。問題は動機が全く腑に落ちないということ。登場人物たちがあまり"天才”っぽくないし。
 あと、この作品が特に悪いわけではないが、奇妙な建物に様々な人が集められて殺されてゆく、という類の話は、導入部がどうしてもワン・パターンになりがちだなあ、と思った。


No.118 6点 セシューズ・ハイ
天祢涼
(2013/10/07 12:49登録)
謎を設定するスキマを上手く見付けているなあ。ミステリ度はあまり高くないけれど、それに見合った語り口でバランスを取れていると思う。


No.117 4点 神様が殺してくれる
森博嗣
(2013/10/07 12:49登録)
事件の様相はそれなりに興味深かったが、真相、つまりは犯人の行動理由が全く腑に落ちない。或る登場人物に“異常な行動、不思議な行動なんて、犯罪現場にはいくらでもある”という台詞があって、、それはそうかもしれないけれど、ミステリ小説の体裁を持っている以上、それでなんでもアリではいけないだろう。 失敗作だと思うな。


No.116 5点 眼鏡屋は消えた
山田彩人
(2013/09/27 11:15登録)
一人称の文体がなんだか上滑りしている気がする。これをリーダビリティとかユーモアだとか呼ぶのには同意出来ない。
 また、解決編が長過ぎ、一気に収斂してゆくカタルシスに欠ける。
 真相はそれなりに評価出来るネタだと思うから、もう少し演出が巧みならばなぁ。


No.115 6点 キョウカンカク
天祢涼
(2013/09/24 13:29登録)
『キョウカンカク 美しき夜に』と改題改稿のうえ文庫化。
 ネタバレになってしまうが、面白かったけれど、“上手に唆し行動させる” という真相は如何なものかと思う。それが可能だったら何でもアリじゃん。
 “ホワイダニットの新たな金字塔” という謳い文句も読者に与える予断という点で褒められたものではない。

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