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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:624件

プロフィール| 書評

No.444 7点 神様ゲーム
麻耶雄嵩
(2015/12/26 20:12登録)
元々子供向けに書かれている作品だけに、直ぐ読めました。
意外性は相応のものがあり、楽しめたのは事実。
ネタばれになるのでこれ以上言えませんが、この結末を子供が直ぐ
理解できるのかな?
子供向けにこの結末は確かに賛否両論あるかと思いますが、そこは
採点には敢えて考慮しませんでした。


No.443 4点 今出川ルヴォワール
円居挽
(2015/12/19 13:27登録)
本格度が低く、正直期待はずれ。
登場人物表に載っていない人間が多く、人間関係の把握が難しかった
です(こういうの苦手だ・・・)
シリ-ズの他の作品の方が評判良さそうなので、いずれそちらに手を
出してみます。


No.442 7点 江神二郎の洞察
有栖川有栖
(2015/11/22 10:22登録)
江神シリ-ズは短編でもいいですね。各作品の短評を以下に。

<瑠璃荘事件>
江神とアリスの出会いのきっかけは、名作「虚無への供物」
だったんですね。いやはや、それはまた。
<ハ-ドロック>
日常の謎を扱う作品。オチは確かに北村薫氏っぽい。
<やけた線路の上の死体>
これだけは既読作品。鮎川氏のアンソロジ-に収録され、何度
も読みました。今回加筆訂正したとの事ですが、読んでいて
違和感感じた箇所がそうなのでしょう。
<桜川のオフィ-リア>
これはあまり印象に残らなかったです。
<四分間では短すぎる>
なるほど。でも謎の一部は未解決なのは敢えてそうしたのかな?
<開かずの間の怪>
バカバカしいオチだけど、こういうの嫌いじゃないです。
<二十世紀的誘拐>
これもあまり印象に残らなかったです。
<除夜を歩く>
モチさんの作品、作中ではしょぼいトリックと言いながら、なか
なかいいじゃないですか?
<蕩尽に関する一考察>
ほ-、この事件がマリアが推理研に入部するきっかけだったんで
すね。

凡作もありますが、総合的には好印象です。


No.441 6点 若狭小浜殺人紀行
石川真介
(2015/11/12 21:12登録)
鮎川賞受賞作品という触れ込み(?)で知らない作者のものを
読みました。
評価としてはよく言えば無難、悪く言えばありきたりでしょうか。
でもトラベルミステリ好きなので、これでも全然不満はないです。


No.440 6点 呼びとめる女
鮎川哲也
(2015/10/24 10:23登録)
未読の短編集を読みました。以下各々の短評。

<下着泥棒>
まあまあ
<夜の訪問者>
かなり細かいところが伏線になっています
<霧の夜>
有名作品の長編化前の姿。何だかんだで、この作品がベストか?
<或る誤算>
お得意の倒叙もの。ひょんなことから犯行が発覚。
<偽りの過去>
犯罪者が、別の犯罪者の証拠隠しに利用され、犯行が発覚する
皮肉な内容
<牝の罠>
分量のわりに、内容はもう一つか?
<呼び止める女>
アリバイを更に補強しようと、その場の機転でやったことが、
皮肉にも発覚のきっかけとなる、鮎川氏の短編で他にもあった
パタ-ン

全体的に、可もなく不可もない出来でしょうか。


No.439 7点 白昼の悪魔
鮎川哲也
(2015/10/09 21:53登録)
短編集の復刻版より。「五つの時計」以外は未読です。
以下各作品の書評を簡単に。

①白昼の悪魔
犯人があるツ-ルをアリバイ作りに利用。使い方が巧みです。
②誰の死体か
本文中のちょっとしたところが伏線になっています。
③五つの時計
他のところで書評済なので割愛
④愛に朽ちなん
いやあ、このネタは(僕も含めて)僕より同年代以下の方には
判らないでしょう
⑤古銭
これは比較的わかりやすいトリックか?
⑥金貨の首飾りをした女
内容はまずまずですが、タイトルがもう一つかな
⑦首
氏の短編で、これと似たネタの作品があります。
ロ-カル色豊か?

評点は基礎点6点に、名作「五つの時計」があるのでプラス1点。


No.438 6点 「ナイルの甲虫」殺人事件
吉村達也
(2015/09/26 10:32登録)
ワンナイトミステリ-と銘打った、文庫でも200頁
足らずの作品。
近頃多い、無駄に長い作品に辟易している方には
お奨めでしょうか。
ボリュ-ムは短めですが、伏線張りにもぬかりなく、
くどくない程度のどんでん返しも楽しめます。
ただ動機が後付けっぽい(推理不可能)なのでそ
の分減点。


No.437 7点 消えたエ-ス
西村京太郎
(2015/09/25 20:07登録)
氏の作品がトラベルミステリ中心となる前の作品。この頃の作品
には「消えた○○」というタイトルが多いです。
さてこの作品、野球界を扱ったものですが、サスペンス性はなか
なか楽しめます。
作品で扱われる京神ハンタ-ス、どこの球団がモデルか、野球に
そう詳しくない方でも判りますよね?
採点は6点クラスかなと思いますが、僕も関西人なので思い入れ
も入れてプラス1点。

