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ミステリの祭典

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あるさんの登録情報
平均点:6.39点 書評数:56件

プロフィール| 書評

No.56 2点 仮面同窓会
雫井脩介
(2015/09/02 01:19登録)
雫井さんの作品は好なものが多いので,本作も期待して読んだのだが…。
物語そのものはテンポ良く,ミスリードされたり秘密が明かされる流れなどは作者の持ち味が出ていたように思う。

…が,いかんせん読後感が悪すぎて。
誰も映像化したがらない作品だろうし,結論としては嫌いな作品だ。


No.55 5点 終末のフール
伊坂幸太郎
(2013/09/13 16:19登録)
短編集は苦手だったのですが,「死神の精度」はとても良かったので,こちらの本も手にとってみました。
伊坂氏らしい洒脱さやユーモアはところどころにちりばめられていて楽しく読めたのですが。。なにかまとまりに欠けた感じがします。


余談。
何度か登場した腹痛や吐き気のシーンが,ラストに何か関わっているはず!と勝手に想像して読んでいたのですが,結局,何も関係ありませんでした(笑)


No.54 7点 クリムゾンの迷宮
貴志祐介
(2013/03/08 00:37登録)
最近,漫画家されましたね。
映像化も出来るかな??

「弁当もあるしな…」

一番怖い台詞でした。


No.53 8点 死神の精度
伊坂幸太郎
(2012/09/11 11:59登録)
 死神の発する警句や,ときにコミカルな言い回しがツボでした。
 伏線の回収のされ方など,私はこういう伊坂作品が好きなんだなぁ…とあらためて気付かされました。
 ぜひ続きが読みたい作品です。
 


No.52 8点 マリアビートル
伊坂幸太郎
(2012/08/16 00:12登録)
走行中の新幹線の中は殺し屋だらけ…。

展開が早い上に,伊坂作品の軽妙な語り口自体が好みなこともあり,あっという間に読み終えてしまいました。
「機関車トーマス」の知識が少しあるとさらに楽しめます(笑)


No.51 6点 真夏の方程式
東野圭吾
(2012/08/13 23:17登録)
期待が大きいが故に採点が辛くなってしまいがちですが,同時期に読んだ麒麟の翼よりも面白かったです。
特に子供との会話は良かったなぁ…。

ただ,献身は理解出来るとしても,みなさんがおっしゃっているように犯罪者に対する湯川先生の姿勢に疑問を感じます。


No.50 5点 ジェノサイド
高野和明
(2012/08/13 23:06登録)
私の知識不足のため,専門用語の多さが少し疲れました。科学的な知識が多少なりともある方であれば,もっと楽しめたのだろうと思います。

良くも悪くもハリウッド映画にありそうなお話でしたが,きちんとまとめている点には好感がもてます。


No.49 5点 過ぎ行く風はみどり色
倉知淳
(2012/01/26 00:53登録)
「星降り‥」に続いて読みました。
作者の爽やかな文章が悲惨な事件をそう感じさせない不思議な魅力がある小説でした。
探偵役の猫丸先輩や,小説ならでは‥なトリック?は好みなのですが,小説中に語られるように,幸運に支えられた犯罪である点が少し。


No.48 7点 密室殺人ゲーム王手飛車取り
歌野晶午
(2011/12/23 01:06登録)
日頃,東野圭吾のような作家ばかりを読んでいるので,こういった作品は新鮮で面白かったです。
2.0とマニアックスも読みましたが,この作品に登場する頭狂人の冷めた視点が一番好きです。


No.47 8点 空飛ぶタイヤ
池井戸潤
(2011/11/29 01:37登録)
タイトルを見たときは,そういうトリックが使われる殺人事件の小説なのかな?とか思っていました。

‥が,中身はけれん味の無い真っ直ぐな社会派小説でした。
実際に起きた「事実」といくつかの「真実」にフィクションとしてのストーリー性や面白みを膨らませてあり,一気読み出来る作品です。

