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ミステリの祭典

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セシューズ・ハイ
議員探偵・漆原翔太郎

作家 天祢涼
出版日2013年01月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 6点 まさむね
(2014/03/23 23:35登録)
 前作「葬式組曲」といい,舞台設定が達者な作者さんですね。
 ミステリ度合いは決して高いとは言えないものの,政治エンタメ小説とでも言うべき軽快な展開&語り口で,印象は悪くないです。

No.2 6点 虫暮部
(2013/10/07 12:49登録)
謎を設定するスキマを上手く見付けているなあ。ミステリ度はあまり高くないけれど、それに見合った語り口でバランスを取れていると思う。

No.1 7点 黒い夢
(2013/09/09 08:06登録)
父親の跡を継いだ二世議員が秘書をまきこんで、議員生活の中で直面する謎を解いていく連作短編集です。まず各話で提示される謎が国会議員ならではのもので非常に面白かったです。また自らが仕える二世議員を信用していないがゆえに、語り手である秘書が謎や真相について独自に考えていくという部分も非常に良かったです。各所に細かくちりばめられた伏線がきれいに回収されるラストも非常に良かったと思います。

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