(余談)
作品に出てくる選手名、いやはや懐かしい。
変名とはいえ僕の同年代の○○ファンなら江島投手以外でも殆ど
どの選手がモデルか判るのでは?
投手・・・大林、山元、久藤、福井、小町
野手・・・真岡、掛井、平井、若井


No.436 4点 探偵の探偵
松岡圭祐
(2015/09/20 18:36登録)
まさに「ザ・ハ-ドボイルド」ですね。
こういう趣向の作品が好きな人ならまた感想も異なるのでしょうが、
主人公にあまり感情移入しにくいタイプだけに評価は微妙。
このサイトではこの点数になってしまいますかね。


No.435 5点 首挽村の殺人
大村友貴美
(2015/09/12 15:24登録)
過疎の村で起こる連続殺人。確かに雰囲気は横溝の亜流ですね。
本編の中で、過疎の村ならではの問題点も浮き彫りにされ、そう
いうところは社会派っぽいところもあります。
惜しむらくは文章が読みにくく、テンポがあまりよくない。国内
作品に割に、読破に時間を要しました。


No.434 5点 夜行列車の女
西村京太郎
(2015/08/11 13:20登録)
話し出だしはミステリアスでいいんですけど、結末は平凡というか、
印象に残りにくい感じです。
何ケ月かたつと、内容を忘れてしまいそう(苦笑)。
まあ量産作家の作品は、どうしてもそういう傾向にあります。


No.433 5点 迷宮遡行
貫井徳郎
(2015/08/01 15:26登録)
「失踪症候群」よりやや落ちとみてこの点数。
ネタばれ気味になりますが、結末はやや微妙ですね。
少なくとも、ハッピ-エンドを好む人には歓迎でき
ないでしょう。


No.432 6点 失踪症候群
貫井徳郎
(2015/07/22 19:41登録)
全体的にはまあまあ。
採点6点or7点レベルですが、残念ながら本格色がやや薄い
ので、前者で。


No.431 5点 絶海ジェイル Kの悲劇’94
古野まほろ
(2015/07/15 17:42登録)
う-ん、これはどう書評すれば良いのだろう。
一口で言うと、あまりリアリティに拘らないこの僕の目線
からも、リアリティに欠ける印象です。
(トリックのみならず、話し設定も含めて)

採点のイメ-ジですが、
 6点(基礎点)
-2点(トリックに無理があり、リアリティ無さすぎ)
+1点(読者への挑戦への好感)
こんな感じです。


No.430 8点 ミステリイ・カクテル(推理小説トリックのすべて)
事典・ガイド
(2015/07/06 21:19登録)
この僕がおそらくはじめて読んだであろうガイド集。
推理小説にこういうトリックがあるのだという事で、当時は
大変参考になりました。
但し本の性格上、ネタばれせざるを得ない箇所もあるので、
これから読まれる方はそこを注意して下さい。
採点は思い入れも含めての点数で。


No.429 5点 霧多布殺人湿原
梓林太郎
(2015/06/13 13:56登録)
旅情ミステリは基本好きなんですけど、この作品は
いまひとつインパクトに欠けた印象。
登場頻度が多い割に、あまり要らなさそうな人物も
いましたしね。
僕も一度しか行ったことのない、あの道東の冷涼と
した雰囲気をもっと書き込んで欲しかったです。


No.428 5点 テロリストのパラソル
藤原伊織
(2015/06/08 21:16登録)
東西ミステリにもランキングされている有名作品。
ただ読んだ個人的感想は微妙でしょうか。
その理由は、本格ものでないとかそういう理由ではなくて、
この事件の犯人の動機が理解できない・・・
あの時代(全共闘時代)に青春を過ごした人なら理解でき
るのかな?
ちょっとモヤモヤが残る読後感です。


No.427 5点 崇徳伝説殺人事件
内田康夫
(2015/05/27 19:47登録)
氏の作品を読むのは多分はじめてです。
題名からみて、崇徳上皇の怨霊に関するあらたな解釈等が
盛り込まれた歴史ミステリかと思いきや、そういう側面は
以外に薄く、ややもの足りないか。


No.426 5点 白ゆき姫殺人事件
湊かなえ
(2015/05/18 20:08登録)
関係者の証言でつづられる、氏お得意の展開。しかし、これいかにも映像化
向きの作品ですね(実際映画化されている)。
ミステリとしては、犯人を推定できる伏線に乏しく、「告白」や「高校入試」
よりかは低めの評価。

(余談)
巻末に膨大な関係資料ありますが、これ読まないといけないのですかね。
これを全部読んでも、この中に重大な伏線はないだろうと勝手に判断(?)
し、殆ど読んでいません。
SNSをやらないこの僕にとっては、これを全部読めというのはキツイもの
があります(苦笑)。


No.425 6点 「野菊の墓」殺人事件
日下圭介
(2015/05/10 17:17登録)
謎解き面では傑出したものはありませんでしたが、著名作
「野菊の墓」のゴ-ストライタ-説を追う話しの展開で、
そちらも含めて、結構楽しめました。
氏の作品は初めて読みましたが、乱歩賞受賞作家なんです
ね。敬意を表して他の作品も読んでみましょう。

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