ベタなんでしょうが,亡くなった母親の息子が書いた「サンタさんへのお願い」には涙がホロリときました。。


No.46 7点 星降り山荘の殺人
倉知淳
(2011/08/25 01:01登録)
良くも悪くもバカバカしさが魅力の作品なのでは?
「本格」の意味をあまり理解していない私は気持ち良く騙されました。
こういった小説ならではの魅力は好きです。


No.45 8点 首無の如き祟るもの
三津田信三
(2011/08/25 00:43登録)
最初の内は,私にとっては漢字の多さが少し辛かったですが,終盤の推理が展開される辺りから一気に加速。
三段落ちのように真犯人が告げられるところなんてもう!
ホラーなだけでなく,おしゃれな雰囲気すら漂う終わり方も秀逸。


No.44 9点 弁護側の証人
小泉喜美子
(2011/06/04 00:16登録)
予備知識なく読んだのですが,綺麗に騙されました。
11章まで行ったときに,「えっ?ええっ!?」となり,思わず今までの内容を読み返していました。
小説ならではの,シンプルなトリックが気持ち良かったです。


No.43 6点 新世界より
貴志祐介
(2011/06/04 00:09登録)
最初の200ページくらいは「長いな~」と感じてしまい,斜め読みをしてしまったのですが,下巻に入ってからは一気に読まされました。

呪力=魔法という感じでハリーポッター風な流れから,「クリムゾンの迷宮」風なバトルもあり,成人男性ならば楽しめると思います。


No.42 4点 パラドックス13
東野圭吾
(2011/05/24 00:52登録)
震災後であれば,作品としての発表は難しかったかも。
遺伝子のことまで考えて国を作り生きていこうとする主人公・兄の心意気が,可能かどうかはともかく凄いなぁ‥と。

話の内容と余り関係はないのですが,ヤクザ屋さんだけは同じ運命になってしまったのかな?自業自得だけど,ちょっと可愛そう。。


No.41 6点 隻眼の少女
麻耶雄嵩
(2011/05/24 00:43登録)
麻耶雄嵩さんの作品は初めて読みました。
会話重視でなりたっていくストーリーが読み慣れないためか,200ページくらいまではイマイチ消化不良でした。
‥が,後半に入るとページが進み,最後のどんでん返しには驚かされました。
「物証」よりも「話術」で犯人を特定しているような感は否めませんでしたが‥。シリーズ化出来そうな感じですね。


No.40 2点 疑心
今野敏
(2011/02/16 00:28登録)
「隠蔽捜査」シリーズを重ねる事につまらなくなっていくのが残念。
お笑いなんだか真面目なんだか‥作者の他の作品を知らないことが原因なのかもしれませんが,もういいかなと。


No.39 6点 トキオ
東野圭吾
(2010/09/03 01:02登録)
この本を読む前に「白夜行」を読んだせいで余計にそう感じたのかもしれないが(笑),心が暖かくさせられた作品。

病気だと分かっていて,産んで育てるのはどれほどの強い気持ちが必要なのだろう‥?


No.38 5点 ダイイング・アイ
東野圭吾
(2010/09/03 00:50登録)
まだ東野作品は半分くらいしか読んでいませんが,今まで読んだ中で一番エロいと感じました(笑)
そのせい?か,瑠璃子のキャラが他の東野作品にはいない感じで印象的でした。


No.37 6点 白夜行
東野圭吾
(2010/08/24 00:08登録)
主人公の二人の内面を描くシーンが一切ない点が魅力のひとつなのだろう。
そのため感情移入があまり出来なかったが,読み終えてみると脇役のキャラが立っているようにも感じた。
一成と江利子には幸せになって欲しかったなぁ‥。

ただ,どうしても雪穂が好きになれない。というか嫌い。
金のために人を裏切るのならまだしも,気に入らないという理由だけであれだけのことを「亮司に」させるのが可愛そうで。。

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