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ミステリの祭典

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天城峠殺人事件
浅見光彦

作家 内田康夫
出版日1985年09月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 mediocrity
(2019/03/08 02:49登録)
長編とはなっているが250ページですぐ読める。文庫書下ろし。
『崇徳伝説殺人事件』は酷評してしまったが、この作品はトリックは簡単だがしっかりしているし、映像化前提のトラベルミステリとしては上質な部類だと思う。
気になったことは、1章最後で「まだ身分のばれていない」浅見に事件の目撃者の住所を教えてしまう警察。推測に過ぎない状況で兄貴の刑事局長に頼み込んで警察を大々的に動かしてしまう強引さ。その割に盛り上がりに欠けるクライマックス。
作者の政治的な信条を登場人物に語らせる悪癖はこの作品でも顔をのぞかせるが、まあ許容範囲か。
光文社版解説は鮎川先生。6ページに満たない文章だが楽しい。

No.1 6点 測量ボ-イ
(2016/05/02 09:14登録)
まあまあ楽しめますが、謎の構成が素直で、捻りが少ないのが
不満点か?捻りすぎよりかは良いですが・・
読みやすさは好感持てます。

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